2023年大晦の日を迎えました。
湿り気のある空気で目が覚めると
久しぶりの雨が降っていました。
午前中に行われる大祓にゆく約束をしていました。
クリスマスすぎから風邪をひいて、
体調はイマイチでしたが、
雲が切れて
ところどころ青空が見えている頃
横浜総鎮守の伊勢山皇大神宮に向かいました。
大祓とは
大祓祝詞
現代語訳
世古のルーツ
私は母方のプロテスタントの家で育ち
幼稚園からキリスト教の教育を受け、
中学1年の時にバプテスト派のバプテスマを受けました。
お正月に神社仏閣の詣でたことはありませんでした。
幼い時にはすでに両親の仲は破綻していて、
父とは一度も一緒に住んだことはありませんでした。
私は母から父の好ましくない面を聞いて成長しました。
母は私に語ることで日頃の鬱憤を
晴らしていたのかもしれませんが、
聞かされているだけの私は
次第に父を疎ましく思うようになっていました。
母が亡くなってすぐに再婚した父と
「世古」という名前を嫌悪しました。
2015年に父が亡くなって、
私は生まれて初めて父を身近に感じました。
そして世古のルーツを辿るうちに
伊勢の世古道を知りました。
伊勢では家々の間の小さな路地が目につきます。
この道を世古と呼びます。
京都では
小路(こうじ)、
大阪・松坂では小路(しょうじ)と言われるものです。
セ・・・「狭い」、コ・・・(処)ということばが
世古に転化したものでないかという説もあります。
世古という名前が好きになり、
そして伊勢という場所をふるさとと感じ、
伊勢神宮に初めて行くことになりました。
あまりに無知であった神道のことも
少しずつ学ぶうちに
宗教、信仰というものでなく
「日本人としての血脈」を
感じるようになりました。
結婚して得た苗字を
世古に戻した今、
心の平静も取り戻したような思いでいます。
伊勢山皇大神宮
年越の大祓は初めての経験でした。
始まる頃には青空が広がり、
太陽の光が燦々と降り注いでいます。
大祓祝詞を唱和し
今年1年を振り返り、
与えられた生命、いただいたご縁に感謝し、
穢れと罪を祓い、
清々しい氣の流れを感じました。
2023年、
noteを通して、たくさんの皆様と
知り合うことができました。
いくつものイベントも主催し、
やりたい夢も実現できた1年でした。
暮れになって
新しく非常勤にお仕事につきました。
2024年は仕事に励む1年となるでしょう。
感謝を持って
2023年最後のnoteを残します。
#年越大祓
#伊勢山皇大神宮
#2023年大晦日