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本の要約No.1

お金を安全に持っておく編

投資が怖いなら貯金よりも満期10年型変動金利の個人向け国債を買え!

・満期10年型→最大で10年
・変動金利→金利がずっと固定ではなく、上下する
・個人向け国債→企業向けじゃなくて、一個人用

2020年8月、日本人の8割ほどは投資はせずに、
稼いだお金は銀行に「きちんと」保管してあるそうです。

「投資なんて怖くてできないです〜💦」

っていう、投資=悪という価値観が
蔓延してるから仕方ないっちゃ仕方ない。

勉強してないなら。

でも、ある程度金融リテラシーがある人は

「貯金しかしてないのもリスクがあるよ」と気づいてる。

たとえば、Aさんは100万の貯金を全額、某銀行に預けている。

Aさんは安全だと思っているけど実際は違う。

なぜなら、インフレになった時に対応できてないから。

インフレとは、
物の価値が上がること。

100円で買えてたものが200円出さないと買えない状況。
これがインフレ。

「100円が、100円なんだけど、100円じゃない」(引用)

インフレになった時、
Aさんの銀行口座には額面100万と表示されてるけど、
50万円分しか買えなくなる。

しかも銀行に預けてても、利息が無いに等しい。
メガバンクの普通口座の金利は0.001%、、、。

「投資は怖いからできないけど、もう少し金利が高いところに預けたい」

って人には債権がオススメ。

債権とは、借用書みたいなもの。
お金を貸した証明書だね。

債権には国債、社債、地方債と種類があって、
この中でも国債が良い。

国債は国が破綻しない&途中解約しない限り、
元本保証の商品で、金利0.3%くらい。

「じゃあ破綻したら保証されないんだ。銀行と一緒じゃん。」

と、少し頭が回る人はこう考える。

1つ考えて欲しいのが、
国と銀行のどちらが先に破綻する確率が高いかってこと。

もちろん、どちらも破綻する確率は高くないけど、

どちらかっていうと銀行の方が先に破綻しそうだよね。

国が破綻するときは、
・戦争で負けて占領されたり
・借金が莫大になって返せなくなった

こんな時だけ。

「でも知ってるよ。日本は今とてつもない借金を背負ってるの」

正解!

その事実は正解だけど、
だからといって返ってこないことはない。

日本国債の買い手はほとんどが日本人。

だから、返せなくなったらお金を擦ってかえす。

返せなくなりかけたギリシャのように、
外国に借金をしてると返ってこない場合もあるから、

新興国の国債は株並みにリスクが高いからオススメできない。

日本がお金を擦らないとダメな状態になれば、
自然とインフレ状態になる。

お金が多い→多いと珍しくない→珍しくなければ価値が薄まる

自分はこんなイメージで捉えてる。

そもそもインフレ動向の前に、
日本の経済は諸外国と比べて安定してる。

リーマンショックの時でも投資家が求めたのは、日本円。

他と比べて、安全だから。

つまり国債は
・銀行よりも潰れる確率が低い国にお金を貸す。
・途中解約しない限り、国が潰れない限り元本保証。
・銀行の定期預金よりも金利が高い

といった感じ。

これから投資の話もするけど、
じっくり読んでそれでも不安だって人は、
定期預金よりも満期10年型変動金利の個人向け国債を持っときましょう。

あ、預金でも外貨預金はダメだよ。

手数料がバカ高いし、
初心者には意味不明だから手を出すこと自体危険。

投資しない前提で、
なぜ危険なのかを勉強することは良いことだよ!

何も知らずに、
「あいつがやめとけって言ったから」
と言う理由よりかは、

「外貨預金とは、、、、、、といったもので、メリットは、、、、、、こんな感じで、デメリットはこれこれこれで詳しく説明すると、、、、、、ってこと。」
と言うようにメリットデメリットを理解してる方が安心だしね。

ちょっとリスクととって運用する編

投資をやりたくない気持ちはわかりますが、
定期預金と国債だけで老後もお金の不安なく
暮らせるほどの資金が調達できるでしょうか?

