30代で転職を考えたとき、あなたに見合う「対価」について考えてみてほしい。

キャリアコンサルタントの西俊明です。
今回は、30代の転職について考えてみます。

「転職」を考えているという事は今現在会社で仕事をしているという事だと思います。あなたは今の会社であなた自身に見合った対価をもらっていますか？あなた自身に見合う対価はどのくらいだろうか？あなた自身が欲しい対価に見合うにはどうしたら良い？と、「転職」という事が頭によぎった機会に一度、考えてみるのも良いかもしれません。

あなたに見合った「対価」とは

「転職」を考えるという事は今現在、会社でお仕事をしている事と思います。お仕事をし、対価（お給料）を得る。対価とは例えばモノを売って得るお金とは違い、モノを売って得たお金+目に見えない付加価値がついて「対価」となると私は思っています。付加価値とはモノを売るためにあなた自身が努力し考察し実行した事項についてその事が認められ付加されたあなた自身への評価、価値であるものと考えます。

あなたは今の会社で自身に見合った対価＝付加価値をもらっていますか？30代はこれから付加価値をいくらでもあげられる年代です。「転職」という事が頭によぎった際、一度、今現在の自身に見合う対価はどのくらい？と考え、将来の自身の対価を目標設定してみませんか。そのうえで「転職」を考えると、転職先を選ぶ際、違った見方ができるかもしれません。

「転職」を実行しようとすると、人それぞれ考慮する点がいくつも出てくる事と思います。通勤時間、勤務時間、仕事内容等々。もちろんお給料という点も大きい事と思います。誰しもボランティアでお仕事するわけでは無いのですから。そのお給料というものをこの勤務時間だからこの金額と、ただのお金としての価値としてみるのではなく「対価」として考えてみてください。対価＝付加価値を考慮した金額なのですから、それはそのまま、あなた自身の評価となるわけです。

そこで提示された金額はあなたに見合った対価でしょうか。ここで問題になってくるのが自己評価です。まっとうな会社で会社とあなた自身が信頼関係ができているのなら、提示された金額があなた自身についた正当な評価と受け止められるでしょう。ここで「転職」がよぎったならば、あなたは会社が評価したものより上の評価を目指しているという事になるので「転職」以前にスキルアップ等を視野に入れ目標に近づく努力をしなければならないと思います。しかし、会社との信頼関係もなく、明らかに評価が低い場合もこのご時世ある事でしょう。その場合には自己評価を過大評価するのではなく、しかしながら過小評価する必要も全くないので、ご自身の目標とする対価を得るために「転職」をする事を考えたらよいかと思います。

本来「転職」とは、将来がより明るいものになる事であるべきと思います。そのために自分自身でできる事はどんどんチェレンジするべきだと思います。自分の興味があること、小さな努力、フットワークを軽くしてどんどんチャレンジして欲しいです。そして一番残念に思う事は、自己評価が低い人が多いという事。どんな小さな事でも自分自身の評価につながるはずです。もしかしたら、その小さな事が大きなものにバケる可能性が多いにあるかもしれません。まだまだ30代、今まで勤めてきた年数より、これからの方がはるかに長いです。ただお金をもらう為に働く。って、その通りなのですが、そのお金には目に見えない自分への会社からの評価が含まれていると考えると、少しだけ、お仕事に対しての価値観も変わってくるのではないでしょうか。

30代で転職を考えたとき、あなたに見合う「対価」について考えてみてほしい。