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強いリーダーシップよりも大切なこと|#尾道市議会選挙 #統一地方選2023

統一地方選2023が終わりました。僕は広島県の尾道市議会選挙に関わりました。

今回の選挙に関わってみて感じたことを文字にして振り返ってみました。

少し長いですが読んでみてください。


はじめに

あらためまして。田中トシノリです。5歳と2歳の娘を子育て中です。趣味は畑と映画とバスケ。広告・宣伝の仕事や、大学の非常勤講師などをしています。

2011年の震災以降、社会や政治への関心が高くなり、様々な活動をしてきました。その中には、国政選挙のボランティアや、友人の市議選立候補の広報の手伝いなどもありました。下がり続ける投票率を上げるためのキャンペーンに取り組んだりもしました。


子育てお母さんのチャレンジ


そんなある日。
尾道市、しまなみ海道沿いの因島に住む子育てお母さん、むらいあつこから電話が鳴り、半年後に控えた尾道市議会議員選挙にチャレンジすることを聞きました。




僕と同い年の41歳で、同じく2人の幼い子どもを育てるお母さん。彼女が社会に対して活発に活動をする様子はFacebookを通じて知ってはいましたが、会ったことあるのは1、2回だけで、ちゃんと話をしたことはありませんでした。

ただその時は直感で、彼女のチャレンジをサポートすることにしました。不思議と何か惹かれるものがありました。

「選挙に勝ちたい」「議員になりたい」ということではなく、何か大きなヴィジョンのためのアクションとして選挙を選んだ、ということを感じたのだと思います。

僕はポスターやリーフレット制作の手伝いをすることにしました。


前回(2019年)の選挙データ

4年前、2019年のデータ
広島県尾道市
人口:13万7千人
有権者数:11万4千人
投票率:57.7% (前回より6.8%ダウン)
定数:28人。うち女性は1人
(その女性の方は28人中最下位でした)
当選ラインは約1500票

https://seijiyama.jp/area/card/3624/hG_wbg/M?S=lcqdt0tglh0k


当選して当たり前?


むらいあつこも旦那さんも因島出身。お互いの両親ともに、それなりに顔が広い。そんな恵まれた環境のもと、立候補。

「そりゃ受かって当然でしょ」

そんな声も聞こえてきました。最初は僕もそう思いました。ですが、ちょっと待ってください。状況は恵まれているかもしれませんが、実際に歩むのはまた別の話なんです。


僕の話に置き換えてみます。

僕がいざ自分の地元で「市議会議員選挙に立候補します!」と言ったとします。
両親ともにこの地域の出身で、父親は仕事の関係や長年のゴルフの付き合いなど、地域からある程度の信用を得てる人だと思います。

ですが実際問題、本当にやってみろと言われたらできないと思います。

自分の家族、両親や親戚、近所のおっちゃんおばちゃんらを巻き込んで、頭下げて、自分の笑顔の写真と名前と学歴を書いたチラシを配りまくる。それまで全然連絡とってなかった地元の同級生に、「久しぶり!昔は色々あったけど、選挙出るし1票入れてくれ」と言ってみたり。

もし落ちたりしたら帰る故郷を失ってしまうかも、という不安もあります。

なにより、それら全ての人たちに、近所だからとか、同級生だからとか、思想とは全く関係ないところで協力をお願いするのは本当に大変ことだと思います。

自分の主張や思想を曲げずにどこまでやれるか。自分を保てるのだろうか。

僕には到底やれません。


むらいあつこを横で見ていても、その大変さはよく伝わってきました。

さらに、尾道市民はそれまで、28人中1人しか女性議員を選んでこなかったわけです。

「夫より前に立つな」とか「子どもがかわいそう」とか、女性や母親が政治にチャレンジすることに対する風当たりは、相当強かったと思います。

僕ならとっくに投げ出してるか、ちゃぶ台をひっくり返すかしてる場面でも、彼女はグッとこらえ、流されそうになりながらも、なんとか自分を保ち続けました。

そんな彼女の心の支えとなったのは、強い信念と、信頼できる仲間の存在なんじゃないかなと思います。

子どもたちへの責任。未来を良くするために自分が立ち上がる。でも今、寂しい思いをさせたくないというジレンマ。

彼女とヴィジョンを共有する仲間たちが、くじけそうな心の支えとなったんだと思います。





選挙期間が近づくにつれ、いろんな試練がありました。

家事の合間、少しでも子どもたちとの時間をつくりたいと思っても、日夜いろんな言葉や要求が飛び込んできます。必要書類の提出や、大量のメールの返信、様々なアンケートなど、きっと休む暇もなかったでしょう。

そんな困難も、信頼関係で繋がる仲間で支え合い、一つひとつ乗り越え、チームの結束も強くなっていきました。




何をやるかよりも誰なのか?


