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自分は信じない、人を信じる

自分は信じない、人を信じる

(ジブリ・鈴木敏夫プロデューサーのことば)

「自分を信じない」というのは、自分にしっくりくること、自分に当然だと思えることに安住しないで疑ってみるという態度。

むしろ、信頼する人に「だまされてみる」。信頼する人のすすめ、無茶振りに乗ってみる。信頼する関係に、自分を預けてみる。

自分の壁は自分では越えにくい。

「壁」というのは、能力自体と言うよりも、ものの捉え方、行動・思考パターン、内的な精神的リミッターなど、自分の行動と思考の習慣によって形成されているもの。だから、単純に「越える」といっても一筋縄ではいかない。自分の習慣は意識しにくいから、それを変えよう・越えようと言ってもどうやっていいかもわからない。

どんなにハメを外そうとしても、どんなに自分の殻をぶち破ろうと力んでみても、自分一人で考えていたら、それは所詮自分の想像力の中での「ハメ外し」。想像を超えた自分を引き出すのは、自分だけでは難しい。

そこで突破口の一つとなるのは、状況や他の人からの無茶振りに応えるためになりふり構わず全力で戦うこと。

自分を信じずに人を信じるというのは、今自分がしっくり来ている状況、収まっている安住の場をあえて押しやろうとする、自分と戦い続ける姿勢。

人を信じて、人との関係性の中で生きていこうとするときには、一緒に仕事をする人、一緒に生きていく人の選び方がことさらに大切。

本当にこちらを信じて本気の無茶振りをしてくれる人と一緒に生きていければ、自分の想像を超えて成長しながら生きていけるんじゃないかな。

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