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メンタルとモチベーションを整える

はじめに


今回「RUNTEQ Advent Calendar 2020https://qiita.com/advent-calendar/2020/runteq )」の記事として初投稿します。

技術記事ではなく恐縮ですが、今回は学習や仕事を行う上で土台となる「メンタルとモチベーションを整える」ことについて書くことにしました。

他人からは見えないけど誰もが常に向き合っているメンタル(心)と、目標達成に向けた活動の原動力であるモチベーションについて、僕が学んだことや実践してきてよかったことをまとめてみました。

この記事で少しでも気持ちが前向きになり、明日からも頑張ろうと思える人が増えればいいなと思っています。


(1) メンタルを楽にする考え方

メンタルは考え方や受け止め方を変えるだけで、健康に保っていくことができるようになります。メンタルを楽にする考え方を3つ出しました。

【1】ストレスは耐え忍ばずに受け流す
【2】
一人で抱え込まない
【3】様々な価値観に触れる

【1】「ストレスは耐え忍ばずに受け流す」

メンタルの最大の敵はストレスです。そのストレスとの上手な向き合い方は、全て真正面から受け止めるのではなくしなやかに受け流せるようになることです。

几帳面で真面目な人ほど、ストレスと真正面から向き合ってしまう人が多いと言われています。全て真摯に受け止める必要はないということを大前提に、自分なりのストレスの受け流しかたを探していきましょう。

【2】「一人で抱え込まない」

メンタルを健康に保つために必要なのは、悩みを自分一人だけで抱え込んでしまわないことが大切です。メンタルが強い人はどんなことも一人でこなせる強い人間というわけではなく、適度に自分以外の誰かに話を聞いてもらいストレスとうまく付き合っています。一人で全て抱え込んでしまわないように頼れる人を作っておくことがメンタルの健康につながります。

「弱音をはくのは弱さじゃない」
                 SCHOOL OF LOCK こもり教頭
「人は一人では弱い生き物です。だからこそ誰かを頼って生きていくのがいい。そして誰かにとって話を聞いてあげられる人になってください。」
                 SCHOOL OF LOCK さかた校長
「自立すること」は1人でなんでもやることではなく、多くの依存先を作って自分1人で抱え込まずに生きていけるようになること

苦しい時は誰にでもあると思うので、まずは1人で抱え込まずどうか誰かに悩みを相談してみてください。きっと楽になります。


【3】多様な価値観に触れる

物事が進展せず堂々巡りするときに、新しい価値観や考え方を知ることで急に解決した経験はありませんか?

自分の中にある考え方だけでストレスを受け流せない時は、思考が同じところを巡って苦しくなってしまいがちです。そんな時は外から新しい考え方・価値観を入れましょう。

新しい価値観を知るためには、本を読むことでもいいし、普段会わない人と会うことでも、見たことがないジャンルの映画を見るなどでもいいと思います。

必ずどこかに自分を楽にしてくれる考え方や価値観があります。また、そう思うだけでも気持ちが楽になるので、ぜひ参考にしてみてください。

(2)メンタルを楽にする行動

ここでは具体的に行動として実践できるものをあげました。

【1】悩む時間を減らす → ルーティンをつくる
【2】感情の言語化 → ゼロ秒思考をする(思考を全て紙に書き出す)
【3】価値観を学ぶ → 読書をする


(3) メンタルを強くする考え方

次はメンタルを強くする方法を3つ挙げました。

【1】未来の自己評価で生きる
【2】自分自身の基準を上げる
【3】他人と比較せず過去の自分と比較する

【1】「未来の自己評価で生きる」

メンタルが強い人は「今の自己評価」で今を生きているのではなく、目標を達成した「未来の自己評価」で今を生きているのだそうです。

理想の現実を思い描き、その理想を今この瞬間に生きようとするとそのギャップに脳が違和感を覚え、違和感を埋めようと働き出します。

つまり、今の自分自身をそのまま認識しないで、未来にいる理想の自分自身が今の自分であると脳に思い込ませ日々を生きる。そうすることで自然と心は上向きになり前に進んでいく。


【2】「自分自身の基準を上げる」

目標に対して、自身の行動の基準値を引き上げること。

例えばエンジニアとして第一線で活躍することが目標だとすると、「現役エンジニアは日々どんな勉強をしているだろう?」「何をすれば自分もそうなれるのだろう?」などと考えて行動するようになる。そして自分の基準を「現役でバリバリ活躍しているエンジニア」に合わせることにより、目の前のモチベーションに左右されることなく行動を継続することができるようになる、ということ。

