タイ 結婚ビザの申請と銀行口座の開設について
タイの長期滞在ビザの種類
読んでいただきありがとうございます✨
さて、タイ移住で日本人の私がタイに滞在する為には長期滞在出来るビザが必要です。
タイには長期滞在可能なビザとして、少し特殊になりますが、お金で買えるビザが有ります(言い方悪いかな? お金を払って資格審査の権利を買い、資格審査の後に滞在権利が与えられる。みたいな感じですかね?)
それがタイランド エリート ビザと言う物になります。
その価格ですが
900,000バーツ(約3,700,000円)から
5,000,000バーツ(約20,900,000円)まで
支払いして権利を買い取ります。決してお安く無いですね。
昨年凄く値上がりしたみたいですね。
色々な特典(出入国の際のファストトラックとか銀行口座開設とか金額によって5年〜20年の滞在ビザとかですね)が付いてきますが、払い込んだお金はゴルフの会員権等と同じで権利を譲渡しないと戻って来る事はありません。
滞在ビザ1年単価にすると740000円〜1,010,000円になりますね。
ここで、皆さんお気付きと思いますが、エリートビザを買える財力をお持ちの方はこんな事考えないのが普通なのでしょうね。(1年単価とか)
そうです 私はエリートビザを購入出来る財力はありません!
従ってエリートビザは選択肢に入りません。
他の選択肢としてはタイ入国後に申請出来るビザを一般的な呼び方で区分すると
〇 リタイアメントビザ(退職者ビザ50才以上の人)
〇 結婚ビザ(タイ人の配偶者の居る人)
〇 留学ビザ(語学学校等へ所属している人)
〇 就労ビザ(会社所属或いは会社経営している人)
〇 他にボランティアビザというのも聞いたことがありますがちょっと取得方法と条件がわかりませんでした。
私は元々タイ人の妻が居るので、結婚ビザ(配偶者ビザ)1択です。
結婚ビザは申請が複雑なので、ビザ取得代行業者(ビザエージェント)に頼んだ方が良いと言う意見もありましたが、タビアンバーン取得の経験からWEB上に色々な方が記載してくれた取得難易度はその個人の条件により全く当てにならないと言う事がわかっていたので自力で申請します。WEB上の情報を見ても同じ条件の方はまず居ませんし、何日かかった、何枚書類が必要だった等の報告も人それぞれです。
タビアンバーン申請の際に必要無しとされた書類が沢山余って?居るので結婚ビザの申請に使えます。
結婚ビザ申請の条件
書類以外では、タイ国内の金融機関の口座に400,000バーツの預金がある事が必要になるのですが、(或いは年金が月40,000バーツ以上)ここで私の様にノービザで入国した人間に問題が発生します。
タイ国内の金融機関の口座を作る為には、そもそも90日以上のビザか労働許可証が求められます。タイに入国する前に母国で何らかのビザを申請してきていればビザを持って居ますが、私の場合ノービザで入国しているのでビザはありません。
ビザを申請する為には銀行口座が必要!
銀行口座を開設する為にはビザが必要!
と言う困った状態になります。
おかしな状態ですが タイ人の妻からすると
「別におかしくないよ!」
「最初はビザ90日でしょ?」
「そのビザをとってから銀行口座作れば良いのよ。」
との解釈のようでした。
なるほどそれなら理屈は合ってます。90日のビザをまず最初に取ってから期限内に1年に延長するのですが、その際には銀行口座には2ヶ月間400,000バーツが預金されている必要があります。この預金はエリートビザと違って自分のお金です。(おろせないけどね)90日のビザが発給されてから銀行口座を開設すれば1年に延長する際には2ヶ月以上の預金が可能ですよね!
最初から本当はこんなコンセプトで設定された決まりだったのではないでしょうか?
但し その様な解釈をしている人が周りにもWEB上にも全くいなかったのと、最初の申請の時に銀行関係の書類を皆さん要求されているようなので(これがおかしいのだと思いますが、、、最初の申請の時は銀行関係の書類が必要なければ銀行口座の無い人でも裏を使わずに申請できるのですが、、)
日本人に限らずタイの銀行口座開設に関して どこそこのエージェントを通せばノービザでも口座開設できるよなんて言う状態になっているのがそもそもおかしいのではないかと思ってしまいます。
私はその辺の裏の事情は分かりませんのでそこら辺の事はこれ以上言わない方がよろしいかと思いますのでこの辺で。
銀行口座開設
そんな状況なので銀行口座だけは作っておこうよと言う事で、セントラルワールドの前のビッグCの隣のバンコク銀行(ラチャダムリ支店かな?)に行って話をしてみました。妻がビザ申請の為に口座開設が必要な事を説明して、
「ビザ申請に口座が必要で、口座開設にビザが必要と言われても困るわ!」
みたいな事を言ってると思いますが、担当の女性も
「ここでは出来ない」
「タビアンバーンのある地元のLAK SIの支店ならできるかもしれない」
とかで、最初は否定的だったのですが、そこはタイに来てから私が感心している妻の話術で話しているうちに 担当のお姉さんも段々と口座開設する方向になってきました。
そして
「どうしたの?」
みたいな感じで話に入って来た女性上司を話に巻き込んだら勝負あったみたいです!
