記事抜粋35
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さて、本編でも取り上げるが大山聡というドシロートが電池について何かほざいている。電池についてはなぜこのような誤った説が繰り返し流布されようとするのか理由は不明だが、正しい認識を得るのに役立つ記事を冒頭の小咄のネタとして挙げておく:トヨタが反転攻勢に出た? 「手遅れ」と言う人が知らない、真の実力と新たな課題:高根英幸 「クルマのミライ」(1/7 ページ) - ITmedia ビジネスオンライン
以前のトヨタであれば、おそらく発売直前まで秘密にしていたであろう。5年後に市販化を計画しているような技術を公開するのは、ライバル企業に手の内を明かすことになり、発売時にどれだけアドバンテージを残せるかリスクが伴う。玄人・業界関係者はおそらくトヨタの強さは知っている。そう言う連中にも手の内を見られることを覚悟したうえでやっているわけ。
だが2021年暮れに開発中のEV全車種をズラリと並べた記者会見でもわれわれを唖然とさせたように、最近のトヨタは以前と変わった。従来のトヨタであれば考えられない姿勢だ。そうさせたのはトヨタの危機感と、世の中の変化への対応だ。世論を味方につけることの重要性を、かつての米国での公聴会騒動でも学んでいる。どこが主導してやっているかわからんが、世論操作への対抗策と言うわけだ。
ともあれトヨタは一定のマージンを保ってはいるものの、これまでより積極的に情報を発信してカーボンニュートラルを目指すさまざまな方法において、そのどれもが業界最先端の技術開発を最速のスピードで実現しようとしていることは伝わってきた。まあ、既に最先端の技術が多いんだが。
今回の技術展の中で、もっとも関心が集まったのは、電池関連の技術に関する発表だろう。今後のBEVに搭載される電池として4種類もの次世代高性能電池を挙げ、それぞれの特性や発売時期を明確にしている。まず26年に発売予定のBEVでは、従来のリチウムイオンバッテリーをより高性能化したパフォーマンス版とするものをパナソニックとの合弁会社であるプライムプラネットエナジー&ソリューションズと共同開発して航続距離1000キロを実現するとしている。これはもちろん電池の高性能化だけで実現するものではなく、電力を制御するPCUやボディの空力性能改善などによる走行抵抗や損失の低減も含めて到達するものだ。実際には航続距離1000キロを必要とするユーザーは少なく、100キロ前後の移動が日常であれば6~7割のバッテリーは使われることなく運ばれるだけのウエイトと化してしまう。つまり現時点での目標であり、インパクトのある数字を掲げているということも考えられる。間違いなく「印象」優先でしょう。手堅いトヨタにしては珍しいマーケティングで、今までなら「だって要らないでしょう」で終わってたような話。ただ、周囲の雑音をふっ飛ばすためだけにやるのは無駄なのでパワーユニットや空力性能の向上など広く使える部分を詰めとこうってわけだ。電池では具体的に何をするのか明示してはいないが、今後の主力がバイポーラ、更には全固体となっていくことから積層型の製造技術を強化していくのではないかと推測する。活物質の体積比率は上がるでしょう。その結果、セルのエネルギー密度は上がるでしょう。
次に登場すると予告したのは次世代電池の普及型と呼ばれるもので、最近普及してきたリン酸鉄リチウムイオン電池の進化版である。現在アクアに搭載しているバイポーラ型ニッケル水素電池と同じ、バイポーラ型とすることで、コストと航続距離を両立させるようだ。バイポーラ型だが、トヨタのほかにつくれるのは古河(鉛蓄電池で定置型)だけである。
さらに次世代電池のハイパフォーマンス版として、三元系のリチウムイオンをバイポーラ型としたものを27年から28年に実用化するべく開発中であることも明かしている。これは他のバイポーラ型と同様、現在バイポーラ型ニッケル水素電池を生産している豊田自動織機とトヨタが共同開発にあたっている。リチウムイオン電池ということでプライムプラネットエナジー&ソリューションズも参画するのでは、と思われる方もいるかもしれないが、パナソニックはテスラとも関係が深いから、トヨタグループのもつ電池技術を全て共有するわけにはいかない。バイポーラが事実上標準となっていくわけだ。トヨタしかできんが。
全固体電池についても、充放電を繰り返すことにより固体電解質が収縮してしまうという問題の解決にめどがついたらしく、以前はまずハイブリッド車に小容量のバッテリーモジュールを搭載する計画だったものを改め、いきなりBEVに搭載して登場させるという。パックの外観を見た印象だが、拘束圧をかけることを許容したのではないかと見ている。ちなみに固体電解質は収縮しない。活物質が膨張収縮する。拘束圧をかけるのはどこのメーカーでもできるが、ある意味これが前提と割り切らせることが市場にとってのメリットと思う(産総研が「拘束圧をかけるなど許容しがたい」と言っていたが、かなり違和感が有った。)。硫化物固体電解質はトヨタ&菅野が圧倒的に世界をリードしているのでそこで優位性が有る。電池に関しては以上だ。
