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脊柱の可動域アプローチ

現在位置聞いた時、緯度経度送ってくるやつ滅茶苦茶ダルい。
小林です。


肋堆関節のモビリティを出していきましょう。
肋骨と椎体の繋目です。


先ずはうつ伏せになります。
棘突起を触診しましょう。

人によって腰椎部分の前弯が強かったり、脊柱起立筋発達により棘突起の触診が不可能だったりします。

埋まっちゃってる棘突起はリリースや触診できる様、埋まっているモノを掘り起こしたいです。


今回は肋堆関節に対してアプローチを行っていきます。

第1-第12まで存在する肋骨ですが第1-第3は殆どアプローチが不可能であり、第11-第12肋骨に関しても浮遊緑であるため強くアプローチは避けたいです。

実際にはその間に位置する第4-第10肋骨辺りになります。

シンプルに棘突起横に位置する脊柱起立筋を引き剥がす様に、指圧するのもアリだと思います。


少し話が反れますが皮膚軟部組織をアプローチしている確認方法があります。前屈を行う事で可能になります。

先ずは何も考えず前屈を行いましょう。
その可動域やスムーズさを覚えておいて下さい。

うつ伏せになります。脊柱にかき集めるよう、手で皮膚軟部組織を動かしてみて下さい。

また前屈を行います。
めっちゃ行きやすくないですか?

筋肉何も緩まってないですが、可動域が出ます。

前屈をする際、棘突起は背中側に飛び出してきます。
この時背中の組織がガチガチだったら飛び出してこれませんので、可動域に制限が掛かります。

あらかじめ皮膚軟部組織をかき集め周囲の組織を緩める事で、可動域改善が可能になります。

脊柱に皮膚軟部組織をかき集めるよう、テーピングをまいて生活するとその日一日、可動域が滅茶苦茶出やすくなります。

一説によると可動域は脳からきているとも言われていますので
動きやすい状態で繰り返し動作を行い、脳にその動きや可動域を覚えさせることで、可動域改善が可能になるかも知れません。


話を戻します。

脊柱の両側に位置する脊柱起立筋群に指圧を加える方法が一つ。

他には脊柱の両脇にグーにしたこぶしを当て、指圧を与える方法も良いと考えます。

施術される側に息を吸って頂き、息を吐きます。吐き切ると同時に圧を加える方法です。

胸椎伸展が苦手な方に対しても有効だと考えます。

フラットバック姿勢や胸椎後弯が殆ど見られない方に対しては、必要のない手技かと思います。


おわり。

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