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書くということ

最近、手書きのデジタルインクのタブレットを導入しました。ほぼ手書きで文字を書くことがなくなってしまったからです。その結果、いざ文字を書こうとすると、明らかに意図したように書けない現象が出現しました。これはかなり危険な兆候と思いました。思えば、年賀状くらいしか手書きをしなくなっていました。もともと悪字であるのですが、悪字であるだけでなく書けないのは、明らかに手書きの能力を使用していないからです。一度獲得した文字を書くような能力は、身体的に記憶されていて生涯保たれるはずですが、年齢とともに廃用性障害が出てきます。
書くには、脳から視覚野から手の運動野から手指末端の筋肉に至るまでの回路を使用するはずです。キーボードを打っているだけよりも、かなり脳機能によいと思います。
デジタルインクというものは、書いた内容がPCなどで再利用可能であり、また書きやすくなかなかよいと思います。書いた字も親しみがあるし、スペースに自由に書けるので楽しみもあります。紙ノートだと徐々に嵩張って行きます。またノードではない用紙に記載したりすると、せっかく書いても散逸してしまっていました。これを一つにまとめることができるのは有用と思いました。まだ開始して半年くらいですが、字も徐々に上手くなっており、漢字の忘れも減ってきました。
なかなかよいと思います。


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