テスラが採用して生産コストを大幅に削減したというメガキャストを、トヨタも導入する計画であることも明かされた。近年、車体の軽量化のために高張力鋼板だけでなく、樹脂化やアルミ合金など軽量素材への置換も進められている。メガキャストは従来、構造部品であるクロスメンバーやビーム、ホイールハウスやそれらを連結させて補強する部材を一体で成形してしまうもので、アルミダイキャスト製とするため大きな金型とダイキャスト成型機を必要とする。トヨタは従来86個もの部品を33工程かけて一体化させているが、これを1つの部品で1工程で実現するという。これらにより生産コストや工場への投資が2分の1に削減できるという。しかしテスラはボディに損傷があった場合、修理代が従来のクルマとは比較にならないほど高額になることで知られているが、その理由の一つがこうした特殊な生産方法にある。従来86個の部品を溶接してつくり上げていたのは、鉄という強度とコストに優れた素材をうまく利用するためにプレスと溶接を組み合わせていたからだ。それは万一、交通事故などで損傷を受けた場合にも、ダメージのある部分を修復、交換すれば機能が回復するというメリットもある。ボディの前後の構造体がダイキャストで一体成型となると、ボディが損傷を受けた場合、メガキャスト部分は丸ごと交換か廃車というケースが非常に増えるだろう。これにより自動車保険も車種による保険料率が上昇し、保険料の高さからユーザーが購入を敬遠する可能性も出てくる。テスラのような新しモノ好きのユーザーだけを対象にしているなら、そうした構造や修理システムでも問題は少ないのだろうが、トヨタはEVでもより広いユーザーを対象にしていくのであれば、急激な車両の維持コストの上昇は信頼を低下させることにもなりかねない。やはりトヨタ車は購入してからも安心して乗り続けられるブランドでなければならないのだ。いい指摘だと思う。村沢義久のようなド文系ドシロートとは一線を画する指摘だ(村沢はこれを手放しで称賛していた(笑)。戦闘機じゃねーのだ(笑)。)。が、トヨタもおそらく全車種でやるわけではないと思う。
またパワー半導体の製造に乗り出し、手の内化するということも挙げている。パワー半導体を自社生産することは安全保障上のリスク軽減になるが、性能や品質面で他社に差を付けられるほどのアドバンテージにはならない。結局は電動化についてもトヨタの全方位戦略の思想が反映されている、ということなのだ。電動化によって機械部品の生産量が減少することに対して、半導体生産で工場の部品生産量を確保する狙いもあるのだろう。なるほど。でもやる必要はあるでしょう。俺はパワーエレクロトニクスは自動車メーカーが内製化していくべきと考えている。
筆者プロフィール:高根英幸 芝浦工業大学機械工学部卒。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。これまで自動車雑誌数誌でメインライターを務め、テスターとして公道やサーキットでの試乗、レース参戦を経験。現在は日経Automotive、モーターファンイラストレーテッド、クラシックミニマガジンなど自動車雑誌のほか、Web媒体ではベストカーWeb、日経X TECH、ITmedia ビジネスオンライン、ビジネス+IT、MONOist、Responseなどに寄稿中。近著に「ロードバイクの素材と構造の進化(グランプリ出版刊)、「エコカー技術の最前線」(SBクリエイティブ社刊)、「メカニズム基礎講座パワートレーン編」(日経BP社刊)などがある。しかし、クルマ好きってのはなかなか鋭いもんだねぇ(笑)。池田さんといい・・・。
しかし、俺も別にトヨタ好きってわけでもないので、「このままだとトヨタ一強になっちゃうね・・・」って現状はそんなにおもしろいわけでもないのだ。
[1] スパイオタクの池上彰が解説。世界の「スパイ最前線」と日本の事情 (msn.com)
とりあえずここだけ:
反撃能力は必要だと思うよ。
あと、核武装もね。
米国の大学ではコンピュータ・サイエンス教育にも以前からかなり力を入れているんだけど、技術の変化も早くて教育が難しいらしい。で、政府の研究補助金でも、大学系のは博士持ってる人でないと応募もできないってのがスタンダードなんだが、ITだけは別だってたいていどこの国の人でも言うんだね。
もし日本がIT立国になっていくことを目指すのであれば独学で学んだITヲタクのすげーのをどんどん輩出できるようにならないと・・・って気もするね。
[2] だからどうした?って気がしますが:MCHを燃料電池で直接発電、早大とENEOSが成功した意義|ニュースイッチ by 日刊工業新聞社 (newswitch.jp)
条件出し、ご苦労さん。ただね、炭化水素だから燃料になるのは当たり前だよね。わざわざ燃やすためにMCHつくるの?って話だよ・・・。CO2も出ますわ・・・。
燃料電池は水素だけでいいんじゃないの?つまり、PEFCだけでいいんじゃないの?
もっと言えば、水素燃焼でいいんじゃないの?
月面なら燃料電池でもしゃーないよ、空気無いから酸素タンクは積まないかんけど(酸素どこから調達すんねんって話だけど):探査車には、月面にあるとされる水を繰り返し使う新たな「再生型燃料電池(RFC)」を搭載する予定。水を電気分解して水素と酸素をつくるんだね。
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これもNegative Flynn Effectなのかなー?
