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夏の終わりとサンフランシスコ 2019【猫町旅日記】3

サンフランシスコに行ったの、もう5ヶ月も前のことになってしまう。時が過ぎるの早い。現実逃避で旅日記を。サンフランシスコ2日目は8月29日、この日はとにかく徹底的にレコード屋を巡る日と決めていた。レコードハンティングの旅はロックの聖地ヘイト・アシュベリーからスタートだが、まずその前に行ってみたかったHEATH CERAMICSへ。サンフランシスコ生まれのヒース・セラミックの食器はなかなか日本では売ってなくて、あったとしてもとても高い。僕はマグカップひとつだけ持ってたんだけど、やっぱりご当地で見てみたいと思ったのだ。とてもスタイリッシュで、NEWSSTANDと名付けられたショップにはかわいい雑貨が並んでいて、来た甲斐があった。最後まで悩んで、トートバッグを買わなかったことを後悔している。

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午前中をHEATH CERAMICSで過ごして、お昼になってヘイト・アシュベリーへUberで移動。車窓からの景色がすべて目に鮮やか。ヘイト・アシュベリーは1960年代後半のヒッピームーブメントの中心地であり、'70年代はゲイカルチャー高揚の舞台。さまざまな文化にとっての聖地。さあ、レコード屋散策の始まりだ。前日はバークレーにあるアメーバ・ミュージック(Ameoba Music)に行ったけど、今日はヘイト・アシュベリーにあるサンフランシスコ店へ。ここもとにかく大きい。バークレー店も相当な時間を夢中になって過ごしたけれど、サンフランシスコ店では気づいたら2時間経っていたから驚いた。このペースはやばいと思ったので少し早足に。ここではR.E.M.の海賊盤レコードとThe Nationalの持ってなかったCD、そしてお土産用のTシャツやロゴ入りのピックを買った。

そしてまた前日と同じくラスプーチン・ミュージック(Rasputin Music)のサンフランシスコ店も覗いてみた。ここにはたくさんのTシャツを売っていた。今巷ではメタル系のビンテージTシャツが流行っていて、僕もあわよくばカリフォルニアで掘り出し物でもあればと思ったのだけど、かっこいいやつはどれも値段が高い。古着屋に入ってもメタルTシャツコーナーのものは値段の桁がひとつ違う感じだった。全世界同時進行的なメタルTシャツブーム。ネットで調べて手帳に書きつけていたヘイト・アシュベリー・ミュージック・センターという楽器屋はなんと閉店セール中だったが、さすがにギターを買って帰るわけにはいかないのだ。

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サンフランシスコの街歩きはとても楽しい。いたるところにグラフィティが描かれていて、それがいちいちかっこいいし、なんということもない通りでも家の形や色が可愛いし特徴的。つまらない風景がないからついつい歩きすぎてしまう。この日も尋常じゃない距離を僕は歩いた。感覚的に言うと、恵比寿から新宿までを寄り道しながら歩く感じだろうか。次のレコード屋さんまでは少し離れていたんだけど、なぜかあっという間に歩けてしまう。途中ブエナビスタ公園というところで座ってしばし休憩、時計を見るともう午後3時になっていた。

まだまだこの日の散策は続くけれど、旅日記はまた気まぐれに断続的に続きます。まだ2日目の途中。

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