写真と日常 #16 【写真酔い】
(写真酔い)
9年ほど前に上京した際、新宿の高野ビル4Fにあったコニカミノルタプラザにて『ジョージ・スタインメッツ の NEW YORK AIR』という大規模な写真展を鑑賞したことがあります。
大都会ニューヨークの街を空撮した写真がメインとなっていましたが、その圧倒的な迫力に只々唖然としたことを覚えております。
大きな写真は畳一枚を上回っていたように記憶しています。そのサイズの写真が数えるのも大変なほどズラリと展示されていました。
その時は妻と二人で鑑賞したのですが、そのあとが大変でした。
二人とも疲労感が半端なかったのです。ヘロヘロでした。
その日の夜、息子に言われた聞き慣れない言葉を紹介します。
「あぁ、それは写真酔いだよ」
へぇーそんな船酔いみたいな言葉が存在するんだ、とその時は思いました。
空から見るニューヨークの街の、エネルギッシュな景色を今も時折思い出します。写真酔いにはご用心を。
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