生殺与奪の権を他人に握らせるな

ご無沙汰しています。
ノート芸人になりつつあるToshiです。
この度、マッチングアプリをすべて供養することになったので、ここまで出会ってきた上弦の一と思われるモノを紹介していこうと思います。

※     ここで挙げる人物を誹謗中傷する気は全くなく、むしろ僕に精神的/肉体的な試練を与えてくれた貴重な強敵(とも)であることに尊敬と畏怖の念を込めて供養するものです。

悪魔の実の能力を奪われた上弦の一

ご存じの方も多いと思うが、マッチングアプリというものは写真と自己紹介をもとに「いいね」を押し、互いに「いいね」となった時にメッセージを送れるシステムである。
要は、「写真」は男女ともに大事なファクターであるということである。

元カノにフラれて傷心状態が続く僕宛に
春先に「いいね」を送ってきた27歳の女性。

彼女の自己紹介を開くと出てきたのは

びっくりした。
とんでもない美人の写真が出てきたのである。

ただ僕は2013年からマッチングアプリという戦場で戦ってきた身。
多角的な分析が必要なことは百も承知である。

まずはアプリの写真をスクショする。

その後は以下のプロセスを走らせる
1. 写真がアプリで撮られていないものかを確認
2. 背景や首や足などが歪んでいないかの確認
3. 日光などの影が不規則になっていないかの確認

オールグリーンだ。



マッチング後、早速にメッセージを行う。
メッセージのレスポンスもよく、とんとん拍子に会うところまで進んだ。
ただ失敗はできない、念には念を入れて飲みではなくランチを選択したのである。

この週の僕のテンションはわかりやすかった。

仕事のクォリティも明確に上がり
普通に仕事のカウンターパートから「同棲時代のToshiさんが戻ってきましたね」と煽られる始末であった。

正に


当日ワクワクした気持ちで
イタリアンのお店にて5分前から待っていたわけである。

彼女からのラインでは、「ぴったりにつきます」とのこと。

そんな中お店の入り口に、
金棒が似合いそうな性別不詳な人物がお店に入ってきた。
エプロンかと思ったが、よく見ると足は素足で露出しているから、どうやらワンピースのようだ。


(Toshi脳内)
「暑い中歩くの大変そうだな。やっぱり筋トレは続けないとだめだな」

とじろじろ見るのをやめようと、
携帯を覗こうしたとき店員から声を掛けられる。


店員「お連れ様、こられましたよ」


(Toshi脳内)店員

・・・
・・・・・
・・・・・・・・・・・・・え?

アルビダ「お゛ま゛せ゛し゛ま゛し゛た゛」
ドカっと座るアルビダ。
思考停止でそれを見るToshi

(Toshi脳内変換)


突如としてハンタークエストが開始された。
多分この時ほど頭が冷えたのは、
以前付き合っていた人が俺の友人と仲良くなって隠れて致していたことを知った時以来である。

そして、冷静に僕は問いかけてしまったのだ。

Toshi
「大分、写真と雰囲気違いますね。わかりませんでした。」

アルビダ
「え、そうですかー?あれかなー、コロナで最近ちょっとUberしすぎちゃったからかな??」

Uberではそうならない。
その肉体は日々の積み重ねと修練によって構築されている。

断言できる、一朝一夕でどうにかなるものではない。

あれか
黒ひげに「スベスベの実」の能力奪われたのか。
それなら納得できる。

そこからの会話は覚えていない。
ただデュエリストの心得を思い出して、
アルビダがずっとしゃべっているのをニコニコしながら聞いていた気がする。

正に鉄の心。
鉄心。心は剣でできていた。
この時は絶対に固有結界作れた。

そしてランチという試練が終わり、
「解放された…ポーカーしたい」と思った束の間。

Toshiはさらなる地獄の縁を見せつけられるのである。

アルビダ
「Toshiさんと会話するの楽しいです。もっとお話ししたいんですが、おなかもいっぱいですし、ゆっくりできるところに行きませんか?新宿のホテル詳しいんです。」

・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・は?

俺はもうポーカー脳になっているんだよ。
スーコネでフラッシュ作って、気持ちよくなりたいんだよ!
お前とは気持ちよくなるなんてならないんだよ。。。

Toshi
「いやいや、積極的ですね。お誘いはうれしいですが、さすがに初対面ですし…そういうのは信頼関係できてから、ね?」

昔から僕を知っている人間は口をそろえて言うだろう。

繁華街での男女の立ち話
「男性が何とか女性をホテルに誘う」というのが通常であろう。

だが、これは違う戦い。
「何とかして、男性が女性から逃げる」という戦い。

正に

そして、立ち話をすること20分弱。

アルビダ
「Toshiさんって見た目より誠実なんですね。じゃあ今日は帰りますけど、次回は私の家かToshiさんの家で飲みましょう?」

あ?見た目より誠実?
まずてめぇの写真アップが不誠実だろうが、そこへの謝罪はないのか?
まずはごめんなさい、嘘つきましただろうが。
と突っ込みたい気持ちはあった。
ただこれは突っ込んだら詰み。

Toshi
「よくいわれますー笑」
といって解放された。

獪岳が黒死牟にであった時の気持ちがよくわかりました。
絶対的強者に対しては、歯向かってはダメ。従順さが必要。

ただ今となっては…

という気持ちです。

さて思った以上に長くなってしまいました。
このノートはいったんここで閉じたいと思います。

最後に贈る言葉としては、
恋人がいる方は、その方を本当に大事にしてください。
気になる人がいる方は、是非その方へ全力投球をして成功させてください。

そして出会いもなく、マッチングアプリで恋人を探そうとしている方へ。





Fin



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