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【MIX師】あちゃーって思う修正依頼3選【歌い手】

MIXをしていくなかで、歌い手さんからの修正依頼をいただく事があります。イメージ通りの仕上がりにするためには欠かすことができません。

しかし、時たま「あちゃーーー汗」っていう修正依頼もあったりします。

そんな「あちゃー」な依頼のパターンを今日はご紹介いたします。
(それぞれの解決策はのちほど♪)

※これから紹介する内容が悪いという話ではありません

その1:どうしたいのか本人がわかってない

なんかこうしたいんだけど、よくわからない。
そんな感じがチラリと見える指示をいただくことがあります。
こういった依頼に限って、ご本人がどうしたいのかっていうのがちゃんと書かれてない事が多いんです。(もしかしたら本人もわかってない?)

こんなふうにしたいというところが抜けたまま、具体的な指示を出されると大抵の場合はイメージ通りの音に仕上がりません。
それは僕とあなたのゴールが違うところになってしまってるから。

具体的に指示をしなきゃいけないと思われてるかもしれませんが、そんなことはありません。
こんなイメージなんですよ〜だけでも音にしてくのがMIX師の仕事です。
いろいろ相談してください!

その2:指示がとても曖昧

出来上がった2mixをきくと新しいアイディアが湧いてくることって多いと思います。そういう時にうまく言葉にまとめられないんだろうな〜って感じることがあります。
とにかく自分のしってる言葉だけで伝えようとしてくれるのですが、言葉の意味が食い違ってしまってたりなんてことはよくあります。
そうすると結果として2割くらいしかこちらに伝わらない曖昧な指示になってしまっているんです。そんな時は逆に曖昧なことを伝えてくれるので大丈夫です!
そしたらこちらから色々質問しながらディスカッションできます。

その3:細かい音量の注文

ボーカルをちょっと大きく
あー、大きくなりすぎました…。
いや、やっぱEQなのかな…?

オケちょっと下げてもらえます?

…。
こんなループみたいな修正は正直文字でやるのに向いてません苦笑
音量感について文字でやり取りする場合は、基準となる音を用意するのがいちばんスムーズです。
「誰々の歌ってみたくらい声が聞こえるようにしてほしい」とか。
音という形のないものを扱うので本当難しいですよね!

結局どうすればいいのか

文字でのやり取りでは細かいニュアンスを伝えるのには不向きです。
そんな時は、音声通話でのやりとりもおすすめです。
同じ内容でも、声で伝えると文字以上に相手に伝えることができたりします。

また、リアルタイムにミックスに立ち会える環境があるのなら利用することをお勧めします。(TMStudioではオンライン上で立ち会っていただけるオプションもございます。)

MIX師さんと一緒に同じ音を聞きながら指示を出すことができますし、もうちょっと大きくとかもその場で調整ができます。

リアルな話、修正作業をすること自体を嫌うMIX師はいないと思います。
もし嫌だと感じる部分があるとしたら、確認の返事を待つ時間。

いつ返事がくるのかもわからず、他の作業もできない状態ってお互いにしんどいですよね。

使えるサービスは有効に使いつつ、より良い作品作りをしていきましょう!

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