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グルメな夫のお粥がおいしい

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グルメな夫のやることを見ていると、時々やることがいちいち面倒くさい。しかし、ひと手間かけるのがグルメの証らしい。見ている私は、冷ご飯はチンしなくても火にかければお粥になるのに、と思っている。こんな私をグルメな夫は「バルバリアン(野蛮人)」と呼ぶ。

グルメな夫は、昔はお粥を「赤ん坊の食べ物だよ。」と言っていたのに、この頃お粥を作ってくれる。うれしい。

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お粥といえば、インドネシアのbubur kacang hijo (bubur=粥、kacang=豆、hijo=緑)が好きだ。早朝にお粥屋さんが街中を売り歩いている。淡い緑色のお粥に甘く煮た黒米をのせ、ココナッツミルクをかけてくれる。まるで宇治金時ソフトクリーム。温かいけど。スプーンでスープ皿をたたく「チンチンチンチン・・・」という音がきこえてくると居ても立っても居られない。懐かしい写真を見るだけで、その音が聞こえてくるかのようだ。
いやいや、今はグルメな夫のお粥がおいしい。

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