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フェスティナ・レンテ(ゆっくり急げ)

「フェスティナ・レンテ」という言葉をご存じですか?
ヨーロッパで昔から言われている格言で、「ゆっくり急げ(Festina lente)」というラテン語です。
「良い結果により早く至るためにはゆっくり行くのが良い」と「歩みが遅すぎても求める結果は得られない」を同時に意味するそうで、私は先日、お取引先の社長さんから教えていただきました。

大切なことを再認識

世の中はどんどん変化していて、その変化に対応していかなければならないですよね。変わらないといけない。
でも、自分も他人もなかなか簡単に変えられません。大きな変化を起こそうとしても、「変わる」ことに恐れを持っています。
それなのに変化を急ぎすぎると、人が離れていったりトラブルが発生したり、本来の目的が達成できなくなってしまうこともあります。

経営は、きちんと利益を出すこと、売上をあげることが大切。売上があるからこそ、長く続く会社になる。長く続く会社だから、社員が安定して働ける。社員が安定しているから、お客様にしっかりとしたサービス・商品がご提供できる。安定成長していくって、とても大事です。
なので、安定成長をしている時は、短いスパンで大きく物事を変えようとせず、今期できなくても来期・再来期ぐらいに変化が出ればいいんです。「フェスティナ・レンテ」の経営をしていかないといけないなと思いました。

色んな人の異なる観点を理解する

私は、色んな情報をインプットすることが好きですし、得意です。
振り返ると、子どもの時から取り入れた情報を分析して、仮説を立ててトライするという習慣がありました。
今は、自分の価値観だけで判断するのでなく、インプットしたらアウトプットもして、違う価値観・視点からのフィードバックの重要性も感じています。

周りの人たちとのコミュニケーションの中で、「それいいですね!」といったフィードバックはすごく嬉しいです。でも、ネガティブな「社長、それどうかと思いますよ」という意見こそ、大切な要素が隠されているのかなと思います。
(たしかに、自分が盛り上がっている時に、水を差されるネガティブな意見は反発的に受け取ってしまうこともあるのですが…笑)

なので、クレームは宝箱のような感じです。大事なことを気付かせて頂ける貴重な機会。

また、スタッフたちからの否定的な意見も、こう考えています。
例えば「それは、やる必要があるのですか?」という言葉に対して、必ずしもそのスタッフにやる気がないから否定的な意見を言っているのではなくて、私とは違う経験・業務をしているから、違う観点で言っているのかもしれないな、と。

そんなふうに理解をしながら経営していくことがすごく大事だなと思います。
そんなことを考えながら、「ゆっくり急げ」をやっています。

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