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二つの島(その1)

自分のnoteで何度か発信している大好きになった島、
『焼尻島(やぎしり)』と『天売島(てうり)』

天売島フェリーターミナル。
姿形は焼尻とほぼ同じ。


私の地元のニュースや天気予報などでは『天売焼尻(てうりやぎしり)』と天売が前で焼尻が後に呼ばれますが、私が焼尻島を先に上げたのには理由があります。
それは二つの島へ渡り、見て思ったことは『焼尻島の方が自分に合う。』と言うこと。

フェリーを降りてターミナル直ぐにある食堂。
海の幸が盛りだくさん。



勿論、天売島の自然豊かな景観や景色も、他にはない良さがあります。
二つの島を比較したとしても、良さを比べるのは難しいです。

ですが、二つの島の違うところと言えば、『島のうり(観光)』です。
二つの島共に人口は少なく、雪のない春から秋くらい迄が観光できる頃。
(天売島で人口は250人ほど、焼尻島は150人ほどとのことです。)

食堂お隣にある自転車やスクーターをレンタルしているお店。


北海道本土側の羽幌町(はぼろ)からのフェリーも時期によっては出航数も少なく、天気が悪ければ欠航もある為、ある意味登山の様に天気も重要。


この6月に天売島へ来島した時、宿泊はキャンプと決めていました。
が、しかし。
令和6年度より、天売島にあったキャンプ場が閉鎖になった為、焼尻へ戻らなければならず、次のフェリーが来るまでの4~5時間で島内観光となったのですが、島の3分の1は【急坂】との情報だった為、自転車を借りて一周することにした。

港を北側とすると最南端側の赤岩展望台。
高さといい海の青さといい絶景。


天売島と言えば【ウニ】が有名らしく、それを求めて来島する人も少なくないとか。
(私も妻もウニは食べないので、知らなかった情報でした。)
ちょうど6月の終わり頃にウニ漁解禁となるらしく、同じく来島し食堂にいた観光の方達はがっかりしてました。
(情報はキッチリ調べた方がよさそうですね。。。)

島一番の標高地である千鳥ケ浦園地。
反対側には絶壁の海鳥観測できるスポットあり。


あともう一つの天売島の魅力と言えば【海鳥たち】
希少な海鳥を島全体で保護活動を行いながら環境を整え、
夕方になると鳥たちの【帰巣(きそう)】を見ることができます。
鳥を守る為に、野良猫の保護活動も行っているとか・・・。
とにかく大きなカメラ片手にやってくる方が沢山いらっしゃいました。

そこで思うこと。
天売島へ行くと、どこそこで言われたこと。
『夕方前に返るなら海鳥の帰巣は見ないんだね』とか、
『ウニ食べないんだ~』とか。

島での相棒、電動自転車。
前半はほぼ登り。
電動でさえキツい所あり。


確かに、島の名物でも自慢でもあるこの二つのキーワード。
これらを楽しみに来島する人は多くいるのでしょうね。
でも、自分は鳥たちに特に興味はないし、
ウニも食べられるけど特別好きではない。
勧めてくれるのは大変有難いですが、全ての人がソレ目当てでは無いということ。
ココとても大事だと思います。

ウニよりコチラ。
メジマグロ丼(マグロの稚魚)
中トロ、赤身と盛りだくさん。


でも、天売島の歴史にはとても興味を持ちました。
行く前にネットで色々予習していたのですが、
今、島のほとんどは緑の森に囲まれていますが、その昔は人口が増え伐採が過剰に行われていたという。
その事で自然が無くなり、海鳥たちも減少してしまったとか・・・。
最大の問題は【水】。
森が無くなり、自然が水を保持できなくなったのですね。
島の生活水が確保できなくなった時代もあったそうです。
(飲料水が輸送されていた時もあったとか・・・。)
そこから何年もかけ、今の環境が戻ってきたと何かの記事にありました。
そんな歴史を伝える事や場所があってもいいのかな?と思いました。
そして、人口減少や高齢化はこの島々も日本の過疎地同様に進んでいます。
ですが、若い人達が島の将来を願い、頑張っている方達にも出会えたり。
もっと伝えられること沢山あるのになぁ・・・と少し思ったりしました。

シーグラス(海洋ゴミ)を集めて作られたアクセサリー。
天売島のクリエイター、HAPRUさん。
島の環境保護とアクセサリー、素晴らしいアイデア。

そんな訳で、島に特別な目的が無くても、ふらりといける様な、
行ってみたら楽しかった~みたいなことがあると嬉しいな。
個人的に郷土博物館や資料館などが好きなので『天売島歴史資料館』みたいのも面白いかもしれないですね。
・・・と、ふと思った感想です。

奥に見えるのは以前の土産店の長屋。
今は一軒だけ若い方が継続し来島者を迎えてくれている。


次はそんな自分が焼尻島を好きになった話を。。。


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