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プロスポーツリーグCFL練習生としての心得

みなさんこんにちは。
アメリカンフットボールプロ選手の佐藤敏基です。先日カナダのプロリーグCFLのToronto Argonautsからリリースされましたが、練習生という形で再契約しました。
今回は練習生の立場について記載しましたのでぜひご一読ください。

契約形態


CFLのチームには試合に出場するアクティブロースター46名の他に15人の練習生がいます。
練習生はアウェイゲームのビジネストリップには参加しませんが、その他の練習等は全てチームに帯同します。ただ、ホームゲームも試合に出場することは出来ません。

練習生の契約は元々の年俸とは関係なく一律の契約書を新たに結ぶことになります。給料も元の年棒の3分の1程になってしまいますが、代わりに家がチームから提供され、そこに住む事ができます。
チームは毎週アクティブと練習生を入れ替えることが出来るので、練習生として過ごした週は練習生の、アクティブとして過ごした週は元々契約時に結んだ契約書が有効になります。
つまり制度上は毎週アクティブへの昇格チャンスがあるのです。

アクティブに昇格するには



僕の場合は全く同じポジションの選手がアクティブに1人しかいないので

・彼よりも高い評価を得る
・彼が怪我をする
・彼が不調に陥る
・彼が何かしらの理由でチームを去る

上記のうちどれかが起きればアクティブに昇格。
ただ、昨年学んだ事として他人がどうなるかを気にしていても自分にとって良いことはありません。
昨年はレギュラーのキッカーが良いパフォーマンスをすると焦りを感じて負けじと無駄に力んで逆にパフォーマンスが落ちてしまうことがありました。
なので僕はひたすらに自分の成長とパフォーマンスに集中していきます。

チャンスは必ずやってくる


試合にも出られず、練習中のアピールできるレップ数も少ない、そんな中で本当に試合に急に出ても活躍するためのメンタリティを保つことは正直難しい、というのが昨年学んだ事でした。
この対策として上記のようにとにかく自分だけに集中することが大切だと考えています。
他人を気にしたり、他人の失敗を願えばその分思い通りにならなかった時に自分のメンタリティに支障が出ます。

自分がどうなりたいか
自分のゴールはどこか
自分はどのようなプロセスを踏んで成長するか

これらを大切に日々取り組みます。
特に、自分のスキルアップのための課題を抽出して解決する「成長」という成功体験を積み重ねる事が前向きなメンタリティで居続けるための鍵であると共に、アクティブへの昇格に繋がるはずなので、シーズンを通して成長し続けます!


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