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土佐山の春、お届けします

この3日間、土佐山の春の味覚を集めては送る作業に興じておりました。
前置きなしで、さっそく春の味覚のご紹介です。
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谷から注ぐキレイな水で育まれた葉わさび。
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洗ってひたすら刻みます。
根っこの部分に辛味があるので捨ててはダメです!(←危うく捨てるところでした)
塩を振ってしんなりさせたあと、しっかり揉み込んで水洗い&塩抜きをしてから、三杯酢に漬け込み瓶詰めにします。
この日は100mlサイズの小瓶に25個分作りました。画像3

漬けたときは辛くないのに、翌日には鼻を突き抜ける爽やかな辛味が出るのが不思議です。
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こちらはタラの芽。
こんなに大きな木になることを、初めて知りました!
100gずつ量って袋詰め。画像5

この匂いを嗅ぐと、口の中に酢味噌の味が広がる(気がする)ウド。
地面に芽が出たのを見つけて籾殻をかけておくと、土の中と勘違いしてグングン伸びるんだそうです。天才!画像6

乾燥モノは、高知が国内60%以上のTOPシェアを誇るゼンマイ。
産毛がふさふさで茎の太いものが◎。画像7

他所では食すことが無いらしい、高知を代表する春の山菜イタドリ。
美味しさの秘密は、シャキシャキの歯ごたえにもあり!画像8

そして、2日間で50本以上を掘り出したタケノコ!!画像9

実は、今回タケノコを掘らせていただいた山。画像13

土佐山でも珍しい粘土質の高い赤土で、タケノコにはとてもいい土壌なんだそうです。
それだけでも相当ありがたいですが、更なるこだわりがこちら。画像10

地表からの深さを見てください!10cmは軽く下回っています!
何を隠そう(って肝心のタケノコを隠していますが)、頭の天辺にあるヒゲの部分も含めて、完・全・に・地中にあるタケノコしか掘らないこだわりようなんです!!画像12

はい、これも。画像12

そして、これも。

普通、タケノコってこういう物↓を掘るのだと思っていましたが、師匠?は手を出しません。
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このタケノコでも十分に美味しいと思うんですが、、、画像15

これすらも今回は後回しになりました。。。

未だ地面に出ていないタケノコを、いったいどうやって探すのかと言うと・・・画像16

はい。
これ↑を探すんです。
わかりますか?
土の割れ目です。
いやいやいやいや、ですよね?

でも、あるんですよ。ちゃんと。

これが1本、また1本と見つかっていくから凄いです。
ひび割れを見つけて、土を掘り進めた先で黄色のヒゲを見つけた嬉しさったらありません!

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地面から一度も出ていないタケノコは、ヒゲも含めて全体的に黄色っぽく、皮の下は白肌の柔肌です。
これが、黄子とか白子とか呼ばれる所以で、美味しいタケノコの証拠なんだそうです。

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こうして今回お届けした土佐山の春。
実はある企画のもとに実行しました。
次回へ続く。

おまけ。
最重量5kg・最軽量500g

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noteの更新、3月から(0時をまわることがあっても)休まず続けてきましたが、タケノコに夢中になり過ぎて2日間飛ばしてしまいました。
地味にショックですが、これからも書き始め続けたいと思いますので、お付き合いいただければ幸いです。

最後まで読んでいいただき、ありがとうございます! いただいたサポートは、中山間地域の課題を「たのしく」「おもしろく」解決するための活動に使わせていただきます! まずは土佐山から、そして高知県から全国、世界へと広げていきます。