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フォトエッセイ

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写真と共に私の考えている事などを綴ったものです。
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#カメラのたのしみ方

私にとってのライカ

LEICA ライカ… カメラを始めた当初から、ライカの存在にずっと憧れていた。 ブレッソン、木村伊兵衛、ハービー山口など、素晴らしい作品を残してきた方々が選んだカメラ。控えめな佇まいはスナップやドキュメントなどに最適で、他にもポートレートを撮る時にも相手に威圧感を与えないという利点もある。ドイツが産んだ歴史的なカメラ。 X-Proシリーズを使っていたのも、ライカのようなレンジファインダースタイルの利点が自分の求めるものじゃないか?と思い手にしたというのもある。実際、そう

カメラと共に未知の銀世界へ

最近何かを目の前にしてドキドキしたりワクワクしたりする事はあっただろうか。 大人になり生活が固まってきてしまうと、そういった事が少なくなってしまう気がする。新しいことも減ってしまうし、そうして生活しているとどんどん心の反応が鈍くなって感動しにくくなってしまうという悪循環。 良くないなぁと思いながらも、とりあえず生きる為に生活をする日々。 しかしそんな日々でも時として目の前に心を突き動かす何かが現れてくれる。 広島の私の住む地域はあまり雪が降らない。毎年降っても積もる程には

枯れた植物の美しさ

花や草など、植物はとてもカラフルだ。 葉は青々とし花はそれぞれに美しい色がついていて、それらの鮮やかな色は生命を感じさせる。春や夏の草花が生き生きとしている時期は少し歩くだけでもとても楽しい。 写真で見るのも勿論いいが、こうした植物の生き生きとした姿は生で感じるのが1番好きだ。 しかし、生命には必ず死が訪れる。 植物にとっての死が訪れた状態とは、枯れた姿になるだろう。 木は比較的長く生きられるが、草花は寿命が短い。 春や夏に生い茂っていた草花は秋や冬になると枯れて土に還っ