担当者が通帳の準備を始めました。
そして 先程すぐそこのスーパーリッチで両替して来た400,000バーツを入金して口座開設は成功しました。
本当に妻がいなければ多分開設は不可能だったと思います😊妻に感謝!(生存しているうちにもっともっと感謝しておくべきでした🥹)
ただここで私の場合はノービザで労働許可も無いまま銀行口座を開設出来ましたが
「こうすれば銀行口座を開設出来ます!」
とは言うことができないのがタイの担当者の裁量任せの部分でもあります。
全く同じ条件などありえないのでこうすれば出来ますなんて、私の立場で言う事は出来ません。たまたまですとしか言えないのです。
結婚ビザ申請手続き
銀行口座の問題がクリアできたので次はいよいよ結婚ビザ申請の本番です。
申請当日朝 戸籍登録書(Kor Ror22)を取りにタビアンバーン登録したLAK SI区役所に行きます。
戸籍登録書を入手するのには20分くらいしかかからなかったので直ぐにチェーンワッタナーにあるGovernment Complexに向かいます。文字通り政府の機関が集まった建物ですがこの1画にイミグレーションオフィスがあります。幸いにもLAK SI区役所からは車で15分位で到着します。
着いたらイミグレーションオフィスは2階?(1階にも2階にも駐車場からの出入口があるので混乱します)ですが、階下の銀行支店に向かいます。諸先輩方の記録だと妻の解釈とは異なり最初から銀行関係の書類は要求されるようなので、支店で預金の証明を発行してもらいます。この階 各種銀行支店があるので、大概の銀行なら大丈夫なんだと思います。私の場合バンコク銀行で証明手数料100バーツでした。
同じ階に何件かあるコピー 写真屋さんで通帳のコピーを1枚2バーツでとってもらって 上の階に上がってイミグレーション受付です。
他の書類は事前に準備してあるので書類とパスポートを見せて窓口で整理番号をもらいます。区役所に寄ったり銀行に寄ったりしていたので
番号をもらった時には11時になっていました。
指定された窓口の前で待っていたのですが 11時45分位に
「午前中は無いね。」
と言う判断になり イミグレーションのある階から銀行のある下の階に降りて休憩です。
この階にはフードコートやコーヒーショップ等が沢山あって食事にも休憩にも困りません。
上のイミグレーションのある階でもかなりの頻度で色んなイベントを開催しています。イベントがあれば タイは食べ物屋があるのでそこでも食事は出来ます。
私達は朝からバタバタして疲れたのでコーヒーショップでノンビリしました。この建物政府機関の合同庁舎なので勤務されている方もかなりの人数になるのでしょう。銀行の階(1階?)には洋服等の出店もありますがフードコートを含めて飲食店が沢山有ります。価格も一般のショッピングモールと比べても少し安めな設定が多いですね。
昼休みが終わりました。
再びイミグレーションに入って待ちます。待ってるだけで緊張してきました。
この時準備した書類は
ビザ申請書(TM87)
戸籍登録書(Kor Ror22)
パスポートの原本、コピー
パスポート記載事項証明翻訳
在留届出済証明翻訳
日本の戸籍謄本内容証明翻訳
年金の金額証明翻訳
銀行預金証明
預金通帳コピー
コンドミニアムの契約書コピー
現在の居住地で撮った2人の写真(10枚くらい)
住んでいるコンドミニアムへの地図(手書き)
TM30(外国人居住報告)
位だったでしょうか。
後 銀行口座開設でも必要ですがタイの電話番号も必要です。
2時過ぎに順番が来ました!
面接官に書類を全て渡して妻と面接官が話しています。残念ながら私に理解できるほど簡単な内容ではない様です。
前述の各種証明の翻訳4種類はタビアンバーン登録の時に不要だった物なので日本大使館の英訳とタイ語の翻訳、タイ外務省の承認印も取ってあります。
さすがの話術で担当審査官と直ぐに打ち解けた妻は10分位で冗談が言える様な関係を構築した様です。
特に突っ込まれることも無く 手数料2000バーツ支払います。手数料まで来たらもう大丈夫ガッツポーズです!
領収書に2週間後の日付がスタンプされており、次回その日に来庁して手続きしたら90日の結婚ビザが発給される様です。
面接開始から15分位で終了しましたが緊張したせいかクタクタでした。
ビザエージェントは、、、、
イミグレーションには世界中から沢山の外国人が申請に来ていますが、大体7割位の人はエージェント通している様な感じですね~
エージェントが先に整理番号沢山取って順番が来ても本人が来ていないのか番号替えてくれーと周りの人に言って走り回ったり、申請する本人が時間に遅れてきてとっくに順番過ぎているのにエージェントと共にその他の人を抜かしてズンズン面接場に入って行ったり 確かにエージェントに頼めば安心かもしれないのですが、イミグレーションをかき回しているのもエージェント達なのではないのかなという感じを何回かイミグレーションに行って感じてしまいました。イミグレーションでおかしな行動をしている外国人の横にはエージェントが付いているように感じたのです。確かにタイのビザ申請は書類が複雑だったりするのと、英語が堪能でなかったりタイ語もわからないと(私です!)中々一発でというわけにはいかないのかもしれませんが、時間がある人は自分でやってみる事も選択肢としてアリだと思います。
タイ人妻に頼り切りの私が言っても説得力が無いですが、今回の書類等を調べて準備したのは私がほぼ1人で調べて集めたので、時間的に余裕がある人には可能だと思います。
エージェントにお願いして言われるままに自分で何も理解しないで終わらせるよりはビザが発給された時に達成感や満足感が違うと思います。当然次回申請にも役立ちます。
この後私は 頼りにしていた妻と死別してしまう事になりますが、この時自分で書類関係やっていなかったら1人になってから色々な手続きをする必要があったのですが、本当に何もわからなかったのではないかと思います。
まあこれも財力のある方は全部お金で解決できる様になっている仕組みは大事な事なのかもしれませんが、自分でできる様にしておく事も選択肢として有ってもいいと思います。
特に財力の無い私の様な人間にとっては。
お読み頂きありがとうございました😊
次回は妻と死別してしまう原因となった私の突然の無保険大病入院について書いてゆこうと思います。