東京五輪/52項目の簡素化で合意/縮減に限界、費用分担が課題に

※都政新報2020年9月29日号に掲載

 来年に延期されている東京五輪の準備状況を監督するIOC調整委員会が24~25日、オンライン形式で行われ、東京大会の簡素化について52項目の内容を見直すことで合意した。簡素化の詳細や削減額は精査中だが、コスト縮減には限界があることも浮き彫りになっており、今後、都と国、IOCなどとの間で費用分担の交渉が厳しさを増しそうだ。五輪を実現する上では新型コロナウイルス対策の成功も不可欠で、大会まで300日を切る中、難題はなお山積している。

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