建設の現場監督からRailsエンジニアに転職します。
はじめに
はじめまして。
としまつと申します。
まずは、簡単ですが自己紹介です。
僕は4年制大学の電気電子工学科を卒業後、新卒で大手の電気施工会社に入社し2年間施工管理職として働いてきました。
就職を決めた理由としては、昔からものづくりに興味があり、今まで学習してきた電気の勉強をいかせることや、形あるものを作れる仕事であることが魅力的だったためです。
しかし、2年間働く中で仕事に対する考え方が変わったことや、今後の将来を考えなおした時に、ITエンジニアとしてキャリアを築いていこうとを決意しました。
社会人3年目で、縁あってIT企業に転職し現在に至ります。
ただIT企業とはいえど開発エンジニアとしてではありませんでした。(この辺りは割愛します)
転職した先で働きつつ、仕事以外の時間でプログラミングの学習を進め
2020年9月に、建設業界へ向けたRPAサービスを開発するスタートアップ企業にて、Railsエンジニアとして転職することになりました。
※当初は6月からでしたが、現場との調整の必要があり6~8月は副業として参画中
転職が決まるまでの道のりを振り返ろうと思い、今回noteを書いています。
※注意
・あくまで個人の主張ですので、参考程度にしていただければ幸いです。
・質問や批判、文章の書き方や思考が甘いなどの指摘がございましたらtwitterからDM頂けますと幸いです。
・ここに書かれていることはまだ僕自身実践できていないことが多いです。これから精進していく所存です。
・この記事は2020年3月現在のもので、情報が古くなっている可能性があります。
自己紹介
地方生まれ地方育ちの田舎者です。
幼い頃は山で秘密基地を作ったり、川で泳いだり、洞窟探検をしたりしている様なやんちゃな生活を送ってきました。
実家は小さな建築土木の会社を営んでいて、家の隣に事務所があり幼い頃から出入りしては遊んでいました。
そんな僕は父親の影響かはわからないけど、ものを作ることに興味がある子供でした。
紙を切って展開図からサイコロを作ったり、夏休みの自由工作は折り紙工作で立体的な作品を作ったりしていました。
何かを作ることが好きだった僕は、大学で工学部を選択し進学。4年次の就活で建設業界の企業から内定を獲得し、就職することを決めました。
ここまでは特段不満がない道のりを辿ってこれたのかなとは思いますが、なぜ今になってエンジニアへ転職を決意したのか。
エンジニアを目指した理由
ここはきちんと書くと長くなってしまうので短くまとめます。
僕がエンジニアを目指したのは
・時代の変化に対応する為
・個人としてのスキルを身に付けたかった
・ものづくりの軸は変わらず、より多くの人へ価値を提供できる仕事だから
という理由です。
ちなみにキャリアを考えるきっかけになったのは
・書籍「LIFE SHIFT」を読んだこと
・書籍「転職の思考法」を読んだこと
・キャリア系のイベントやセミナーに参加したこと
などの影響が大きいです。
自己紹介と転職動機はこれくらいにしておき、未経験からRailsエンジニアとして転職するまでに行ってきた「勉強歴」と「面談で評価された点」について書き記していきます。
これまでの勉強歴
■2019年5月〜8月
Web開発知識の独学開始。
HTML/CSS/JS/Ruby/Ruby on Railsを学習していました。
学習に使用したサービスや書籍は以下になります。
・progate
・ドットインストール
・Railsチュートリアル
・Udemy
・その他RubyやRails、Webの基礎知識に関する参考書
■2019年9月〜11月(3ヶ月間)
元々独学でサービスを作り上げる予定でしたが、独学に限界を感じ、より早く技術を身に付ける為にスクールを検討していました。
説明会に参加し、プログラミングスクールであるtechboostへと入学。
仕事をしながら、オンラインコースで3ヶ月間Ruby on Railsの学習を行っていました。3ヶ月が終了する前にRailsを使いポートフォリオを作成しました。
内容は筋トレをする人に向けた情報共有サービスです。
技術としては、基本的なCRUD機能を使用してWebサービスでよく使われる機能を追加し、デザインはBootstrap、Herokuでのデプロイにて作成。
※リンクを貼りたいところですが人様に見せれる技術レベルではない為、割愛させてください。
■2019年12月〜2020年5月
ポートフォリオを作成したタイミングで転職活動は始めたのですが、技術面、人物面ともに他の求職者との差別化ができていないと感じ、他のスクールへ通う、もしくは独学を継続していくことを検討していました。
このタイミングで、プログラミングスクール RUNTEQの入学試験に合格し、通い始めることを決めました。
前から評判が良いスクールだと聞いていたが、スクール主催のもくもく会に参加した時に受講生から直接話を聞き、このスクールで学習を継続したいと考えました。
RUNTEQはRuby on Rails に特化したスクールです。僕が在籍していた当時より受講可能なコースやカリキュラムが増えています。(RUNTEQのhttps://runteq.jp/)
※スクールの評判はRUNTEQ公式twitterアカウントやブログ、他のRUNTEQスクール生の投稿を見てみると分かりやすいかと思います。
■内々定→アルバイト2ヶ月→内定
実はRUNTEQに入学し学習を始めている時、面談に行っていた企業様と話が進み、内々定を頂けていました。
しかし僕自身、技術力が低いことや、このタイミングで転職を決めて良いのかという不安がありました。
年明けに今後どう勤務していくかを相談し、まずは休日にアルバイトという形で働いていくことで状況は着地しました。
その後、時期をみて正式に入社を決めるという話ではありました。
(これはアルバイトとしての働きぶりをみて判断するという期間でもあったのかなと思いました)
そして2ヶ月ほど週末アルバイトとして働いた後、正式に6月から社員としての内定を頂けました!ただ前職の業務調整の必要があり、実際は9月からの転職となりました。
転職までの期間は、本業をしつつアルバイトとして週末に参画しながらRUNTEQでRailsの勉強をし、技術面でキャッチアップをしておりました。
僕の体験談から、未経験転職する際の再現性のある話
僕は未経験からRailsを学習し転職を試みてきた人間です。
正直な話当時の僕の技術力では、現在未経験から学習されている方と比べると、転職市場で十分に戦えるレベルではないと思います。
なので技術面でどの程度のレベルが求められているのかは、最近未経験から転職された方の情報などを参考にしていただきたいです。
ですので、僕が書けることは技術面からではなく、人物面から企業に評価された点を、同じ様に未経験から転職を考えられている方が実践できることに落とし込んで考えてみました。
■一般的に未経験でも欲しい人材とは?