[3] だからどうした?って気がしますが:コマツ、リチウムイオン電池搭載ショベル 欧州販売 - 日本経済新聞 (nikkei.com)
コマツは3トンクラスの電動ミニショベルを欧州市場に投入すると発表した。従来の鉛バッテリーにかわり、新たにリチウムイオンバッテリーを搭載することで連続稼働時間を約20%延長した。環境規制が厳しい欧州で使い勝手を高めた機種を売り込み、シェア獲得を目指す。建機がひっくり返らないように従来は重量のある鉛バッテリー使うことが多かったんだね。ただ、フォークリフトでもリチウムイオン電池搭載車は増えてきているよね。今更感が有るんだが・・・。
2020年に発売したバッテリー駆動式ミニショベルを全面改良し、車体を約25%軽量化した。価格は非公表。今後日本でも販売する。いや、だから軽量化すりゃいいってものでもないでしょ。ショベルも小さくしてフットワークで勝負するってことなんだろうな。無理したらひっくり返っちゃうからな。
ミニショベルは市街地での土木工事や解体工事などで使われる。新製品はエンジンを搭載しないため排ガスを出さないほか、騒音や振動も少ない。住宅街や病院など騒音への配慮が必要な場所での作業にも適する。まあ、出すのが遅れていたから出しましたってのはわかるんだが・・・。
だからどうした?って感じがするんだな・・・コマツ。
ところで、防衛産業から撤退は別にいいんだよ、コマツ。値切るしか脳の無い小役人相手にしててもおもしろくねーからな。
[4] 業績好調の韓国電池3社が参加、官民共同の協議体で「2030年に次世代電池で世界1位」 | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com)
張り切ってやってもらいましょう!
発足に当たっての記念イベントではLGエナジーソリューションのソン・グォンナム次世代電池開発センター長が開発状況について発表した。同社は、高容量リチウム硫黄電池や高分子系半固体・全固体電池の開発に重点を置いており、2030年までの商用化ロードマップを発表済みである。例えば、2028年には液体電解質を最小限にした高分子系全固体電池を量産、2030年には硫化物系全固体電池を実用的な水準に高めて商用化する。高分子っつーかゲルだな・・・スマホ用か・・・。硫化物は日本の特許使わせてもらうのかい?
高容量リチウム硫黄電池に関しては、2027年に重量エネルギー密度が500wh/kgのセルを開発し、アーバンエアモビリティー(都心航空モビリティー)に適用する計画である。アーバンエアモビリティってな・・・。それ、BEVでやるつもりなのかい?落ちるわ、電池切れで・・・。プラスチック素材の高分子を活用した全固体電池は既存のリチウムイオン電池の製造工程をほぼそのまま活用できることから、新規工程開発の負担が軽くなる。おいおい、ポリマーでやるつもりなのかよ・・・。高分子固体電解質と酸化物系固体電解質をハイブリッド化することで性能向上を狙った取り組みもあり、液体電解質を一部混ぜた半固体電池を開発中である。安定性を高めるため液体電解質の割合を減らす研究を進めているという。だからそのハイブリッドじゃ嬉しくないんだよ・・・。NIOレベルだな・・・。
キムさんはもうわかってるはずなんだがな、これ:Electrochemical Impedance Analysis for Li-ion Batteries (2018).金村さんが教えたからな、ユミロフ君がおるときに・・・。
ま、俺にはちょっかい出さんといてほしい。ユミロフ君はいい子だったんだけど、俺はカザフスタンにはうんざりなんだわ(笑)。いや、そんなに悪い国ではないよ。でも1回で十分(笑)。
[5] まあ、電池は何でもいいわ:中国EV「NIO」、自社製電池の量産開始を延期 販売不振による資金繰り悪化が影響か(36Kr Japan) - Yahoo!ニュース
[6] は?:弱きを助けるよりも強きに頼れ! ―― 実現性の高い日本の半導体・デジタル産業戦略とは:大山聡の業界スコープ(67)(1/2 ページ) - EE Times Japan (itmedia.co.jp)
俺はRapidusは怨念に満ちた旧世代から隔離して進めるべきと思う。が、拝聴しましょう。
目立つ現実とのギャップ 経産省は本戦略の「個別戦略」として、半導体分野、情報処理分野、高度情報通信インフラ分野、蓄電池分野、について目指すべき方向性について述べている。まず半導体については、現在5兆円にとどまっている国内半導体生産を、2030年に15兆円まで拡大させるとしている。TSMCの熊本県への工場誘致やRapidusの設立など、経産省は積極的な政策を展開している。だが、この目標設定は現実感が乏しいと言わざるを得ない。世界半導体市場は、2030年には100兆円を超える規模に成長しているだろう。この点を踏まえると「国内生産では15%くらいのシェアを維持したい、そうすれば2015年当時までのシェアに回復できる」という狙いがあるかもしれない。ただ、得意だったメモリ事業で韓国や米国のメーカーに敗退し、これをどう巻き返すのか。もともと不得意だった先端ロジックでシェア拡大を狙えるのか。そもそもこれだけの生産規模を実行する人材をどうやって確保するのか。公表された資料には「やるべきこと」が詳細に記述されているが、読めば読むほどハードルが高いと感じる。現実とのギャップを意識せざるを得ない。無理に設定すべき目標とは思えない、というのが筆者の率直な感想である。失ったものを取り返すつもりはさらさらなく、外資の力で西側のサプライチェーン強化の一翼を担うその結果が15%だと思うよ。