日本での依存症の認識?


山口さん、またやっちゃいましたね
本人は否定していますけど、
恐らくアルコール依存症ではないのかな?

医者でもない僕が断言できる事ではないですが

かくいう僕も一度
アルコール依存症の診断を受けて
少しばかり投薬治療を受けましたが
また、元の生活に戻ってしまった
現在進行形アル中の1人なのですが

僕はいち患者であって
医療従事者ではなしいし
詳しい治療方法等々を語るのはお門違いだと思うので
当事者の目線で治療持続の難しさ
今回の報道の違和感みたいなのを書いていこうと思います。

まずは、アルコールやドラッグ、買い物など
世の中には様々な依存症が存在するけど
依存症は脳の問題なので治療ではなく断絶するしかなく
投薬やカウンセリングはそのサポートでしかない
という事を言われた。

詳しいことは分からないけど
どれだけ長期間絶っていても
少しでも再開してしまうと、
脳が治療する前の状況にすぐに逆戻りしてしまうらしい。
なので一生涯その原因を絶たないといけないって話だった

しかし、この断絶かなり難しい
僕も漏れなくそうなのだけど、
依存症って言われるレベルまで行ってる人って
そのもの自体が生活の中心になってしまっていて
お酒を飲むために嘘ついたり
買い物する為に借金したり
そんな事続けて、人間関係や金銭的問題で身動きが取れなくなって
初めて診察を受ける決心がつくのではないであろうか

そして、実際に治療を初めてからが大変
生活の中心だったものを絶つという事は
寝てた時間が丸々空くとか
仕事に費やしてた時間が何もなくなる感覚に近く
いきなり人生に空白ができ
その空白をどう埋めるか考えるけど
本読んだり運動したりしてても
ずっとずっと依存の対象だったものの事考えながら無理して埋めてる感じで
常に緊張感を持っていないと一人で乗り越えるのは難しい。
気を抜いたらお酒や買い物に手を染めてしまう

当事者でなくても何となくここまでは想像がつくと思うのだけれど、
今回の山口さんの依存対象がお酒であった事も関係していると思うが
お酒は悪いものではない、飲み方の問題だ!
ルールを決めればやめられる筈だという論調で
ワイドショーのコメンテーターや出演していた医療関係者までもが言うので
恐怖と違和感を感じた。

スポンサーの問題などなど色々あるのだろうが
これでは依存症で悩む人の環境が変わらないのはもちろん
今後依存症になる人も減らないであろう。

そもそも依存症というのは、
実生活に問題が出るから依存症となるわけであって
大富豪が破産しない程度で物を買ってもコレクター
アルコール耐性の極度強い人がその範疇で酒を大量に飲んでもザル
違法じゃない国で大麻吸っててもガンジャ好き?
なんて呼ばれるだけだし
依存の対象が本や節約であればそれはむしろ良い事とされる事さえある

資産や良識の範疇を超えて大好きなものにはまってしまう
哀れな依存症患者を
気合が足りない!ルールを守れ!
と言って阻害せずに
その人の人生の空いてしまった大好きな時間を埋める
別の依存の対象を見つける手助けをしてくれたら嬉しいな
もちろん、法に触れなくて誰にも危害を加えない対象を

なんて、アル中が酒飲みながら言っても誰も聞かないですね笑

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