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北九州市「2050まちづくりビジョン」を考える まちづくりサロン「黒崎円卓ひろば」開催

北九州市 2050まちづくりビジョン note事務局の黒崎地区担当です。

1 黒崎地区まちづくりサロン キックオフ「新しいこと、はじまる」
 9月29日(木)の夜、黒崎地区のまちづくりに熱心なメンバーに集まっていただき、北九州市の未来を考える まちづくりサロン「黒崎円卓ひろば」を開催しました。
 温かい空間のなか、それぞれの熱い思いが溢れ、楽しい時間が過ぎるのはあっという間で、予定時間を1時間以上超えてしまいました。
 話題は、この小さな一歩を 大きな一歩に企画すること。
 2050まちづくりビジョンの実現に向けて、黒崎地区の伸ばしたいところや強みは、どのようなサロンがあるとよいかなど、意見を交わしました。

●開催概要 
 日時:2022年9月29(木)18:30~21:10
 場所:綾織おうちspace(黒崎地区内)
 参加者:
 タウンドシップスクール 公長 池本綾女さん
 熊手銀天街 理事長、黒崎商店組合連合会 副会長 田中大士さん
 黒崎まちなか大学 学長 寺下良真さん
 北九州市 建築都市局 都市再生企画課 正野、永徳、益本

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●「黒崎円卓ひろば」って?
 「黒崎円卓ひろば」は「まちの声とエールを 輪に、かたちに、30年先の未来へ」とつなぐ場所。
 そして、楽しいという感覚を持って、自分たちで、都市を使いつづけ、豊かなまちをつくっていく「黒崎アーバニスト」が集う場所。
 黒崎地区のたくさんの方々が意見を交わす「ひろば」、まちの中にそれぞれの居場所となる「ひろば」をつくっていきたいとの思いを込めています。

2 北九州市「2050まちづくりビジョン」黒崎地区の内容は?
 黒崎地区の対象は、黒崎駅周辺 概ね1kmのエリア。駅北側には、先端産業の企業が立地、駅南側には放射状の街区の商店街が広がり、近年では住宅の立地が進み、居住人口が増加しています。寺社、曲里の松並木など長崎街道に由来する歴史・文化遺構や、撥川の親水空間、文化ホール・図書館、クリニックの集積など、コンパクトで魅力的なまちです。そして、まちの方々が熱い。
 黒崎地区の2050年 まちのビジョンは、「個性輝くアクティブタウン 多様性を認め合い、支え合う みんなが住みたくなるまち」。
 これから、まちづくりサロンを通して、ビジョンをより具体的に描き、新たな取組が必要です。

3 黒崎地区の伸ばしたいところや強みは?
 この日に至るまで、黒崎のまちの方々等からいただいた多くの貴重なご意見(令和4年度で約35回)を含め、30年先を見据えて、仕掛けづくり(ソフト)と場づくり(ハード)やまちの骨格やゾーニングなどについて意見を交わしました。その一部を紹介します。また、地域のみなさんから、このまちを参考にしては、と国内・海外の都市のお話も伺いました。
○働く場があってこそ、まちを利用する人が増えるのでは。小倉とは違った特徴を持って、研究開発や制作をメインとする働く場の需要が黒崎にあるのではないか。
○人材投資が大事。リスキリング(スキル習得)の場を、企業や公的なセクションの協力により、まちに設けてはどうか。
○働く人が健康に暮らせるまちにしたい。仕事にいそがしいときは、外食ではなく、まちで食事する、といった「まちがリビング」になる。
○性別にとらわれなく、子育てしやすいまちになると、働く場や住まいが増えていくのでは。
○脱炭素(ゼロ・カーボン)やウォーカブル(居心地よく歩きやすい)、コンパクトな都市づくりの視点が大事。
○交通や物流の整理ができれば、街区や時間帯を区切って、歩きやすいまちができるのでは。シェアカーやシェアサイクルの取組みも考えられるのでは。

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4 どのようなサロン「ひろば」があるとよいか?
 ビジョン実現のためには、多様な方々のサロンや、特別なテーマを持ったサロンが必要ではないでしょうか。あるとよいサロンなどについて、意見を交わしました。その一部を紹介します。
○リノベーションのほか、まち全体のゾーニングが必要。地権者の思いを聴きたい。
○黒崎に住んでいる方々に、なぜ黒崎を選んだのか聴きたい。
○先進事例を深掘りし、黒崎に活かすことができることはなにか、研究したい。



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 このほか、市から、参考となる先進事例の紹介(起業促進 地域のサードプレイス、都市を動詞で評価など)なども行ったほか、自分ができることはなにかを確認しました。

5 これから
 今後は、黒崎96の日実行委員会の会議でビジョンやサロンのPRをさせていただくなど、輪を拡げていくほか、先進事例の研究もしながら、「黒崎円卓ひろば」の新しい取組につなげていきます。

●黒崎96の日って?
 「9月6日は黒崎を盛り上げていこうと、住む人・働く人、みんなの記念日」として、オール黒崎でまちのお祝いをする催しです。(主催:黒崎96の日実行委員会)
 令和4年度は、元気よく上を向こう!と「企業対抗玉入れ大会」や、3年ぶりに、19時06分の「乾杯大会」などが行われ、約1,000人の来場があったとのこと。
 note事務局 黒崎地区担当も参加し、黒崎のまちのみなさんの熱量に感激しました。なにより楽しかった。「まちのお祝いをする」って、素敵なことですね。来年の開催も楽しみです。

 「黒崎円卓ひろば」はじめます。黒崎の未来のこと、話しませんか。


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