しかも参考程度ってところでしょう。怨念に満ちた旧世代とは見方が違うと思うよ。ちなみに資料では、パワー半導体やアナログ半導体の強化についても言及し「国内での連携・再編を図ることで、日本全体として競争力を向上する必要がある」と述べている。しかし、その連携・再編が極めて困難であり、実現に至っていないのが現状である。資料に書かれていることは極めて正論だが、どうやって実現するのか、というイメージが沸いてこない。次世代半導体の設計人材育成についても記述があり、大学や研究機関との連携方法についても正論が述べられている。電気・電子分野に進もうとする学生が減少し続けていることを考えると、やはり現実とのギャップが目立ってしまう。パワー半導体・アナログ半導体についてはまあそうかな。ただ、下手に統合してもうまくいかんしね。次世代半導体についてはゼロから学ばせていただくで十分だ。俺は2010年の「半導体死亡宣告」も見ているのでまあ状況は察しが付くが。情報処理分野については、量子コンピュータへの取り組み、生成AIの開発、人材育成などの戦略が述べられている。高度情報通信インフラ分野については、データセンタの整備、オープンRAN(Radio Access Network:無線アクセスネットワーク)への取り組みなどの戦略がまとめている。筆者はいずれの分野も門外漢であり、半導体戦略に対してのような「突っ込み」を入れることはできないので、ここで私見を述べることは割愛させていただく。そっすか。
弱くなったので補助金を出すという発想 家電とは少し違うと思うよ。蓄電池分野については、2030年までに国内でリチウムイオン電池製造150GWh、グローバルで同600GWh(世界シェアの20%)、そして全固体電池の本格実用を目指す、としている。かつてはソニーあるいは三洋電機といった日系企業がトップシェアを誇っていた分野だが、クルマの電動化でEV市場が急速に立ち上がりつつある現在、日系企業のシェアは大きく減退してしまった。日系トップのパナソニックが8%前後の世界シェアを維持しているが、中国や韓国の電池メーカーの積極的な投資戦略に追随できず、現在のシェアを維持することも困難になりつつある。その流れを食い止めるためにサポートしよう、補助金を出そう、という判断なのだろうが、筆者にはこの考え方に強い違和感を持ってしまうのである。ストレートに言えば、強かった分野が弱くなった、だから補助金を出そう、という発想に賛同できないのだ。なぜ弱くなったのか、という原因を突き止めずに補助金でサポートする、というのは発想としていかがなものか。原因も追及せずにサポートだけを続けると、ますます弱体化したり、健全な市場形成ができなくなったりするのではないか。こんな疑問を持つのは筆者だけではないだろう。いや、トヨタは圧倒的に進んでいるね。ニッサンもまあまあだ。ホンダ&ユアサはまあ調達能力だけに焦点を絞ればいいだろう。門外漢のところはツッコミを入れないと言いながらこれは何だろう?大山聡?
民間企業を「その気」にさせることが肝心 筆者は本連載で2022年9月に「不況期に向かう今、日本の半導体産業の『あるべき姿』を考える」という記事を書いた。ここでは、経産省が打ち立てる半導体関連政策に対して「明確なコメントを述べる半導体経営者がほとんど存在しない」「メディアが半導体のことを取り上げても、業界トップからの反応は全くといって良いほど見られない」という経産省と民間企業のギャップを指摘した。実際にプレーする民間企業の同意が得られない状態では、経産省がどれだけ正論を唱えても意味がない。民間企業を「その気」にさせるにはどうすべきかを考えるべきだ、というのが筆者の主張である。だから、怨念に満ちた旧世代から隔離して進めるべきなんだって(笑)。わかんねえ奴だな・・・。なお、その記事では電子部品メーカーを主体としたフォーメーション、半導体製造装置メーカーを主体としたフォーメーション、機器メーカーのシステムノウハウをベースにファブレスを育成するフォーメーションなど、筆者の思い付きの延長のようなアイデアを述べた。電子部品メーカーはもはや半分中国企業だな。最先端プロセスはゼロから学ぶしかないので半導体製造装置メーカーを主体ではなく取り込むフォーメーションが必要でしょう。機器メーカーってどこでしょう?家電?そりゃ悪い冗談だろうから、いったいどこでしょう?いずれも実行に移すにはまだ多くの課題があると思われる。しかし、日本の強みである電子部品や半導体製造装置を主体に考えることで、もっと現実的で具体的な戦略を立案することができるだろう。かつて「システムLSI」という実体のない言葉に振り回されて具体的な戦略を立てられなかったことを反省し、「機器メーカーのシステムノウハウをどうやって半導体に落とし込むか」を考えれば、ユーザーが求める半導体戦略の具体化が可能になるかもしれない。ならんな。正論や理想論を述べることを否定するつもりはないが、民間企業に具体的な行動を起こさせることがより重要である。すでに世界市場に君臨している強い電子部品メーカーをサポートする必要などあるのか、という意見もあるかもしれない。しかし、強い企業により多くのヒト・モノ・カネを集め、より強い推進力を持たせることで、ここに世界中の需要や情報が集まるような仕組みを作ることができるはずである。弱体化した半導体をサポートするより、強い電子部品の推進力をパワーアップさせた方が、世界からの注目度も高まるだろう。既に半分中国企業化した電子部品をしつこく奉るあたり少々怪しいと思うわ。Rapidusの設立についても、世間からは厳しい指摘の方が圧倒的に多いようだ。日本国内に独立系のファウンドリー(半導体受託製造企業)を設立させることは、日本半導体業界の長年の夢だったのである。筆者としてもこの設立には大賛成だが、2nmの実現にこだわる戦略には異を唱えたい。世の中のファウンドリー顧客が喜ぶような実現性の高い戦略を重要視するなど、より現実的な経営を目指すことで、多くの理解者や協力者が得られるようになる、と確信している。いや、2nmやらんかったらそもそも意味無いと思うわ。
