2020年6月24日の記事「渋家でなにが起きてるかようやくわからなくなった」

5thハウスの引っ越しが成功して2か月くらい経つ。僕は3年くらい前から渋家には住んでいない。もちろん今の渋家にもだ。

2017年に渋家の世代交代をするといって、次世代のみで引っ越しを行い僕がいたころのメンバーはほぼいない。現メンバーが誰なのかとかぶっちゃけわからない。

渋家って何なんですか??ってよく聞かれる。僕的にはあなたが思っている「渋家」が「渋家」ですって最近は思うようになった。概要はwiki見てくれればいいかなと思う。(概ねあってるから笑)

シェアハウスとも言えるし、齋藤恵汰の作品でもあるし、秘密基地でもあるし、ふるさとみたいでもあるし、セカンドハウスでもある。

2008年から数えれば元メンバーは150人くらいいる。一瞬住んだとかいれれば200人超える。そもそも一度も住んでなかったメンバーもいる。

渋家のメンバーじゃなくなることを「卒業」とも言うし「引退」ともいうし「脱退」とも言う。そもそも僕は一度も渋家メンバーをやめたと言ってない、そのくらい曖昧なものなのだ。もう「住んで」はいないけど笑

この何もかも曖昧でよくわからない感じに溶けてしまっているこの事象自体が渋家なのだ。

渋家を出て自分たちでシェアハウスを始めたり、起業したり、アーティストチームを作ったりも起きている。解散もするし、また新しくできたりもする。個人的には「村」とか「都市」に近いなって思う。

僕はコミュニティスト(コミュニティキチ〇イだと思ってる)なので基本的に自分がいるコミュニティのことはSNSなどを駆使してなるべく解像度たかく掌握するようにしてる。しかし僕はついに渋家を掌握できなくなってしまった。

これは全然ネガティブな話ではなく、むしろポジティブに受け取っている。これは現メンバーが使っているSNSが更新されないとかも少しはあるけど本当に自分の手からコミュニティが離れたんだろうっておもう。凄い良い。うれしい。

きっとこれから先、自分が認識できないような面白いことが起きる。またはまったく起きない。ある日突然解散するかもしれない。でもそこで解散した渋家は「今の渋家」であり渋家という概念がなくなるわけではない。もしかしたら元メンバーがまた立ち上げるかもしれない。まったく僕がコントロールできないところに至った。こんな面白いことはない。でも現メンバーも元メンバーも含め「何か」でつながってはいる。それが面白い。

その「何か」が部族的な意識なのか何なのかはわからない。そしてそれぞれの世代が、同時期に一緒に住んでたメンバーが「おれらの渋家」という気持ちをもっている。

素敵なことだ。本当によかった。渋家でなにが起きてるかようやくわからなくなった。頑張れ、何してるかわからない渋家。僕はいつでも渋家を応援している。


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