投資の世界には、72の法則というものがありまして

72÷利率(%)=資金が2倍になる年数

です。

少し計算してみましょう。

100万円で年利0.3%の固定金利国債を買い、

何年後に2倍になるのかと言うと、240年です。

つまり定期預金と国債だけで老後資金を増やすのは、現実味が薄すぎます。

投資をやるやらないは別として、
投資についての知識も入れといた方がいいです。

その上でやらないのならそれでOK。

では、いきましょう。

僕はみなさんがなぜ投資が怖いのか、
やりたくないのかがわかります。

投資は
・パソコンに一日中へばりついとかないといけない
・持ってたお金が減る、なくなる

ですよね。ね?

僕は投資をしていますが、こんなことしていません。

バイトも仕事もしていませんが、
やりたいことがあるので、パソコンとにらめっこする時間はとりたくないです。

そしてお金が減る可能性があるだけで、
減るような投資はしていません。

平均利回りは5%ほどです。

この商品、一体何かと言うと、投資信託です。

投資には
・個別株
・投資信託
・不動産
・REIT
・為替
・FX
・金、石油
・先物

などなど、いろんな種類があります。

その中でも、投資信託が一番楽で安全にお金を増やせます。

投資信託以外は、一部を除いてリスクが高いものや
めんどくさい取引を行う必要があるものがあります。

外貨預金の時の繰り返しになりますが、
手を出さない前提でどういったものか、メリットデメリットをきちんと理解するために自分で調べて学ぶことはオススメです。

まぁやる価値がある!って感じたらしたら良いです。

ここでは投資信託のみ解説します。

なぜなら、いろんなことを初心者が知ってしまうと、
膨大な情報量になるので、
・投資信託自体理解できない可能性がある
・個別株や為替などのリターンが高いものに目移りしてしまう
・上記のようなものは、初心者がやると必ず損をする
・損どころか貯金全額吹き飛んで無一文になる可能性がある

など、極めてリスクが高いです。

その代わりリターンが高いのが魅力ですが。

「あ、俺ならミスったりしないからそっちのリターンが高いものをやりたい!」

なんて思ったでしょ?

それだよ!

そう考えてしまうのが普通だから、ここでは情報は教えないの。

投資の世界は全て自己責任だから、
「あいつが言ったから、その通りやって、損をした!
あいつは俺に賠償金を支払うべきだ!」

なんて言っても誰も相手をしてくれませんよ。

あ、テレビ局だけは相手をしてくれる希望です。

そう言ったお金関連については大好物なので。

無一文になりたい人、
一日中365日パソコンとにらめっこしたい人とはここでお別れです。

話を投資信託に戻します。

投資信託を一言で言うと、
いろんな株の詰合せパック、です。

野菜詰め合わせパック的な。

1つの投資信託の商品が、数千社の株を含んでいるということで、

例えば、アメリカITファンドと言う名前であれば、
アメリカのIT系の会社の株がたくさん入ってます。

株を買うってなると、
個別株の方を思い浮かべる人が多いと思います。

ですが、数万円では株すら購入することができません。

最低でも数10万円以上の軍資金が必要です。

そして、株ではリスク分散させることも基本中の基本なのですが、

個別株でリスク分散させるには、
数十万のお金 × 購入する企業数、となります。

そんなお金あります?
あったとしても投入する勇気とどうすれば儲かるかの知識はあります?

無いですよね。

そこで!

救世主の投資信託登場です!

