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「自転車のハンドルに立ちたい」だけだった。

先日11/1、バーライドを初めてメイクしました。

これは本当に嬉しかったです。

3年前に初挑戦してからメイクするまでの過程を動画にまとめて、YouTubeにアップする予定です。
今動画を編集中ですが、ちょっと時間がかかりそう。

3年間ずっとバーライドを練習していたかというと、そうでもないです。

やり始めの頃はやっぱり、ある程度の広さが無いと練習できないので、場所によって練習できる・できない という問題もありました。
なので毎回練習していたわけではありません。

また、バーライドはあくまでも練習のおまけでやっていました。
練習したいルーティーンなどをメインでやって、気分転換に15分とかそのくらいバーライドに挑戦する感じでした。

なんでバーライドなんかやろうと思ったのか?

バーライドを練習している時、まわりのライダーから

「怖くないの…?」
「それマジでむずいよねぇ。」
「あぶねー技やってますねー!」
「俺はやらないっす 笑」

という感じの反応をもらいました。笑

もしかしたら、コンテストがメインのライダーからは、
「あの人は、なんであれを練習してるんだろう?」
と思われていたかもしれません。
何のルーティーンにも使えませんからね。笑

僕がバーライドをやろうと思ったきっかけは、

自分が死ぬとき、「あの技メイクさせておきたかったなぁ」と思う技はなんだろう?と考えたことでした。

そう考えて、いくつか思いついた技の中の1つにバーライドがありました。

あとは、バーライドって視覚的にも面白いし、難易度もわかりやすいし、やっていて楽しそうだなぁ と思ったのも理由です。

「ハンドルに乗って走るなんて、すげーな。」
と思えたから、ただやりたくなっただけです。

でもそれが大事だと思うんですよね。

「何の意味があるのか」とか考えるのが大切なこともありますが、
そもそも楽しむためにBMXに乗っているので、自分が楽しめそうな技をやっていこうと思います。

「できなさそう」「できるはず」

バーライドを始める前は、

「こんなん、さすがにできなさそうだな。」

と思っていました。笑

なんというか、
「すごいよなぁ、ああいうのできる人って。
どんなバランス感覚してるんだろ…。」
という感じで見ていました。

自分とは別の世界の人のように見て、無意識的に線引きをしていたように思います。
自分は”できない側”の人間だと。

それも悔しいなぁと思ったんです。

なんで自分の限界を決めてるんだろう?と。
それって思い込みじゃない?と。

で、自分で思い込みを直すようにしました。

「あんなの、ハンドル立って走るだけだろ。できそうじゃん。」と。

難しいのはわかっていました。
実際に挑戦し始めた最初の頃は、「これで立って走ってバランス取るなんて考えられないぞ…」と絶望しそうになりましたし。

でも、「いやいや、時間をかければできるはず」と自分に言い聞かせて続けました。

短期間で習得しなきゃいけない理由も無かったので、
「足腰が弱くなる年齢までにメイクできりゃいいか~」
と思っていました。

一番つらかったところ

バーライドをメイクするまでで一番大変だったのは、なんといっても
「成長している実感が得られない」
ということでした。

特に最初の頃ですね。
両足をハンドルに乗せるだけで精一杯で、手が離せたとしても次の瞬間には落ちる。

走るイメージがまるでできませんでした。

もちろんそのほかの技でも、「できるイメージがなかなか湧かない」ということはありますが、バーライドは別格だったように思います。
雲を掴むような練習でした。

あれを乗り越えられたら、たぶん誰でもメイクできると思います。笑

今回バーライドがメイクできたことで、
「意外と、やればできるもんだな。」と思えるようになりました。
気持ち的に、難しい技にも挑戦しやすくなったと思います。
それが収穫でした。

BMXに乗る目的

「BMXに乗る目的」は人それぞれだと思います。

とにかくコンテストで勝ち上がりたい人。
BMXで食っていけるようにしたい人。
BMXを通じてコミュニケーションを楽しみたい人。
ただただ乗るのが楽しい人。
カスタムするのが楽しい人。

もちろんどれか1つではなく、色々な楽しみ方が合わさっているものだと思いますが。

僕の場合は、コンテストのことは特に考えていなくて、
「自分の頭の中でイメージした技を実現させたい(メイクしたい)」というのが一番です。
BMXを仕事にしたいわけじゃないし、カスタムもそこまで興味がありません。
仲間と乗るのも楽しいけど、一人でもめちゃくちゃ楽しい。

10代~20代半ばくらいまでは、そういう考えがハッキリありませんでした。
「みんなコンテストに出てるし、出ようかな。」とか
「コンテストで全然勝てなかった。俺、乗ってる意味あるのかな…。」とか、
そんな感じでしたね。

バーライドなんて、コンテストでは使いにくい技ですが、
もしもコンテストのことで頭がいっぱいになってしまっている若いライダーに会ったら、
「こんな楽しみ方もあるよ」
と見せられる大人になりたいと思っています。

それでは。

バーライドのメイクまでの過程はYouTubeにアップする予定ですので、良ければ見てみてください。

▼YouTube
https://youtube.com/c/BMXRIDERSHIGH




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