ヴィクトリアマイル予想（前哨戦から編）

ヴィクトリアマイルの予想に向けて前哨戦から振り返ってみたいと思います。

4月11日　阪神牝馬Ｓ　阪神芝１６００ｍ

このレースで一番強く見えたのは、2着のスカーレットカラーです。後方から鋭く追い込んでくるのですが、残り２００ｍちょっとの辺りで、左右から2頭の馬に挟まれる感じになり、かなり狭くなります。それでもその間を突き抜ける根性に驚きです。スタートで負けしたけれど、道中の折り合いはばっちりでした。

1着のサウンドキララと4着ビーチサンバは道中内でしっかり脚をためて、直線もロスなく追うことができました。コース取り、レース運びがばっちり上手くいった結果だったと思います。そのため着順ほど評価はできないのではないかと思います。

5着ダノンファンタジーは＋２２㎏で先行から勝ちに行く正攻法の競馬でした。基本初戦から仕上げてくる、中内田厩舎ですが今回はここを叩いてよくなる計算なのだとしたら、評価してもいい内容なのでは。

2月22日　京都牝馬Ｓ（京都芝１４００ｍ）
馬場がかなり悪くなって、完全外差し馬場。
サウンドキララ、ビーチサンバ、ディメンシオン、シゲルピンクダイヤともに外を回って不利なし。特にサウンドキララは4コーナーの位置取り抜群、また17番枠も味方した感じで、阪神牝馬Ｓとともに恵まれていると思う。
１７着アルーシャ。1枠から馬場の悪い内をずっと通ることになってしまった。それでも直線途中まで見せ場はあったし、着順ほど悪くないと思います。

12月14日　ターコイズＳ（中山芝１６００ｍ）
コントラチェック1着。ペースは早めだったけど、4コーナーでも並びかけられることなくいけたのが勝因。力を出し切れる展開に持ち込めれば走れるといった感じ。

11月10日　エリザベス女王杯（京都芝２２００ｍ）
スローペースで7着まで道中8番手以内の馬で決まる前残りのレース。勝ったラッキーライラックは強かった。3着ラヴズオンリーユーは2番手から3着。休み明けは不利かもしれませんが、ペース的には恵まれたか。あと距離もいいのかな。
７着スカーレットカラーは4コーナーで外を回して伸びずばてず。この馬の持ち味は狭いところでの突っ込んでこれる根性だと思うので、大外を回すことがプラスにはならないと思いました。

10月14日　府中牝馬Ｓ（東京芝１６００ｍ）
スカーレットカラー1着
ずっと11秒台の平均ペースを後方から追い込んで1着。直線初めは大外まで出さずに馬群をさばいて、そこから外に持ち出しての勝利。長く脚を使えるので東京コース向き。この競馬ヴィクトリアマイルでできれば。

10月13日秋華賞（京都芝２０００ｍ）
前半１０００が５８，３のＨペースで先行馬不利、差し有利の流れ。
３，４着のシゲルピンクダイヤとしゃドウディーヴァにとっては恵まれたレース
5着ビーチサンバはＨペースの逃げである程度力を出し切れているように見えました。
8着ダノンファンタジーは3番手からコーナーで勝ちに行く競馬を見せたけど、力尽きた感じ。ローズＳで仕上がっていて上積みなかったか。
15着コントラチェックは単騎で気分良くいけないとダメになるタイプでノーカウント。

東京新聞杯など他のレースもちょっと見て、今のところの結論

スカーレットカラー
東京向き、差しが決まる流れになって、馬群を突き抜けてくるはず。本命候補です。アーモンドアイに勝てるとは思いませんが、他の馬とは差はないはず。

ダノンファンタジー
チューリップ賞、ローズＳの前哨戦を勝って、本番で負けてきた馬。陣営は前走を完全にたたき台として使ってきたと思う。川田騎手が阪神牝馬Ｓ後「次は変わってくると思う」といっているように、中内田厩舎が仕上げパターンを変えてきてどうなるのか楽しみ。

アルーシャ
過去の戦績からも完全に左向き巧者。前走は右回り＋コース取りで１７着だけど、そんなに弱い負け方じゃない。人気は落とすはずだけど、そんなに弱くないはず。3着まで来れるかとなると自信はないけど、掲示板くらいは来れる力はあるのでは。

サウンドキララ
ここ2戦は上手く行き過ぎ。先行でも差しでも行けるレース上手ではあると思うけど、強くは見えなかった。かなり軽視したい。

コントラチェック
単騎で行けないとダメ、並びかけられるとダメだと分かった。そう簡単に単騎で行けないと思うけど武豊だしな。他の騎手がちゃんとつぶしにいってほしい。消し。

プリモシーン
前走ダービー卿5着は右回りだし、コーナー大外で脚を使わされたのでノーカウントでよさそう。東京新聞杯はしっかり1着だったけど、何の不利もなく進めた。去年の2着当時より強くなってはないと思う。押さえ評価。

ラヴズオンリーユー
長い距離に適性があると見込まれてレースを使っている馬が１６００ｍに対応できるのかが疑問。

アーモンドアイはどうなんでしょう？？