ヴィクトリアマイル反省~時代は距離延長の先行馬?~

ヴィクトリアマイルはスカーレットカラー本命で見せ場全くなしの15着でした。この馬らしい末脚が見られなかったわけですが、今回はこの馬の敗因と東京競馬場芝重賞の傾向を見ていきたいと思います。

今週の東京競馬場は前残り傾向があると、Twitterやnoteなど他の方の見解でもよく言われていました。

ヴィクトリアマイルでもアーモンドアイもサウンドキララも先行、4着には逃げたトロアゼトワルが残って、道中の通過順が2桁の馬はビーチサンバの9着が最高で後ろからではどうにもならない結果でした。中間のペースが速いけど、上りもかからないという高速決着でした。

この前残り傾向は、前の日の京王杯スプリングCでも、前週のNHKマイルカップも同様で、1~3着はすべて前目に付けていた馬の決着でした。

こんな状態で後方一気が持ち味のスカーレットカラーを本命にする私のセンスのなさですよね・・・

NHKマイルカップも京王杯スプリングカップも、ヴィクトリアマイルも高速時計の前残り決着になったのですが、そのことが影響か、距離延長馬の活躍が目につきます。

NHKマイルカップ(1600m)は
1着ラウダシオン(前走1400m)
2着レシステンシア(1400実績あり)
3着ギルデッドミラー(1400実績あり)
13着サトノインプレッサ(前走1800mで後方から)

京王杯スプリングC(1400m)は
1着ダノンスマッシュ(前走1200m)
2着ステルヴィオ(前走1200m)
3着グルーヴィット(前走1200m)
4,5着も前走1200m

ヴィクトリアマイル(1600m)は
1着アーモンドアイ(1600m実績あり、そもそも別格)
2着サウンドキアラ(過去1600以下のレースのみ)
3着ノームコア(前走1200)
4着トロワゼトワル(1200実績もある先行馬)
7着ラヴズオンリーユー(主に1600以上で実績)
8着プリモシーン(1600未満の経験なし、脚質後方より)
15着スカーレットカラー(1800で実績、脚質後方)

上位に来るにはそのレースより短い距離での経験をしていて、レースのスピードにのっていけることが必要なのでは。

人気を裏切っている馬は、その距離を含めもう少し長い距離を得意としていたり、後方脚質で、スピードについていくのに苦労したというところでしょうか。

もともとこの3つのレースも過去10年の傾向からは距離延長は不利で距離短縮の方が成績がよかったのですが。過去の傾向とは逆にいったということになりました。

私は結局この3レースで過去の傾向を重視して距離延長馬を軽視した結果すべて外したわけです。


下級条件のレースを見てみると、重賞の3レースほどでもないですが、なんとなく1600m以下のレースでは距離短縮馬はよい方に向いてないような感じです。

2000m以上だとこの傾向はあまりわかりませんでした。

今週はオークスですね。牝馬の2400mなので、高速馬場だからといって距離延長の先行馬重視とそのまま考えるのは危険だと思いますが、桜花賞のような上りがかかる競馬にはならないでしょう。デアリングタクトをどうしましょうか?


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