投資信託は
・商品を購入すれば、それでリスク分散ができる
・少額から始められる
・ほぼ放置でOK

といった感じで個別株よりかはリターンが少なくなるのが普通ですが、
労力の割にリターンが高いので初心者にはオススメです。

もう少し詳しく解説します。

まず1つ目のリスク分散について。

投資では1つの商品だけを持つことは危険です。

例えば、僕が軍資金100万円を
[まさヒロアカdemy] という会社に投資したとしましょう。

1年後、経営不振でこの会社が潰れた場合、
投資した100万が水の泡です。

一円たりとも戻ってきません。

だって潰れた会社はお金持ってないんだもん。

金融リテラシーがない人は、
投資のイメージが完全に「投資しても損する」って焼き付いているので、
投資をしたくないんです。

ですが、投資信託は商品自体が個別株の詰め合わせになっているので、
1つだけ持っていても十分リスク分散ができている状態です。

もっとわかりやすくいうと、
投資信託を買って全額失うということは、
投資信託商品に含まれる数千社の企業全てが潰れたということです。

なぜなら投資信託を買うということは、
数千社の個別株持っているようなものですから。

数千社が同時に潰れるなんて、
そんなことはまずあり得ませんよね。

投資信託の数を増やせば、それだけリスク分散ができます。

リスク分散については投資をする上で必ず頭に入れておくべき知識なので、
ググって調べてみてください。

逆に、知らなければ投資をする権利は無いに等しいです。

次に2つ目の少額から始められる

投資信託は、少額から始められるというのもウリです。

個別株のように、買うのに最低でも数十万円から、
なんてことはまずあり得ないです。

そんな商品はぼったくり以外の何物でも無いです。

一番安いのでいうと100円から始められるというのもあります。

が、100円で始めたところでリターンは皆無なので、

10000円ほどからスタートさせることをお勧めします。

10000円ほどであれば、万が一、いや億が一、
いやいや兆が一全額吹き飛んでも、投資できる人なら生活に支障はないですよね。

また稼げばいいだけの話です。

個別株であれば、絶対伸びる!と思って買った企業が潰れてしまうと、
数十万が消し飛んで、かなり凹みます。ひどいようだとうつ病になるかも。

3つ目のほぼ放置でOKと言うのは、

投資信託は投資者がお金を預けるだけで、
運用はファンドマネージャーと呼ばれる投資のプロが運用してくれるから、
個別株のように自分でいちいち考える必要がありません。

投資ですべきことは基本的に、
投資する金額と売買のタイミングのみ。

投資信託はリターンが少ない理由もあって、
投資したお金が3年で10倍になることはありえません。

なので、中長期運用が基本で、
ぼったくり商品を選ばなければ、ほぼ放置でいいわけです。

すぐに利益が出るものじゃないですから。

自分の選んだ商品がどうなってるかを考える暇があるのなら、
いっぱい働いて投資に回す金額をちょっとでも増やしましょう。

それが一番リターンを大きくしてくれます。


投資信託がいかに初心者にオススメかのメリットを説明したところで、

次の疑問は「じゃあ、いったいどの株を買えばいいのか」ですよね。

あ、投資信託(以下、投信)といっても全てが良い商品ではありません。

国の調査によると、5500個くらいの投資信託商品のうち、
1%ほどしか良い商品だと認められなかったと言うことです。

では、なぜ認められなかったのか、ここを紐解くことによって、
どういった投資信託商品が買うべきなのかがわかってきます。

あとで、具体的に名前の言いますが、焦らずにこのまま読み進めてください。

大事になのは、
なぜ良いのか悪いのかを自分の頭で理解することですからね。

買っても良い投資商品の条件は以下の通り。
①信託報酬(運用管理費)が少ない
②販売手数料が少ない
③毎月分配型ではない、再投資型であること
④資産規模が伸びている
⑤過去の結果は関係ない

投資の世界は先が見えない。
下がると思っていた株が持ち直すこともあれば、その逆も然り。

なら、投信を運用する上で必要になってくる経費を少なくしないといけない。

出回っている投信の内、99%は損をするぼったくり商品です。

いくら比較的リスクが少ない投信とはいえ、
ほとんどの銀行は投資した人に利益が行くことよりも、
自分に利益が出るかの方を優先します。

このことについては、またあとで解説します。

良い投信は運用するのに欠かせない2つの経費、
運用管理費販売手数料が絶対に他よりも安い。

安ければ良いというわけではない。

次に毎月分配型はポンジスキームといって、
預けた金額から配当を出すぼったくり商品がほとんどだから、これも避ける。

タコが自分の足を食って生きている、と言うイメージから
タコ足配当とも呼ばれる。

次に資産規模。

資産規模が増えている、と言うことは多くの党資金が集まっていると言うこと。

それだけみんなが期待している。

反対に、資産規模が減っていると言うことは、
始めは投資家が上がるだろうと思って買っていたけど、
リターンの出ない商品だと言うことが知れたから、投資家が撤退してる。

