予期しない変更があったときの施主の心構え

結論から述べると

前より良くなったと頭を切り替えること

これに尽きる。

家を建てていると、その時々で何かしら問題は出る。
それが施主と相談するような表立ったことになるか、施主に相談しても不安を煽るだけだから現場サイドでうまく解決する時も。
こんなことはどんな現場でも大小何かしらある。

その時施主の反応は二つに分かれる。

えー!そんなことになっちゃうの?なんとかして!!変更はあり得ない!

大丈夫です!信じてるんでお任せします!

我々としても望んでそう言う事態を起こしているわけではないから、どうやったら変更を最小限にできるか、またはもっと良い提案が出来ないかを考える。

資料集め
見積もり集め
話し方を考える
何案も用意する
パースを用意する
など
やることは決めた時の数倍にもなる。
自分たちのせいであってもメーカーの間違えでもフロントに立つ自分はやる事がたくさんある。

話が通じない施主の場合、どんなに提案しても時間を取られようと、平行線のままになる時もある。誰のせいであろうと設計は無償で動いている。日々そんなに暇じゃない。無理して時間を作っている。

愚痴のようになってしまったが。
でも考えて欲しい。
良い家を作りたいと思って設計している者が、中途半端な提案などしない。
色々な角度から考えてベストだと考えたものを提案している。

それで納得出来ないなら、施主も考える必要があるのでは無いだろうか。
第一我々の責任でない場合は、文句を言うところが違うのではないか。
別に早く問題解決したくて提案しているわけではない。
現実を理解し、色々な事を考えた結果だ。

このマインドの差は、施主の性格によるところもあるかもしれないけど、なんでそんなに差があるのかと考えた。

たぶん、

真剣に家について考えているか、プロなんだから完璧に出来て当然と人任せにしているか。

その差だと思う。

お客様としては、任せてくれる人の方が圧倒的に多いけど、愛着をもって家について考えてくれている人はそれでもどう終着させるかを考えて、こうしたら前より良いかもね!って言う考えに切り替えられる。

大したこだわりもなく、任せとけばかっこよくなると思ってる人が陥る。ただひたすら文句のみ。これはお互い不幸だと思う。

注文住宅は自由な分そんなリスクがある事は計画前から理解すべきだし、そんなのプロのわがまま怠慢だと思うなら、建て売りを買えばいいと思う。

最近メーカーのやれると確認してたのに、実は出来なかったが立て続けに続いたのでこんなことを書いてみました。

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