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August 主よ、人の望みの喜びよ

善なる光

地球を間に挟んで太陽と月が真向かいに向き合う満月。
善に基づく美を表す太陽の光を鏡のように反射する月が、その輝きを月の面すべてを使って侵されざる聖なる王国である地球に光を降り注ぎます。

月の光こそ真実の光。聖なる善と美の光。

その光を浴することで、聖なる王国である肉体を得た意味と肉体を通して何をなしうるために生まれたのか、意識的にも無意識的にも生まれる前に自ら決めた使命と目的を呼び起こします。きっと、ふと夜空を見上げ満月を見つけた時その輝きに心を惹かれ時が止まるような感覚を味わうのは、目に見ないところで月とその向かいにある太陽が自分の生に多大な影響を及ぼしていることを知っているからかもしれません。

特に女性は月の影響を大きく受けており、例えば女性の生理などは英語ではmonthと呼ばれ、月を表すmoonの派生語であることからも生命を生み出す肉体の周期が月の周期によって支配・影響を受けていることを物語ります。
海の珊瑚の産卵などの例にもあるように肉体は満月を以て誕生し、肉体の終焉は新月に多いといわれる。

肉体は塵芥となり地に還るとも、人の生は光となって続く。その真実を月の光は教えてくれるのです。

宝瓶宮福音書

新約聖書に書かれていない、イエスキリストの私生活の詳細を描いた「宝瓶宮福音書」という書籍があります。

イエスが世界中を旅し、東洋にまで至った記載もあり、おそらくは日本も来ていたのではないかと思われます。
その頃日本は弥生時代、水田稲作や金属器の利用が盛んであった頃です。外来の技術が伝播され、その知識と技術による食料需給の安定が平和をもたらしていた時代。外界の人を受け入れ、その知と技能によって新しい生き方を進める。出会いが生き方を変える。そんなことがたくさんあった時代。

私が宝瓶宮福音書でとても興味があったのは、イエスの旅の過程でギリシアのアテナイの哲人たちと交流し、親睦と知識を深めたというところ。
修行と迫害等の目にあっていたイエスが、アテナイでは嬉々として賢人と交わりたくさんの知を得ていた。
宝瓶宮においては、人との交流・交わりから起こる生き方の変革・人の革新こそがこの宮のテーマであるといっていい。
際立って精神的であり、精神的自覚を促されるのです。

宝瓶宮満月。その宮で真実の光をたたえた月が地上を照らし、その光で私たちを包み込みます。
その意図するところはもうお判りでしょう。
出会いがあなたを変えていきます。
巨蟹宮新月から宝瓶宮満月までの間、あなたに変化はありましたか。
まずは一歩、心が指し示すベクトルへ進んでみてください。

神の気配

善をなすと、おそらくこれが神であると思われる気配のようなものを感じることができる。
その気配がなんであるのかを知るために善をなし続けることが肝要である。

そんなことを学生の時、哲学の授業で教わりました。
さて、神とは何者なのでしょう。

哲学の先生に聞いたところ、「それは自分こそ知りたいのだ」とのこと。
神とは何者かを知る方法があるにはあるのだけれど、聞くところによると「まずは改宗して、どこにいるかもわからないラビに弟子入りして、教えを乞うのだが教えてくれるかどうかわからない、教えてくれるのがいつになるのかもわからない、その前に弟子入りできるかもわからない、そして男子・年齢制限付き」だったそう。

だった、と過去形にするのは、その制限は今は撤廃されていて、誰でも真実の帝王学カバラを学ぶことができるから。
占星術やタロットは、カバラの生命の樹の照応なので、太陽と月と地球の関係に興味がある方はカバラを受けてみるのもよいと思います。
自分の生まれた目的や使命に必要のないものや人間関係は自分の人生から強制退場させられるので、目まぐるしく人生が変わっていく人が多いです。それだけ、普通に暮らしているだけでは本当の自分自身を生きることが難しいことの表れなのですが、なかなか味わえない体験をすることが多く楽しいです。自分の人生を自分自身で変えられない方は占星術を受けて惑星の援護の下自分の人生の目的を知り、その方向に人生のベクトルを向け、勢いつけて走り出すためにアデプトプログラムとカバラを受けることをお勧めします。


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