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荒井由美を聞いて

節目のごとに注目を浴びているユーミンです。高校生の頃、学園祭で級友の誘いで、卒業写真のギターを弾かされました。学園祭の曲は、ボーカルの友人の音程が最初から外れたまま、最後まで行っていました。その時初めて卒業写真の楽譜をもらったのですが、知らないコードばかりで困りました。適当に弾きました。その時は原曲をまともに聞いたことがありませんでした。中高校生のときは、洋楽ばかり聞いていて、お小遣いが限られていたので、まともに聞けず仕舞いでした。「あの日に帰りたい」のノスタルジー溢れる楽曲で実力を確認して、今度はお小遣いをはたいて「14番目の月」を買いました。初期の作品を、しっかりと聞けたのは、「yumin brand]です。全曲が瑞々しい傑作でした。こんなソングライターはこれまでありませんでした。でも歌えないし(femail vocalのため)、曲作りは真似できないので、影響は受けませんでした。松任谷由実になってからは、ほとんど聞いていません。やはり初期の作品群が今でもever greenです。曲、演奏も芸術的な輝きがあります。ボーカルは上手い下手を超えています。10代後半の少女の息遣いが真空パッケージされたようです。初期のアレンジも秀逸です。最初の3枚は素晴らしい。やや後半は作りすぎましたかね。今聞くと、それでも結構よいアレンジでした。それもご愛嬌です。
後に松田聖子に提供した楽曲は、ソングライターとしての実力を遺憾なく発揮しています。(「赤いスイトピー」「制服」は傑作)ばんばに提供した「いちご白書をもう一度」も素晴らしく突き抜けた曲です。
ということで、書き出したら、いろいろと思いが走り出来上がらないのでこのあたりで終わりにしたいと思います。

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