つまり自分自身に対して「思い込み」をすること。

今の自分がどうであるかは関係ない。自分がどうなりたいかを思い今の自分に刷り込むこと。

それは具体的であればあるほどいいけど、抽象的でもいいと僕は思っています。

僕は毎朝起きた時に「今日も良い1日にする」と自分に宣言しています。
こうすることで、いい1日を過ごす自分を自身に刷り込み過ごすことができます。


【3】「他人と比較せず過去の自分と比較する

人間は他人と比較してしまう生き物である。
                 心理学者 レオン・フェスティンガー

人は無意識に他人と比較してしまう生き物だそうです。
ですが、他人と比べると不幸になってしまいます。

どうしても上には上がいるので、他人と比較をし続けるといつまで経っても幸せにはなれず死ぬまで落ち込み続ける人生を生きることになってしまいます。

そうならないために、他人と比べるのではなく自分自身と比べるようにしましょう。
自分自身の成長を自分で観察して、ポジティブな成長を実感し認めてあげることでメンタルが整い、自分自身に自信を持てるようになります。

そして、どうしても他人がうらやましく見えたり悔しさを感じたりする時は、「比較」するのではなく「観察」するようにしましょう。

相手のことを客観的に、中立的に観察し、どうやればあの人のようになれるだろうと思考を巡らせること。
相手をリスペクトした上で相手のいいところを自分に取り込んでいく。

そうすることで自分自身をフラットに捉えることができ、他人と比較することなくポジティブに成長していける。

(4)メンタルを強くする行動

【1】小さな成功体験をつみ重ねる
【2】筋トレをする
【3】瞑想をする


(5)モチベーションについて知る

最後にモチベーションについて書きました。

・モチベーションは動機づけのこと
・動機づけには「外的動機づけ」と「内的動機づけ」がある

・外的動機づけについて
外的動機づけは報酬と大きく関係している。生き物は報酬を受けたときにドーパミンが放出されるようになっている。ドーパミンが脳内に放出されることにより、思考や記憶、運動を行うための脳の部位がよく働くようになる。報酬を得るために行動し(外的動機づけ)、報酬を得ることでドーパミンが放出され脳の働きがよくなる。報酬による外的動機づけは重要だが、不確実であるとも言える。

・内的動機づけについて
内的動機づけは報酬とは無関係のもの。報酬によるものではなく、好奇心や知的関心によって発生し、その行動自体に意味を見出しているもの。そして報酬がなくても楽しい嬉しいという欲求が満たされるためドーパミンが出る。内的動機づけの方が外的動機づけより質の高い行動を継続して効率的に行うことができる。



(6)モチベーションを整える

モチベーションを高く保ち続けるためには、いかに内的動機づけで行動できるかが大事になる。

最初は外的動機づけではじめたとしても、次第に内的動機づけに変えていくことで行動の質が変わってくる。そのためには自分自身で行動の意義を見いだすこと。

例:
筋トレが良いと聞き、トレーニングをはじめる
→徐々に身体が変わっていく(報酬を得る)
→周りから褒められることが嬉しくて筋トレをする
 (外的動機づけによる行動)
→筋トレをすることで身体の調子が良くなることに気づく
→身体の調子を整えるために筋トレをする(内的動機づけによる行動)

さいごに


ここまで読んでくださりありがとうございます。

僕は高校生くらいからメンタルを整えるにはどうしたらいいのかをずっと考え続けていました。当時は自分を偽ってポジティブを演じることばかりやっていたため、外見は元気そうに見えるけど内面は疲れ切っている、というようなことが往々にしてありました。

ここ最近でようやく、自分自身を内面から整えていくことが大切だと知りました。

この記事に書いた通りの考え方や行動はあくまで方法論であって、本来の目的は自分自身がどうやれば整っていくのかを認知することだと思います。

ぜひ一つでも試してみて明日を生きる活力につながれば良いなと思っています。

としまつでした。

それではまた。


参考図書など

▼メンタルを整える / 強くする
・『神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り』 星渉 著
・『ストレスフリー大全』 樺沢紫苑 著
・Testosterone ( https://twitter.com/badassceo )

モチベーションを整える / 高める
・『自分を操る超集中力』 メンタリストDaiGo 著
・『本気の副業術』 AKIOBLOG 著
・AKIOBLOG (youtube)

思考を整える
・『ゼロ秒思考』赤羽雄二 著
・『エッセンシャル思考』 グレッグ・マキューン 著

自分自身の特徴を知る
・『医師のつくった「頭のよさ」テスト』 本田 真美 著

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