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池袋の「ブクロ」という呼称について考える。

「ブクロ」とは池袋の呼称なのですが、地元の人でブクロと呼称しているのをほとんど聞いたことがありません。
幼馴染、小中学校の友人やその親世代からも聞こえてこなかったと思います。(異論は受け付けます。)

たぶん小説、週刊誌などメディア的ネタや外の人が主に使ってるんだろうと推測します。
もちろんブクロと言われれば「池袋のことね。」と当たり前に理解します。

私の勝手なイメージですが「ブクロ」という呼称は西口の闇市のニュアンスを含んでいるのではと思います。
この辺りは年代・年齢によって印象は違うと思いますが、戦後生まれの闇市を直接知らない私世代にも刷り込まれているような気がします。

「イケブクロ」は口に出すには長いんでしょうね、
「アキハバラ」は「アキバ」ですし。
「タカダノババ」は「ババ」と短縮されます。
でも「御徒町」は「オカチ」とは言わないなぁ。
有楽町や浜松町も短縮しないですね。

なんで「ブクロ」は使わないんだろう?ちょっと考えてみますと「生活で使う必要が無いから」なのだと思います。
それとたまに使うぶんには「イケブクロ」は長くも感じない。
友人や家族との会話は生活圏の話しがほとんどですから、池袋の繁華街を大まかに指す場合「西口の」とか「東口のあそこ」となり、固有名詞だと「東武の地下で」とか「西武の屋上で」そのまま名指しです。「駅前のマック」と言えば西口の人にとっては1つしかないわけです。
わざわざ池袋の何某とは言わないんですね。

あと池袋警察を「ブクロ署」と呼称しているのをたまに見聞きすることがあるのですが、呼ぶとすれば「池署」と呼称していたと思います。
現代?ではなんと呼称しているかはわかりません。

これが高校生くらいになると色々な地域の友人が出来ます。やはり繁華街で遊ぶとなると「池袋」が中心となるわけなのですが。
友人に「ブクロ」で遊ぼうぜ!と言われても「あぁ池袋ねイイヨ」と基本返しますが・・・
私も外の人に対しては「ブクロ」使ってたかも知れませんね・・・


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