stand.fmにエンジニアとして入社して1年が経った

こんにちは、stand.fm エンジニアの 外松(@toshi-toma)です。
2021年の4月からstand.fmで働き始めて、1年ちょっと経ったので、これまでを振り返ります。

音声配信プラットフォームの開発

まず、メインでは音声配信プラットフォーム stand.fm の新機能開発や改善に取り組みました。
全てのコードがJavaScript(Flow)/TypeScriptのMonorepo構成だったり、WebはReact、ネイティブアプリはReact Nativeを採用しているので、一人のエンジニアが基本的に全ての領域を触れるのが特徴です。

また、1つの大きめの機能を一人で担当することが多く、入社後1ヶ月くらい経ったタイミングで、検索機能の大きめのアップデートを担当してリリースしました。リリース後、ユーザーの声をSNSで見たり、stand.fm上で喜びの声を配信してくれている方を見かけて、とても嬉しかったのが思い出です。

自分は音声コンテンツが好きなので、私生活でもstand.fmを使っている & ユーザーの要望やフィードバックに触れる機会が多いので、プロダクトを良くするモチベーションが高い状態で開発に取り組めてます。
個人的にも「この機能早く作りたい〜」と思えるものが常にあって楽しいです。

トップページのリファクタリング

機能開発以外に、大きめのリファクタリングに取り組んでいました。その中の一つとして、アプリのトップページの仕組みを今後開発がしやすいように、再設計しました。
現状の問題点の整理やPdMから今後の方針を聞いて、設計から実装まで2ヶ月ほど取り組んでいたと思います。

いまはその仕組みの上で開発が進んでいて、改善した効果を体感できています。

エンジニアがプロダクトにとって「いま」必要だと思うリファクタリングは、PdMと話して、必要なものはしっかり時間をかけて取り組んでいくケースが多いです。

アプリのパフォーマンス改善

stand.fmはアプリのパフォーマンス改善に継続的に取り組んでいて、自分はその中でもアプリの起動速度改善に取り組みました。
SentryのPerformance Monitoringで起動速度を計測できる仕組みを整備、ボトルネックの精査、改善を実施、効果測定の流れで進めました。
バージョンごとに徐々に速度が改善され、最終的にしっかり結果が出るところまでやり切れました。

重要な部分のパフォーマンス改善は機能開発と同じような扱いでスプリントのアイテムとして積まれることが多いです。

ライブラリのアップデートや技術移行など

機能開発とは別でライブラリのアップデートや新しい技術への移行など、開発系のタスクをやることも多かったです。
Node.jsのアップデートを担当した時は、サーバーサイドを含めた全プロジェクトに影響があるので、CHANGELOGを全て確認したり、プロジェクト単位でデプロイ→モニタリングと慎重に進める必要がありました。モニタリングの仕組みが整備されていて助かりました。

他には、RESTからGraphQLへの移行やReactのClassコンポーネントをHooksベースの関数コンポーネントに置き換えたり、既存のコードベースをFlowからTypeScriptに移行するために調査や検証、実際の移行作業などに取り組みました。

最近取り組んでること

いまはサブチームのTL(Tech Lead)を担当してるので、設計やコードレビューなどに時間を割くことも多くなってきました。
今後の機能追加に耐えられるような設計や予期せぬ不具合が起きないようにするにはどうすればいいか?あたりをよく考えます。
あとは扱うデータ量もかなり多くなってるので非機能要件について考えることも多いです。

開発業務とは関係ありませんが、サイボウズフロントエンドマンスリー を参考に、社内で技術記事を共有する会を始めました。

フルリモートでの入社

stand.fmのオフィスは東京にありますが、自分は愛媛に住んでいるのでフルリモートで働いています。なかなかコロナが落ち着く気配がなかったので、結局入社してから一度もオフィスに行く機会がありませんでした。
フルリモートで働くのは初めてだったので、少し不安でしたが、オフィスに出社してる人が少なく、リモートワーク中心のメンバーが多い会社なので、業務上困ることは無かったです。オンラインでのコミュニケーションはGatherを使ってます。

ただ、オフラインでのコミュニケーションにしかない良さもあると思ってるので、今年こそはオフィスに行きたいです!

まとめ

振り返ってみると、一年で色々な経験ができて満足度が高いです。自分にとって、今より少しだけ高めのハードルの課題が常に目の前にあり、それに取り組むことで、エンジニアとして成長できているのではないかと思っています。

これからも頑張ります💪

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