入院記　2日目

手術当日、貧弱な自分のことなので
期待せず前日の夜に少し書いておく

なので2日目というより
1.5日目くらいの時に書いてます

日常に退屈しがちな自分の性分として、
入院生活に嫌悪感がないことは現状結構助かってる

ちょっとした変化や、
不満足に自分を適応させていくのが楽しい

そういえば、この入院生活で生まれて初めて自宅以外のウォシュレットを使った。軽い手術とはいえ明日から数日、濡れタオルで体を拭く行為を入浴と呼ぶことになるので、せめて、ケツの穴だけでも清潔に保ちたいという気持ちが外界の穢れたウォシュレットを使いたくないという気持ちを上回ったのだ。

この進歩だけでも、今回入院した価値がある

やはり、
手術当日ということでなんだかそわそわする

これが最後かもしれない、
とやけに丁寧にシャワーを浴びてしまった

大袈裟かもしれないが、
毎年一度は命に直面することが起きている

一昨年は増水した河川で人命救助のついでに溺れ、命とは？になり

昨年はバンジージャンプと向かいあい、
命とは？になり

そして今年はこれで、
命とは？な気がする

わりかし自分は、すぐに命の危険を感じる性分で
持て余した想像力で
なんでも拡大解釈するのが持ち味なのかもしれない

それはそうとして、
こういうことが起きると
毎年その後の調子が良くなるジンクスがある

死ぬことに比べたら〜という
口上はとても苦手なんだけど
死ぬことに比べたら
なんでもオッケーという感じに
実際なってるんだろう

多分、
僕はインドに行って人生が変わるタイプの人間だ

来年は入院じゃなくて、
何か楽しいことで死にかけたいですね

そうこうしてたら手術の時間になったので
今日は終わり

では