Vacuum Polarization, Polaron, and Polariton (2018)関連の国プロをやっているときに「半導体は・・・もう見捨ててください」って言われながらもお付き合いしたが、国内では比較的マシな連中とやりとりしていたにも関わらず海外と比較して「ホント馬鹿になっちゃったんだな・・・」と思ったね。連中にはかわいそうなところも有るんだが、Rapidusはじめこれからの日本の半導体政策は怨念に満ちた旧世代から隔離して進めるべきと思う。これ、何度でも言うので、悪しからず。
[7] ウクライナ、世銀が15億ドル融資へ 日本政府が保証=首相 (msn.com)
[8] ウクライナ、クラスター弾による攻撃開始…ロシア軍前線の陣形に影響 (msn.com)
[9] オーストラリア、中国関連企業によるリチウム鉱山買収を阻止 (msn.com)
[10] 女性2人を全裸で歩かせる虐待動画拡散 モディ氏「インドの恥」 (msn.com)
そうだね、恥だね。でもそう認識できたことで未来への進歩を期待できるね。
ここ乗り越えんと中国の次はインドってならんわ。
[11] 偽パスポート・卒業証明書…韓国企業の就職志望者の正体は「北朝鮮ハッカー」だった (msn.com)
一応、休戦中。
まとめると中国と北朝鮮の共闘の話。
[12] ちょっと違うな:燃料電池車は「死の谷」を越える?トヨタは30年までに「10万台受注めど」 欧米中に出遅れた日本の水素戦略は巻き返せるか(1/5) | JBpress (ジェイビープレス) (ismedia.jp)
こうした、欧州と中国での水素戦略を牽制するかのように、アメリカはIRA(インフレ抑制法)の中でグリーン水素やブルー水素に対する意欲的なインセンティブを設けて、水素事業への投資を呼び込む姿勢を強めている。米国は再エネコストが日本より安いのだ。
日本でも洋上風力が立ち上がれば水素生産せざるを得なくなるだろう。ガラパゴスだ何だと騒ぎすぎ。
[13] テロ開始か?:韓国で海外から不審な小包相次ぐ 1600件超、注意喚起 (msn.com)
[14] G7やEUなど、中国に領海監視求める 北朝鮮の制裁逃れ阻止 (msn.com)
[15] ウクライナを攻撃する「自爆ドローン」に多くの“日本製部品”が…研究所長「日本に“ありがとう”と言いたい」と痛烈な皮肉も (msn.com)
今回取材したウクライナにある研究所では、ロシア製の極超音速ミサイルを調査・検証した結果を軍などに提供している。その後、ウクライナ軍はこのミサイルの撃墜に成功しているという。
一方、研究所長はイラン製ドローンに日本製の部品が多く使われていることについて、私たちに「ありがとう」と皮肉を言った後、スマホの画面をかざし証拠を見せてくれた。
エンジンのスパークプラグはほんの一例だ。
第三国経由であることは間違いないが、問題は、仮に中国がその第三国であった場合に禁輸が可能かというところだろう。
[16] 逮捕者合計22人、被害総額はおよそ3億円とも―中国にて中古GPUを新品と偽って販売するグループ逮捕 (msn.com)
[17] なぜ日本人は容易に中国人を認識できるのか―中国ネット (msn.com)
[18] ようやく「円安貧乏」の恐怖が少し遠のいたようだ 日本経済は2023年後半も「小吉」を維持できるか (msn.com)
化石燃料価格、とりわけ原油価格が日本にとっていかに重要かってこと。
おまけ
[1] 1回ぶっ壊しましょう、CULT JAPAN:「正社員でなく契約社員」「給与は1万円減額」募集内容と違う理由を知って不信感を募らせ…28歳男性が直面した「会社のヤバすぎる実態」(柘植 輝) | 現代ビジネス | 講談社(1/4) (gendai.media)
企業に払わずに個人に払うような仕組みにしないと無くならないでしょうね、こういう「犯罪」。
[2] たぶんそうだろうと思うわ(笑)、CULT JAPAN(笑):「日本人同士のマウント地獄…!」バンコク駐妻(27)がうんざり。タイの日本人コミュニティで見た「ジャパニーズのおぞましさ」 (msn.com)
ま、俺は日本人がほとんどいないところに「個人で契約」していったから知らんけど。
危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏が言う。「閉鎖的なコミュニティでは、独自のヒエラルキーが存在し、外から見ればバカらしいようなしきたりや権力闘争が頻発します。それがトラブルの引き金になることも多いのですが....」社畜文化が家族にも浸透しやすいかもしれんな、海外。