実務未経験からの転職である為、希望する職種の学習経験は必要だとは思いますが、それ以上に「職が変わっても価値を提供できる再現性がある人物であるか」が求められると感じています。
一般的に市場価値を高める為に必要なことは以下の3点があるかと考えています。
■市場価値を高めるポイント
(1)テクニカルスキル(技術力)
(2)ヒューマンスキル(人物面)
(3)コンセプチュアルスキル(概念化能力)
(1)テクニカルスキル
文字通り技術の能力値です。
職務を遂行する上で必要となるスキルであり、最低限身に付けるべきスキルです。
市場価値を高めるにはこのスキルが他へ行っても通用するかどうかという視点が大切になってくると考えています。例えばある職種で顧客折衝の経験を持っている場合、他の職種へ行っても"顧客折衝"という部分のスキルは汎用性があるため市場価値に繋がる。
日々の業務が、市場に出た時に勝負できる武器になっているかを定期的に確認していきたいと思う。
(2)ヒューマンスキル
これも文字通り人間関係やコミュニケーションスキルのことです。
(詳細は割愛させてください)
(3)コンセプチュアルスキル
コンセプチュアルスキルとは?
「同類となる複数の対象物の共通項を洗い出すことによって概念といえる要素を見極める能力」
要は"物事の本質を見抜く力"のこと。これは一朝一夕では身につかないものでもあり、先天的にアドバンテージがあるものなので、短期的に伸ばしていくことが難しい能力といえそうです。
(下記記事参照)
https://mitsucari.com/blog/conceptual_skill/
■僕が評価された点から再現性のある事象を考えてみる
僕が企業の方から人物面(ヒューマンスキル)で具体的に評価された点は以下でした。
・筋トレが趣味で、継続して取り組み身体を鍛えてきたこと
・建設業界で働いてきた経験があり、会社で使用している技術のエンジニアとして求職していたこと
・大学時代所属していた組織活動で身に付けたプレゼンスキルがあること
・カジュアル面談にてサービスの説明があった時、興味を持ち話を聞いていた姿勢
・エンジニアのみではなく、ビジネス視点で仕事に関わっていきたいという姿勢
・プログラミングや学んでいることのアウトプットを行っていたこと(noteやQiita、twitterなど)
上記の具体的事象を抽象的に考え、評価されると思われるポイントを切り出してみました。
⬇️⬇️⬇️⬇️⬇️
・筋トレ
→継続力や、向上心を数値化してアピールできた
→自分自身を表す経験や知識を数値化して表現する
・建設業界の経験
→経験してきた業界の知識を活かせる
→今までの知識や経験を活かせる会社を選ぶ
・プレゼンスキル
→プレゼンスキルは人前で話す力として汎用性がある
→自分自身の中に汎用性があるスキルを見つけてみる
・サービスに興味を持ち話を聞いていたこと
→事実、興味を持ったサービスであった
→会社のサービスや事業に対し、興味を持つこと
・ビジネス視点でも関わっていきたい
→会社の事業に共感&事業拡大に貢献したいという思い
→会社に貢献していく姿勢を職種以外でも伝えること
・アウトプットをしていたこと
→勉強の姿勢を形として残していたこと
→目に見えるものでアピールできる点を増やしておく
総評
・アウトプットの量を増やしておくこと
・会社の事業に共感すること(できること)
・既に持っている汎用性のあるスキルを言語化&数値化しておく
・今までの経験をいかせる仕事だとより良い
現在はエンジニア転職のハードルが格段に上がっている状況なので、エンジニアとしてのスキルを高めることは必須として、その他で自分をアピールする材料を増やすことが差別化につながっていくと感じています。
この記事が少しでもお役に立てていましたら幸いです。
今後の目標
今後、僕が取り組んでいきたいこと(2020年3月時点)
・建設業の働き方をエンジニアという側面から改善していきたい
・Railsエンジニアとして実力をつけていくこと
・Vue.jsを使えるようになる
・エンジニアのイベントに積極的に参加する
・資格取得(基本情報、応用情報)
まとめ
ここまで読んでくださりありがとうございます。
駄文失礼いたしました。
今回のnoteで未経験からエンジニアとしてキャリアチェンジを考えている方に、何か1つでもプラスになることがあればいいなと思います。
今後は仕事に関することや学んだこと、読んだ本などのアウトプットとしてnoteを書いていければと思います。
エンジニアの方は仲良くしてくださると非常に嬉しいです!!
ぜひよろしくお願い致します。
以上、としまつでした。
ではまた。
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