ところで、僕は家族でマルシェによく出かけます。友人、知人、顔の見える人から買い物するのは気持ちがいいですよね。何を買うかというより、誰から買うかが無意識に優先されているのかもしれません。

選挙において、何をやるかが最も重要なのは当たり前のことですが、誰なのか、信頼できる人なのか、もっと言えば、その人に投票すれば安心なのかどうかで、多くの人は選んでいると思います。

むらいあつこの魅力は、多様な年代と価値観の人たちが信頼を寄せている、その人柄だと思いました。

彼女が誰なのかはもちろんのこと、彼女の人柄を伝えることを一番に、リーフレットやポスターなどの広報を考えました。


2種類のリーフレット


バイブス選挙


※選挙のど素人です。また、誰にでも当てはまる話でもないです。冗談半分で聞いてくださいね!

名付けて”バイブス選挙”。むらいあつこには失笑されましたが、なぜか信頼して動いてくれました。

バイブスはいろんな意味がありますが、僕の解釈は、ただテンションが高いとかそういうことではなくて「周りの人を巻き込む、気持ちの良い情熱」みたいなイメージです。

むらいあつこは非常に熱い女性です。同じ熱さを持った人には心地よいですが、彼女のことを全く知らなくて、尚且つ、少し冷めた状態にいる人にとっては、熱苦しいというか、受け入れがたい存在になる可能性があると思いました。

また、選挙がいつなのか、案外みんな知らないです。これは投票に毎回行ってる人でも、
「今年は選挙だね。で、いつだっけ?」
とよく耳にしました。

なので、早めに熱くなりすぎても、肝心の選挙期間には熱が冷めてしまうかもしれません。

このバイブス選挙の肝は、徐々にバイブスを上げていくということです。
(これって僕が映像をつくる時の編集にも似てるんですよね。)


一人ひとりに会って熱量を伝える


この戦略は当初、リーフレットのコンセプトでしたが、後に選挙参謀をお願いされることになり、選挙全体の戦略にしました。

むらいあつこを当選させるためには、まずは、親戚、地域の人たち、同級生に応援してもらう必要があります。これは、本人にがんばってもらうしかないので、僕は役に立てません。僕からむらいあつこに提案したのは1つだけ。

「一人ひとりに会ってチャレンジすることを伝えてほしい。」

なんだ、それだけかよ。当たり前じゃん。そう思われるかもしれません。
でも、これがとっても大事だと思いました。

もし、あなたの友達が選挙に出るとします。そのことをある日、別の友達から聞いたらどう思いますか?ちょっと寂しくないですか?

では、もしSNSで知ったらどうでしょうか?

もし、新聞で知ったら?

そんな大事なこと、友達ならば本人から聞きたいですよね。僕はそう思っちゃうタイプです。なんなら、決意する前に相談してほしかったと思うかもしれません。


友人や知人にはとくに、ちゃんと1対1で。電話やメールじゃなく、できるだけ直接会って伝える。

立候補を決意してから毎日、家事・育児、子どもの送り迎え以外の時間はすべて人に会っていたと思います。リーフレットは1人ずつ手渡し。これを何ヶ月も続けました。

その間、地元の新聞では、立候補の表明が続々と掲載されていきます。

「そろそろ新聞に載せてもらったほうがいいのでは?」

むらいあつこ本人も焦ってきます。なかには、「選挙は早く知ってもらった方が有利なんだからさっさと掲載してもらったほうがいい」とアドバイスくださる方も。

地域の人、知り合い、友達、みんなに直接言い終わったかなというタイミングで、SNSと新聞で公表しました。全候補者の中ではかなり最後の方になりました。選挙まで残り50日を切る頃でした。


僕の想像ですが、すでに直接本人から決意を聞いていた人は、その投稿や新聞を、驚きや戸惑いではなく、好感を持って受け入れ、人によっては自分の友人・知人に記事を見せたかもしれません。「これ、私の友達よ」って。

全ての有権者に会うことは不可能ですが、彼女の魅力を、自分の意思で、自信を持って伝えてくれる人が増えれば、より多くの人に知ってもらうことができるはずと考えました。

女性に票は入るのか?


親戚、地域の人、同級生、知り合い、友人、、、それだけでは足りません。

では、投票に行かない人の票を掘り起こす?

