見出し画像

低予算でお洒落なサロンをオープンする【自分のお店を開店する】裏側

自分の店舗、ショップ、サロンをスタートするという方や、そんな気はないけど友達が新しくショップを始めようとしている方なんかには参考になるかも、
12月中頃OIPENを目指すのFIVEONE南青山は、レディースオーダースーツの隠れ家的なサロン。

ブランド運営の裏側では、昔のような豪華なお店を作る計画は難しくなっています。
今の時代にあった、低予算でブランドの芯部分にはお金をかけるメリハリのあるお店の計画が必要です。
ちなみに1号店の大阪本店、銀座本店、福岡店までは数千万円かけて出店してきました。時代ですね💧

前回書いた、「アパレルの未来はオーダーメイド」の店舗。先程、不動産会社から審査にオッケーが出たと連絡を頂き、近々に契約書を交わし、入居日が11/20に決定しました。㊗️
まずは、



□店舗立地
場所は、南青山4丁目のアパレルブランド路面店街から一筋入った静かな建物の1Fです。
ここで、重要なのが1Fである事ですが、荷受けや荷出しにエレベーターを使わなくて良い点、住所が1F、アパレルブランド街に近く何より地名がメリットです。
都内なら、銀座、赤坂、広尾、白金などは地名のメリットがあります。
今回の物件は、テナントの空きが多いエリアで、オーナーさんも早くきめたいとの思いから、坪単がコロナ前に比較して2、3割下がってます。

上の写真は平面図という物件の寸法が記載されたもので、これがあれば、テーブルやイスのサイズなど、インテリアの打ち合わせもスムーズです。

□賃貸契約
なかなか、良い物件はありません。すぐに見つかる事は無いので、急がずに、たくさん比較する中で用途にあった物件を探して、結果的に今回は3年探しました。(笑)
月額賃料を10-15万円で探したので、本当に無かったです。
人気の低層建物の1F、築30年以上と古いのですが管理が良く管理人常駐です。エントランスが広くて、綺麗さが感じられ、ショールームには向いており、今回は、レディースオーダーメイドのショールームとして事務所契約となります。
契約書は掲載出来ませんが、賃貸期間に期限がある定借と、賃貸期間を2年…定めて、期間終了期限前に更新する方法があります。今回は後者の2年契約の更新時に更新料ありという一般的な契約でした。
契約書に際する前に、部屋の図面をもらいオーナーに提出する事で、入居後に工事が必要な設備を設置する際にもスムーズになります。
私達は、移転時に什器を持ち出してリサイクル使用していて、基本工事が必要無い置くだけの什器を設置しています。
それから、用途の確認は、看板を出して不特定多数のお客様を集客する場合には店舗使用可の契約が必要ですが、一般的な事務所兼ショールームは、予約制でお客様がご来店頂くスタイルなら事務所契約が一般的です。あらかじめ事業内容を説明してトラブルを起こさない事が大事です。
少し余談ですが、賃貸契約する前に、周りの環境を良く知る事が必要で、お隣様にご挨拶をして、自分達がこの場所を借りる予定である事をお伝えする事が大事です。

写真は天井高を最大まで有効に使える別注のハンガーラック

□内装工事
ショールームには、ブランドの価値観を伝えるオリジナルのデザインを施します。
今回のサロンにも、スペースを狭く見せない工夫をしながら、案を出して現在業者と打ち合わせ中で、内装業には、個人、小規模、中堅という希望の業者がありますが、今回のサロンは、デザイン重視で個人のデザインが得意な方にご依頼しました。理由は、小さな工事で予算が少ない場合は、会社ではなく個人だとその方がご自分である程度手配してくれるのと、足らない簡単なDIYぐらいならサービスしてくれる場合もあります。
小規模、中規模で有れば見積もりでしっかり利益率を上乗せするため(当たり前)、個人より高くなります。なにが得意な方かによりますので、求める内容にあった個人の方を探すと良いと思います。
業者に知り合いがない場合は、物件を借りる不動産会社に相談して紹介頂くと、スムーズですが、私の経験では、あまり良くなかったという過去の印象です。

写真はFIVEONE香港店舗
香港島のアドミラルティセンター内
香港の老舗テーラーがたくさん入るフロアに日本のお店はFIVEONEだけです。
香港には、いまは競争相手のテーラーが無いというブルーオーシャン,,,香港でもレディースオーダースーツのサロンはオープンしたいなと、香港で良い人材がいたらの話ですが,,,

ショーウィンドウのある店舗とは違い、
南青山のサロンは、自宅に居るような落ち着いた雰囲気をコンセプトとしている事から、落ち着いたオリジナル什器を別注で制作します。
ブランドの価値観に関係する什器には、多少お金をかける必要があります。
20万円以上の什器で有れば償却資産として、数年かけて経費に落とす事で一時的な経費にしない方法があり、継続性が大事なビジネスモデルである、オーダーメイドスーツのビジネスでは、ディスプレイ什器は長年使うため、リースではなく購入が向いているといえます。

最初に書きましたが、過去の時代にオープンしたお店は、開店費用に2000万円以上、2番目は銀座の一等地にある本店、1番はFIVEONEの地元大阪本店はこちらも一等地の路面1F.2Fで贅沢なお店です。
もちろん、今回は方向性が違っていて、個人が安心して開店できる方法というか、私達の新しいお店の出店スタイルを作る上でも大事な試みをしてますので、開店費用(賃貸初期費用、内装工事、什器備品、商品サンプルゲージ40点、PC機器各種端末、引越し、店舗看板表札)は400万円以下に、できれば380万円を目指して、頑張りたいと思います。😅
ちなみな、ランニングコストの月額賃料は、探していた予算に対して最低で契約できましたので、毎月の損益分岐点はかなり低くなり、その分はご予約時間にゆとりが持て、コンセプトの自宅のようにくつろいでいただくスタイルで営業が出来そうです。


写真は30㎡という限られたスペース
これが、どんなサロンになるか、お客様の反応とかも楽しみ^^

11/20入居ですので、そこから什器や備品を引っ越し屋さんに入れてもらいますので、完成を見て頂けるのは12月になりそうですが、途中でオリジナル什器のデザインや製作費用などがわかれば、新しいノートを投稿予定ですので、是非お楽しみに。

#ファッション #オーダーメイド
#FIVEONE #レディースオーダースーツ
#アパレルの未来 #ファイブワン南青山
#FIVEONE香港

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?