今回話を聞いた、蜂須賀愛子(仮名)も、そんなヒエラルキーの中で苦悶するひとりだ。東京から新幹線で1時間強の地方都市で生まれた愛子は、両親が公務員という「お堅い」家庭で、ある程度不自由なく育てられたと自負している。大学からは憧れの東京に出て一人暮らしを謳歌し、新卒で入社したメーカーで3つ年上の宏(仮名)と社内恋愛の末に結婚。昨年は待望の第一子が生まれた。決して裕福ではないが、人並みに幸せな家庭を築けていることに愛子は満足していた。そんな中、降って湧いたような、夫の海外転勤の話だった。「これはチャンスなんだ! オレは受諾しようかと思っているんだけど、お前も付いてきてくれるよな?」目を輝かせながら語る宏に対して、愛子はとうとう、「私、海外なんて行ったことないし怖いから、単身赴任してよ」なんて言えなかった。愛子が27歳、宏30歳、そして子どもが生後半年の時、家族でタイの首都、バンコクに引っ越しをした。そこからだった。愛子のこれまでの人生が一変するのは。5800社ともいわれる日系企業が進出しているバンコク。駐在だけではなく現地採用組、フリーランス、あるいは年金等で暮らす長期滞在者を含めると、およそ3万もの日本人が、ここバンコクに居を構えていると言われている。住まいの点では特に苦労なく見つけることができた。何度か仕事でタイを訪れたことのある宏が、バンコクの中でも駐在員が暮らしやすいエリアなどを知っていたためである。日系不動産会社の仲介のもと、スクンビットエリアに3LDKのコンドミニアムを約14万円の月家賃で確保することができた。徒歩圏内には日本食材を取り扱うスーパーマーケットもあれば、コンドミニアムから駅まで無料のシャトルバスもある。うだるような暑さが陰ってきた夕方には、併設するジムやプールで汗を流すのもいいな……。愛子は、これから待ち受ける駐妻ライフを思い、気分が高揚するのを自覚していた。ハワイもグアムも行ったことない愛子だが、当初は「こういう生活もいいかも」なんて、気楽に考えていたのだった。ことの発端は、愛子がお気に入りにしている日本食レストランでのことだった。「あら! かわいい赤ちゃんね~! 男の子かなー?」会計時に突然聞こえてきた日本語。愛子は、最初それが、自身の愛娘にかけられていることがわからなかった。「あ、女の子なんですよ」「あら、それはそれは失礼! 最近こっちに来た人?」「はい、2週間くらい前にこっちに」「バンコクは暑いでしょう!? お友達はできたの?」「いえ、初めてなもので、まだ知り合いとかもいなくて」「それだったら、今度私たちの仲間に入らない? 同じ駐妻グループで仲良くしましょうよ!」「え! いいんですか!? 嬉しいです。私もずっと家に引きこもりなので」「なんでも頼ってもらっていいのよ。私は恭子。あなたは?」「ありがとうございます! 私は愛子と言います」その後しばらく立ち話をしていた愛子と恭子は、お互いの連絡先交換をして解散した。初めての日本人の知り合いができたことで気分良くした愛子は、その夜早速、夫に顛末を話した。「日本食レストランで日本人と知り合ったんだよ。恭子さんて言って、けっこうこっちの生活が長そうで頼りになりそうな人だった。早速さっき、『明日会わない?』って連絡来たんだよ」「お前な、同じ日本人だからって気軽に気を許したらダメだぞ。『マウンティング』されたり、同じ駐妻の中でも格付けとかされるらしいぞ。日本人って、結構意地が悪いからな」つーか、社畜文化が家族の中にまで浸透しやすいんだろうな。専業主婦では情報源もほとんど無いしな。そんな夫の意見に対し反論したかった愛子だが、その時は、それ以上に高揚感が勝っていたのである。そしてのちに夫が正しかったことを痛感することになる。☆衝撃の次回では、愛子を慟哭させた、「日本人コミュニティの闇」についてさらに詳しく詳報する☆そりゃ、国内でもCULT JAPANなんだからどこ行ってもCULT JAPANさ(笑)。
1回ぶっ壊しましょう、CULT JAPAN。
あとねー、日本は学歴社会とか言うけど、欧米先進国と比べたら全然そんなことないですよ:令和3年度の進学率は以下のような結果となりました!高校→大学 : 55%、大学→修士 : 12%、修士→博士 : 10%
製造業なんかだと学部卒の人が工程担当技術者とかやってんだけど「10年前も同じことしてたなー。あ、そう言えば20年前もだ。」って世界らしいですよ。他にやること有って仕事なんかにそんなに時間かけてられないから(家の畑の仕事しないといけないからとか、子供の世話が有るからとか、犬の世話が有るからとか、金魚の世話が有るからとか、かぶとむしの世話が有るからとか・・・)って理由が有るならいいんですけど・・・。
お金貯まったらもう一回学生やったりとかしませんか?大学院から?日本じゃなくても海外でもいいからさー(すんげえ学費高いと思うけど。生活費もかかるしね。)。
なんか社畜文化の中でハイアラーキー競ってもさー・・・。
社畜に養われた「家畜系主婦文化」の中でハイアラーキー競ってもさー・・・。
あ?なんか、気に食わないホントのこと言ってしまいましたか?あ?(笑)
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参考:記事抜粋34 | LinkedIn おまけ [63] 30代独身女性が「ChatGPT」に聞きながら“日本中を旅して”みたら、マジで「めちゃ凄いこと」になった…! (msn.com)/ChatGPTが答えた「感情の正体」 最初の滞在地である富士吉田での滞在を終え、次の拠点へと向かった。ただ、次の拠点へ向かう中継地の東京で、モヤモヤした出来事があった。東京にいたときにとても仲良くしてもらっていた年上のご婦人とお会いして、私の今の暮らしを報告すると、こんなことを言われたのだ。「一時的にそういう暮らしをするのはいいけど、ずっとそうしてはいられない。女は土着して生きる生き物だから。」そのときに湧き上がったがっかりしたような、困惑したような、モヤモヤとした感情の正体がはっきりと理解できず、ChatGPTに「この感情はなんだろう」と尋ねてみたら、こんな答えが返ってきた。<その感情は、自分の生き方や選択を否定されたように感じたかもしれません。