僕の経験上、それはオススメしませんでした。

約10年前から始めた大学の授業で、二十歳くらいの学生たちと社会や政治の話を毎年してきました。理由は様々ですが、学生たちのほとんどが、選挙が好きじゃない。というか、どうでもいい。

学生たちと対話を重ねてきた結果、選挙に関心のない人に「選挙に行こう」と呼びかけるのは、靴を履かない裸足の文化の人たちに靴を売ろうとするようなものだと気が付きました。

いくら雄弁に、靴の魅力や便利さ、必要性を語ったとしても、裸足の文化の人にとってはどうでもいい話です。必要としていないものを売りつけるなんて、コミュニケーションとしても少し乱暴です。まずは、靴を履く習慣が生まれなければ、靴を買う人は現れません。

学生たちとの対話を通して、投票率を上げるのはとっても難しいことだと痛感しました。

今回の選挙においても、あくまでいつも投票に行っている人、選挙に関心がある人にフォーカスすべきだと思いました。

今回の選挙のカギは、女性に票が入るかどうかでした。

それまで尾道市議会は28人中、女性はたった1人だけ。周りの自治体や、日本全体の選挙を見れば、若い女性が増えたり、トップ当選のニュースがあったりと、新しい風が吹く予感は感じてましたが、それも蓋を開けるまでは分かりません。

今回、女性候補は5人。全員選ばれたとしてもまだまだバランスが悪い状態。

尾道は変われるのか?それとも?
ある意味、尾道市の有権者が試された選挙でもありました。


選挙期間までの残り時間。やるべきことは何か。最初に立てた計画に縛られることなく、いろんな情報をもとにその都度、臨機応変に軌道修正していきました。

むらいあつこからバトンを渡されたチームのみんなは、強い信頼関係のもと、それぞれ精一杯動いてくれました。その輪は、着実に、少しずつ外へ外へと大きくなっていったと思います。


いよいよ選挙期間という名のお祭り


投票日の1週間前が告示日。この日から投票日までが選挙期間と呼ばれ、堂々と選挙運動ができる期間となります。じつはそれまでは、「立候補します」とか「1票お願いします」などを言ってはいけないなど、目立った活動が制限されています。

しかしこの日からは、街中の掲示板にポスターが貼られ、選挙カーが候補者の名前を言いながら走り、街頭でマイクを使って演説したりと、まるでお祭り騒ぎのような雰囲気になります。

告示日は、そんなお祭りの始まりの日。

その日は朝8:30までに市役所へ行き、立候補届を提出して、正式に立候補者となります。その時に、くじ引きをします。そのくじの番号で、掲示板上のポスターの位置が決まります。


その他にも、

・「選挙カーや街頭演説などの選挙運動を許可された者ですよ」っていうのが分かるための許可証や腕章

・選挙期間中のみ配布が許されるビラに貼るシール4,000枚

など通称”七つ道具”と呼ばれる物が、くじ引きの後に配られますが、それら全てに、くじで引いた番号が印字されます。


それだけのことなんですが、なにせ選挙です。

事務所開きには神事をおこなったりするくらいですから、数字も重要です。何かしらあやかりたいものです。


候補者本人が会場に来ている人もいましたが、ほとんどが代理の人でした。むらいあつこ本人が因島から朝早く出てくるのには色々とタイムロスがあるので、僕が代理で行きました。

その頃むらいあつこは、スタッフや親戚と一緒に因島の事務所で待機していました。番号の入った”七つ道具”を僕が持ち帰るのを待っている状態です。それがなければ選挙カーを走らせることもできません。

くじ引きは2回。1回目は、くじを引く順番を決めるくじ。

定数28人に対して、立候補者33人。1回目のくじに書かれた番号順に33人が並び直されます。1回目のくじ、何番だったか忘れました(笑)

そして、2回目のくじ。僕の番がきました。

選挙管理委員会のおじさんが、神社で引くような棒のくじの束を持って差し出してきます。

最初に目に飛び込んできた棒を掴むと、番号は3でした。

早い番号だったらいいなと思っていたわけではありませんが、なんとなく「良い番号を引いたぞ!」と思いました。

会場の外に出て、さっそく事務所で待機するむらいあつこに電話。

「3だったよ!」

すると、電話の向こうにいる多勢の人たちに向かって

「3だって––!」

と叫ぶ声が。事務所では、なんだかよく分からない歓声が上がっていました。

電話越しにそれを聞いて、いよいよお祭りが始まったという実感が湧いたのを覚えています。

市役所を出て車で30分。事務所に着いてみると、3が不思議な番号だったのが分かりました。

まず、その日の朝のInstagramのフォロワーが333人でした。

そして、書きかけの選挙ハガキの束が机に置いてあり、メモ書きに333枚と書いてありました。

これは後日談ですが、同時に行われていた市長選。接戦の末、303票差で命運が別れました。

他にもいろんな場面で3という数字が現れました。この記事の中を探してみてください(笑)





選挙結果


選挙といえば、選挙カーで名前を連呼するアレ。僕はあまり好きではありませんが、いろんな方々のご意見などを取り入れ、やることになりました。もちろんやるからには、みんな精一杯やりました。


