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Dr.ハウス s7#22 時間外診療

Dr.ハウスは次のシーズン8でファイナル。今シーズンも次回が最終回のせいか、ハウスはいつもの馬鹿だが、ハウスだけでなく戻ってきた13も無茶をやる。もうタイトルが秀逸。皆さん時間外診療。おまけに病院外。今回は病院での診療シーンはない。
s7#22 時間外診療 #drhouse (Dlifeで 2015年2月26日に放送)

だから、いつもの展開とはちょっと違うのだけど、各自が抱えている問題と治療が終わって、皆が集うのはいつもの診察室。というか、そこに一人二人と皆が集って来る朝のシーンがすごく美しい。

自分が海外ドラマを観るのは、時たまこんな神懸かりなシーンを見せてくれるから。
個人的な趣味だが、今回のDr.ハウス s7#22は、たどりつけばアラスカ(Northern Exposure)の s2#5 "Spring Break"の春が訪れたラストシーンや、ウォーキングデッドの s4#12 "Still"の炎上シーンに匹敵するかも。

まず、マスターズが来て、消えた13だったがまた現れたかと思ったら、何と消えたのは服役していたわけで、その時刑務所で知り合った女性が刺されて頼って来る。ハウスはハウスで右足を治せるかと無許可の試薬を試したら、その試薬を試していたマウスに血腫ができて死んだことから、自分で自分を診察して血腫を発見して取り出そうと、自室で自分で手術をして出血して二進も三進もいかなくなってカディに助けを求める。

その道中で「だめだ赤信号だぜ、この腐れ野郎」とカディの養女レイチェル。「海賊の真似しちゃ、だめ。そういうこと、貴方があのアニメ見せたのね。まだ3歳よ」とカディに叱られるハウス。レイチェルが可愛い。

13は応援にチェイスを呼んだり、刺された患者を助けるヒントを得ようと、病院へ運ばれ意識朦朧のハウスに電話したりして深夜の物語は交差もする。必要なヒントを与えた後に「女が三人来た、切るぞ」なんて悪ぶるハウスだが、来たのはERの女医とカディとレイチェルだったり。

その他、今回のエピソードにはタウブの話もあるんだが、詳細は見ていただくとして、その結果フォアマンとストリップクラブに出掛けたタウブは、ストリッパーに殺されかけるというか、まあいろいろあって、最初に言った早朝の診療室に、皆が揃っていくという美しい朝のシーンを迎える。

海外ドラマのコーヒーってのは、奥様は魔女の頃からの魔法の飲み物だ。

そして、目覚めたハウスの側にはウィルソンが居たりする。「誰にいてほしかったんだ?手紙が届いている」といって読み上げる。「脚が良くなりますように。またいっしょに遊べたらいいね。このくされやろう」レイチェルからだった。

そして、トイレに行きたいと無理して立ち上がろうとするハウスに、肩を貸すウィルソン。

「馬鹿な奴だ。掴め。冗談でなくこのままじゃだめだ。何かを変えなきゃ」「先にションベンしていいか。わかっている」

美しい物語だった。

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