私たちは自己肯定感を得るために、自分の意見や選択が他人から認められることを望む生き物です。あなたが女性として、あるいは一人の人間として、どうあるべきかについての一般的なステレオタイプに当てはめられ、その中で生きることを強制されると感じたためにがっかりしたのかもしれません。また、年上の女性の発言は、一般的な社会的期待に基づいているかもしれません。特に女性に対しては、「安定した家庭を持つ」や「地元に留まる」などの期待があります。しかし、それは一つのパターンであり、全ての女性がそのようなライフスタイルを望んでいるわけではありません。あなたがその発言にがっかりした理由の一つは、あなた自身の人生観や価値観が認識されなかったこと、あるいはあなたが自分自身を見つけ、自分自身で生きる自由を奪われたように感じたからかもしれません。自分自身の人生を自由に生きる権利を守り、自己決定を尊重することは重要です> ChatGPTは「やさしい存在」 なるほど、自分をステレオタイプに当てはめられて、生き方を否定されたように私は感じ、拒否反応を起こしていたのだと理解した。CULT JAPANの一部だが土着信仰は実際有るらしい。うちのおかんはそういう女を「アリ地獄」と呼んでいて、よく俺に「あなたは アリ地獄に 嵌まってはいけません」と諭したものだった。俺は「うん わかりまちた おかん」とこたえたものだった。おかんは「『おかん』はやめなさい(笑)」とこたえたものだった。俺は再び「うん わかりまちた おかん」とたたみかけたものだった。実際にアリ地獄に遭遇した時にはおかんの言葉を思い出しアリジゴクさんの顔にかかとを連打するようにして(たとえです)這い上がって事無きを得たのだった・・・。
俺はこの「家畜系主婦文化」あたりからCULT JAPANをぶっ壊していく「草の根活動」が必要かな?って思ってんだが・・・。
自民党にも問題が有るが:昨年11月には、自民党の山東昭子元参院副議長は「子供を4人以上産んだ女性を厚生労働省で表彰することを検討してはどうか」と発言して物議を醸した(朝日新聞デジタル 2017年11月21日)。また出てきた山東昭子(笑)。
自民党にも問題が有るが:二階氏の発言には与野党の幹部から批判が相次いでいる。立憲民主党の辻元清美国対委員長は「『産めよ、増やせよ』の発想からまだ抜け出していないのか」と批判。うん、そうだよ。明らかじゃん。だから、旧・統一教会とも相性いいんだよ。選挙協力だけじゃないんだよ。本質的な類似性。
二階にしろ加藤にしろ山東にしろ、もう「生きているだけで、なんかしゃべるだけで見苦しい」ってレベルだ。ならば、「美しく成仏する」ための精進を始めたほうがいいんじゃないかって思うんだが・・・。
「家畜系主婦」だってお前らの洗脳の犠牲者なんやで・・・。
俺の母方の祖母も「産めよ増やせよ」の時代の被害者で専業主婦だったが、「二度とあんな時代にしてはイカン」言うとったで・・・。
まあ理由は「体もたんわ・・・」だったが・・・。
いや、国は勝手なこと言うってことも指摘しとったで、一応・・・。
だからその娘の俺の母親は俺に「あなたは アリ地獄に 嵌まってはいけません」と教育していたっていう・・・。
俺は「うん わかりまちた おかん」とこたえていたっていう・・・。
おかんは「『おかん』はやめなさい(笑)」とこたえたものだったっていう・・・。
俺は再び「うん わかりまちた おかん」とたたみかけたものだったっていう・・・。
実際にアリ地獄に遭遇した時にはおかんの言葉を思い出しアリジゴクさんの顔にかかとを連打するようにして(たとえです)這い上がって事無きを得たのだった・・・ていう・・・。
[3] なんか読まれてるらしいが・・・:Frontiers | High Mass-Loading of Sulfur-Based Cathode Composites and Polysulfides Stabilization for Rechargeable Lithium/Sulfur Batteries (frontiersin.org)
俺はこの論文が出てくるたびに複雑な気持ちになる・・・。
「俺様」がなんでリチウム硫黄電池てなもんやらなきゃならなかったんだと・・・。
まあ、一応、「電池の研究経験も積みました」ってことにするためなんだが・・・。
2014-2015年当時は高容量活物質(リチウムリッチとかシリコンとかシリコン酸化物とかな)の報告が相次いでいたが、どれもmass-loadingが小さいサンプルで「高容量出ました!」つってたもんだからLinkedInでも「そんなハナクソみたいなmass-loadingで容量高いつっても意味無え!」ってしばしばキレ気味に書いてました(笑)。
この当時、実用的なmass-loadingで評価して報告してくれようとしていたのは韓国くらいだったかな。だから、韓国はさすがにリチウムイオン電池を生産している国だとは思ったんだが、俺が覚醒させたかったのは中国だ。当然、そのスケールに期待していたからだ。
まあ、リチウム硫黄電池なんて、俺がLinedInでもしばしば「こんなにカーボン入れて『ザ・カーボン・スペシャル』みたいにしてやっとこのレート特性ですよ。車載用に使えんでしょう!」つってることからもわかるように嬉しいこと一つも無いんだが。
だから、書こうか書くまいか、書くんならいつ書こうか、ずっと迷っていたんだが、結局、2018年の2月にこれを書いたんだね:Electrochemical Impedance Analysis for Li-ion Batteries (2018).
