【不動産編】不動産屋の選び方①

家を買おうというとき、どこの不動産屋へ行けばいいか悩むと思います。
CMでよく見るところだと、東急リバブルとか住友不動産販売とかが思い浮かぶかと思います。
もちろんそれだけじゃなく、ネットで調べれば不動産屋はいくらでも出てきます。
そんな中で、どこを選べばよいのか、何を基準に考えればよいのかについて記事にしました。

結論からいうと、良い物件があるかどうか、という観点についてはどこの不動産屋に行っても大きく変わることはありません。
それよりも、どんな担当者があなたにつくか、というところが大きいです。

大枠から解説していきます。

まず、不動産企業は大きく3種類に分けられます。
1.開発業者
2.仲介業者
3.管理業者

1の開発業者は、土地を買ってマンションやビルを建て、それを売って利益を得る会社です。
2の仲介業者は、不動産を売りたい人と買いたい人、貸したい人と借りたい人を仲介し、契約を成立させることで仲介手数料をもらって利益を得ます。
3の管理業者は、マンションやビルなどの管理業務を行い、管理手数料で利益を得ます。

1~3を全てやっていたり、2つをやっていたりする会社もありますが、家を買おうとするときに多くの人が訪れるのは2です。

ただ、1の開発業者に行くパターンもあるので、先にこちらを説明しておきます。

開発業者は、自分たちが建てた新築マンションを販売しています。
有名な企業だとオープンハウスとかですね。
例えばこういうサイトやチラシを見て「○○に建設予定のこのマンションが買いたい」と思ったときなどは、そのマンションの販売元である開発会社を訪れます。
ただ、この場合はその会社が建てた物件しか紹介されません。
開発業者について選ぶ基準は「そのマンションがすごく気に入った」「この会社のマンションブランドが好きだ」といった理由があるかどうかだけです。
つまり、最初からある程度目星がついていなければ、開発業者に行くことは少ないです。

漠然と、「そろそろ家を買いたいがどう選ぼう」という人が訪れるのは基本的に2の仲介業者です。
東急リバブルなどはこれに当たります。
仲介業者は売りに出ている物件の情報を総合的に持っているので、お客さんのニーズを聞いてマッチしそうな物件を紹介してくれます。

では、仲介業者を選ぶとき、「良い物件があるかどうか」という観点ではどこを選んでも大きな違いはない、というのはどういうことか。

それは、仲介業者の主な情報源は「レインズ」という共通のネットワークだからです。
レインズには、全不動産業者が自社の持っている情報を登録しています。

東急リバブルや住友不動産販売など、会社は違いますが「レインズ」という共通のネットワークを利用して物件を探しています。

レインズに載っておらず、その会社しか持っていない独自情報などもたしかに存在します。
極端に言えば、大手の仲介業者でも、一人の担当しか持っていない情報や一つの営業店しか持っていない情報などもあります。

この解説は別の記事でしますが、それでも大半の情報はレインズのものです。

つまり、どの仲介業者に行っても、持っている情報の8割くらいは一緒です。
(8割は完全に目分量です。)

例えば、私が行った仲介業者で、その店舗、その担当者だけしか知らない情報を教えてくれたとして、その中に私のニーズにマッチした「これだ!!」と思う物件がある確率は非常に低いです。
レインズに載っていない独自の情報だとしても、それが「お得」な物件とは限りません。
よって、どの仲介業者に行ってもレインズに載っている物件の情報から候補を紹介されることになり、情報量に大きく違いはないのです。

冒頭に書いたとおり、重要なのは担当者だと思います。

また次回の記事で続きを書きます。


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