結果的に、資産規模が縮小している。

最後に、過去の結果は関係無い

さっきも言ったけど、投資の世界で未来を予想することはできるけど、
ずっと当て続けることは不可能。

だから、一年前と比べて成績が良いから、
と言った理由のみで買うと、買ったあとでぼったくり商品だと気付く。

以上、①〜⑤の全てに当てはまっているんであれば、
良い投資商品である確率が非常に高い。

ここまで、投信の初心者への取っ付きやすさと良い投信の見分け方を説明した。

じゃあ次は、具体的に銘柄を言っていこう。

この本の中で、山崎元さんは以下の2つをお勧めしている。
・上場インデックスファンドTOPIX(日本の投信)
・ニッセイ外国株式インデックスファンド(外国の投信)

山崎氏が選んでいるだけあって、
運用管理費と販売手数料がダントツで低い。

運用管理費に関しては、
上場インデックスファンドは、約0.09%
ニッセイ外国株式インデックスファンドは、0.39%である。

販売手数料は、
1つ目は不明だけど少ないことはほぼ確実、
ニッセイは0円。

繰り返しになるけど、「山崎氏が言ってるから間違いないだろう!」
と言うなにも考えずに買うのは問題がある。

誰が言ってるにしろ、自分の頭で理解することが最重要。

理解できないのなら、絶対買ってはいけない。

この誰が言ってるにしろ、の部分は
「メリウェザー LTCM」ってググって。

誰が言うかは全く関係無いことを示してくれてる。

具体的な銘柄も教えたことだし、次に「どこで買うか」を説明していきます。

投信については最後ですが、
投信を買うにあたって一番重要なとこなので、気を緩めずにね。

じゃあどこで買うかだけど、ズバリ

「ネット証券」

「銀行じゃなくって、ネットだとぉぉぉぉぉぉぉ!?」

こう思った人99割な件濃厚。

自分のお金を運用するってなると、
銀行に行けば良いのかなって思う人は確かに多い。

でも、銀行で売られている投信やその他の商品は、

投資者のことを全く考えずに、
銀行の利益を追求した商品で、ほぼ全てがぼったくり。

さっきどの株を選ぶかの時に、

選ぶポイントは販売手数料と信託報酬が少ないとこ。って言った。

銀行、証券会社、直接営業、保険会社などでは莫大な人件費がかかってる。

それをどう賄ってるのかと言うと、手数料を高く設定することで賄ってる。

つまり銀行などの窓口で投資商品を買うってことは、

その人の給料も一緒に払ってると言うことになる。

誰が自分が必死に働いたお金を他人の給料として支払う?

払いたくないなら、不安かもしれんけどネット証券で商品を買おう。

あとリターンも高くない。損する確率も高い。

ネット証券の中でも特に①SBI証券②楽天証券の二択。

自分は楽天経済圏で生活してるってのもあって、楽天証券に口座を持ってる。

投資金額が増えてきたら、
口座の使い分けも兼ねてSBIにも開くつもり。

ネット証券の最大手はSBI証券。

ここでは詳しく画像を使いながら説明しないけど、
預金だけではなく投資もする人は、
上述した2つの投信を投資金で買ったらいい。

一応言うとくと、
・上場株式インデックスファンド
・ニッセイ外国株式インデックスファンド

預金・債券・投信にどれくらい振り分けるかの目安は、

預金に半年分の生活費、残りで債券と投信に半分ずつって感じ。

投資で無一文になる人は当面の生活費も投資金に当てちゃう。

将来が見えない投資では一番やったらいけないこと。

「これくらいなら無くなっても大丈夫」って金額で投資しよう。

何気にかなり重要なこと。

そもそも貯金が全くない人は投資しても意味無いから、まずは貯めないとね。

投資することはいいことなんだけど、
少ない金額でやってもリターンはほぼ無い。

はじめのうちは様子見で少額から始めることをお勧めする。



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