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アナザーストーリーズ 慎太郎と裕次郎〜兄弟の知られざる秘密

3月3日(金)NHK総合で22時から放送「アナザーストーリーズ 慎太郎と裕次郎〜兄弟の知られざる秘密」に証言者のひとりとして出演しています。昨年末、ディレクターから「石原裕次郎 昭和太陽伝」(アルファベータブックス)を読みました」と連絡があり、打ち合わせを重ねて、撮影クルーが仕事場に来て、インタビューを受けました。

番組は石原慎太郎さんと、石原裕次郎兄弟の「知られざる」エピソード、運命の分岐点にスポットをあてて、この番組らしいアプローチでその裏側に迫るものに、なりそうです。ぼく自身も、どんな内容、方向性になっているのか、今から楽しみです。

友人の作家で編集者の中川右介さんから「石原裕次郎さんの評伝、書きませんか?」と提案して頂いたのが2018年、書き下ろしの「クレイジー音楽大全 クレイジーキャッツ・サウンド・クロニクル」(シンコーミュージック)の制作中のことでした。

その出版の会には、中川さん、アルファベータブックスの春日俊一社長も出席してくれて、裕次郎本が始動したのはその翌年、2019年春。宝田明さんとの「シネマクルーズ」(ぱしふぃっくびいなす)を終えてすぐ、一気に書き上げました。刊行は裕次郎さんの「あじさい忌」である7月17日の当日でした。

本が世に出てから3年、こうしてテレビ番組の企画者にインスパイアを与えることができたのが、何よりも嬉しいです。本は出して完結するのでなく、書店に並び、書評で評価を頂き、そして興味のある方のお手も届き、時には、「目にみえる影響」をこうした形で実感することができます。

2020年の「歴史秘話ヒストリア スーダラ節が生まれた」の時も、NHKの名古屋支局のプロデューサーが「クレイジー音楽大全」を書店で手にしてくれたことがきっかけでした。

というわけで、3月3日の放送、今から楽しみです。


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