怒涛の7日間を終え、投票日。

開票は投票日の夜から始まり、開票結果は22時45分から30分ごとに、市のHPに少しずつ発表されていきます。

事務所では、スタッフと親戚の方々が集まり、固唾を呑んで見守ります。30分がたったの5分のように感じられました。

前回の当選ラインは1500票でした。

最初の発表は600票。開票率は21%

30分後の発表では1200票。この時点で開票率は45%、約半分。

23時45分の発表は、3000票でした。
この瞬間、当選が確定し、事務所は歓喜に包まれました。



むらいあつことスタッフは抱き合い、親戚の方々や地域の年配の方々は度肝を抜かれたように驚き、喜んでいました。

80代の後援会長のおじさまも、「ギリギリかと思っていたら、まさかこんなに」とコメント。

結果は3,167票のトップ当選でした。

投票率は戦後最低と言われる56.34%となりましたが、女性は5人中、4人が当選となり、尾道市議会に新しい風が吹いた結果となりました。

因島からは初の女性議員の誕生だそうです。



ちなみに、同時に行われていた広島県内の選挙のうち、東広島市と呉市でも、新人の若い女性がトップ当選を果たしたそうです。



選挙を終えて

9歳の少年の言葉

「みんなで楽しく暮らせる社会をつくるには、話し合いをすること」

むらいあつこの息子の言葉です。僕もこれに尽きると思います。


与党だろうが、野党だろうが、自民党だろうが、共産党だろうが、投票に行かない人だろうが、世界の大多数の人々が「みんなで楽しく暮らせる社会をつくりたい」と思っているはず。意見は違えども目指す方向は同じ。


であれば、分裂するのではなく、立場や肩書を外して同じ人間として繋がり直すことが大事なのでは。その第一歩が「話し合いをすること」。

9歳の子どもが言っているこの言葉のイメージは、国会で議論してるあの感じではなく、”対話”だと思います。

揚げ足をとって論破するのではなく、お互いの意見を聞き、気持ちを知る。そして、価値観の違う人間として認め合う。

まずはそこから始めないといけないと、9歳の少年は教えてくれているのかもしれません。


子育てをしていて対話ができているか

意見の違う人をただ認める、言うのは簡単ですが実践するのはすごくむずかしいです。僕は最も身近な家族、5歳の娘にすらそれができていません。彼女の考えをちゃんと、価値観の違う一人の人間の意見として、認められていない気がします。

子育てをしているとなかなか心に余裕が持てないもの事実ですが、対話の大切さは、いつも身近な存在、とくに子どもたちが教えてくれている気がします。


今の選挙のままでいいのか


多数決で決める選挙。負けた人に投票した人たちや、少数派の意見はどうなるのか、という問題があります。

少数派の意見をすくい上げるために選挙に勝つ、という考えもあると思います。僕もこれまでその考えで活動してきましたが、ある時思いました。自分たちと相反する意見の人たちはどうなるのか?

自分たちの意見が多数派になれば、相反する意見は退けてしまうのではないか。

下がり続ける投票率と、分断を生み続ける選挙と政治。このままでいいのかなーって思うんです。誰が勝とうが、相手を負かすだけなのであれば結果は同じなのではないかと思うんです。

選挙も政治も、最初の頃はよかったのかもしれませんが、今の時代に合っていないと思うんです。

このやり方をアップデートするだけじゃダメなんじゃないかなって。もし間違った方法であったなら、いくらアップデートしても意味がない。全く違う方法を始めないといけないのではないかと思っています。


強いリーダーシップよりも大切なこと


むらいあつこの周りには、たくさんの人がいました。似たような人ばかりではなくて、多様な年代と考え方の人たちが。

今回選挙で集まったチームの中には、僕を含めて、はじめましての人が多かったにも関わらず、チームがまとまって、それぞれがのびのびとやりがいを持って動いていたのは、中心にいる人物との1対1の信頼関係がしっかりと築けていたからだと感じました。

リーダーが強すぎると、周りの人は指示待ちになるし、失敗を恐れて思い切ったことができなくなってしまうのかもしれません。

中心にいる人が、周りの人にバトンを渡し、渡された人も自分の周りにバトンを渡す。そのうち、いろんな中心が生まれていく。有機的なつながりっていうんでしょうか。それでもバラバラにならず、結束している。

今回見せてもらったのは、そんなイメージでした。

こういう輪が社会に広がっていけば、誰かに任せる仕組みに頼らなくても、小さく助け合える社会がつくれるんじゃないかという希望を見せてもらえた選挙でした。

長文、最後までありがとうございました!


※ご注意

何が正解だったか、何が効果的だったのかなどの、答え合わせをすることはできません。
候補者の特徴や状況、地域の特性、時代の流れなどで、やり方はそれぞれです。ここで書いたことは役に立たないことばかりかもしれません。
選挙や政治に関する僕の考えや、戦略など、好き勝手自由に書いているだけですので、冗談半分に聞き流してくださいね。

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