[4] 「バカ息子」「ぼったくり」毒舌・みちょぱが報道番組MCでも全く問題ないワケ (msn.com)
〝みちょぱ〟ことタレントの池田美優が7月18日、ツイッターを更新。報道番組のMCを務めることを報告した。みちょぱはツイッターで「報道番組のMCをやらせて頂くことになりました!と言っても収録で1時間の特番なので報道番組と言ってはいますが、真面目になりすぎず特に同世代くらいの方達に伝わりやすいわかりやすいようにやるつもりです!」と意気込んだ。でなきゃ使った意味無いしな。8月5日14時から放送予定の「直撃記者お話聞かせてもらっていいですか?」(TBS系)で、みちょぱが報道番組のMCに挑戦する。一部から批判の声が上がっているようで、みちょぱは「新しいこと始めようとしてる人に批判的なコメントばっかする大人たち、まだ収録してないので逆に燃えてやる気につながります!」と早くもヒートアップしている。ま、ほどほどにな(笑)。実際、どんな批判的な声が上がっているのか。ネット上を見てみると、《いらねー》《調子乗ったな》《報道はバラエティーじゃないよ》《こんな子に報道番組のMCを任せるとは?》などと手厳しい。まあ、始まってみたらおもしろいかもよ。《一風変わった番組になりそうで楽しみです》《可愛いし頭いいし期待してます!》といったエールは少数派だ。同じことやってても伸び悩みっていうサプライヤ側の事情もわかってあげんといかんよ。
情報番組のコメンテーターの経験があり、ホンネ発言が一部で支持されているみちょぱ。ただ、ときには過激な発言もあった。5月30日放送の「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)では、岸田文雄首相の長男で秘書官の翔太郎氏が首相公邸内で親族らと記念撮影したり、忘年会を開いたりしたことが週刊誌に報じられた件については、「息子さんがやっぱり〝バカ息子〟だったのか」と過激な表現で翔太郎氏をバッサリ斬った。まともなこと言ってんじゃないの?2022年9月放送の「スッキリ」(日本テレビ系)では、安倍晋三元首相の国葬費用について大胆発言。政府は当初、会場の設営費用に2億5000万円かかると公表していたが、それは費用のごく一部で、警備費など合わせた総額は16億6000万円になることを明かした。これを受けて、みちょぱは「ぼったくりに遭ったような気分になった」と感想を述べた。まともなこと言ってんじゃないの?ま、それでも俺はやらせてあげてって思うけど。「〝バカ息子〟や〝ぼったくり〟など思ったことをストレートかつ、同世代にもわかりやすく表現するのがみちょぱの長所ですが、MCではこれが足かせとなるかもしれません。『直撃記者』では、同局の井上貴博アナウンサーが進行を担当。井上アナがみちょぱをやさしくリードすれば過激な発言は抑えられるでしょうが、それではみちょぱを起用した意味がなくなりますからね。同番組は生放送ではなく収録なので、問題発言が飛び出してもあとでカットできます。TBSは予防線を張る意味で収録にしたのかもしれません」(芸能記者)実質はダブルスだな。凸凹MCだな。面白い企画だと思うよ。
報道番組のMCの枠に収まらず、みちょぱらしい素直なコメントに期待したい。(石田英明)ですね(笑)。まー、俺んちテレビ無いけど(笑)。報道から世相を見たい、効率良く。
[5] あら♡ステキじゃない、この子♡ちょっとずれてたけど(笑):ゆたぼん「ヒカルが東大生をバカにしたらしいけど…」物議を醸した発言に持論 賛同の声続々 (msn.com)
でも、元ネタ見ると、東大生を馬鹿にしたんじゃなくてそういうのを「信仰」している奴を馬鹿にしたんだと思うよ。ま、それはとりあえず・・・。
「少年革命家」を名乗るユーチューバー・ゆたぼん(14)が、21日までに自身のインスタグラムを更新。ユーチューバー・ヒカルの発言について、持論を展開した。物議をかもしたのは、ヒカルが18日に投稿した動画の中での発言。この動画には、元お笑いコンビ「雨上がり決死隊」宮迫博之のYouTubeスタッフである、兄弟のつつみ&おりょーがゲスト出演し、トークを繰り広げていた。その中で、弟・おりょーが、兄の尊敬できる部分として「早稲田大卒で、僕と脳の作りがちがうなと思います」と告白。これに対しヒカルが「いやいっぱい人、入ってるから、凄くないやろ」とバッサリ。「俺はホンマに思うんですよ。高学歴のヤツ、早稲田、東大とかね、そんな何万人も入っとる所に行って“凄い”って、アホかって。もっと一握りのものになってから“凄い”ってなるとは思います、本当に」と指摘し、話題となっていた。この発言を受け、ゆたぼんは「ヒカルが東大生をバカにしたらしいけど、みんなそれぞれの人生を生きたらいいやん!」と投稿。「学校に行ってなくても俺みたいにいろんな経験できるし、まぁ俺は俺の人生を楽しむだけや!人生は冒険だ」と呼びかけた。ま、可愛いかな♡この投稿には「ゆたぼんくんは同年代と子たちと比べても沢山の冒険をしていると思います」「人生に正解は無い ユタポンはユタポンらしく頑張って」「人それぞれ好きに生きるのがいいと思う」と、さまざまなコメントが寄せられた。ゆたぼんは「不登校」というワードがネットやメディアの注目を集め、一躍時の人に。昨年、クラウドファンディングで資金を調達した「スタディ号」で日本一周を達成させた。
[6] おいおい、俺はやっと承認欲求の調査を始めたところなのに、新市場創成かよ・・・:21世紀は「自閉症の時代」か…「自閉症的特徴」と「ネット社会」の驚くべき関係 (msn.com)
反復 予定変更に対して大きな不安を感じてしまうことからも推測されるように、自閉症者は健常者に比べて、変化がないこと・ルーティンが維持されること、言い換えれば反復・繰り返しを好むと言われている。
こういう連中も気をつけろよ:「バカ息子」「ぼったくり」毒舌・みちょぱが報道番組MCでも全く問題ないワケ (msn.com)/実際、どんな批判的な声が上がっているのか。ネット上を見てみると、《いらねー》《調子乗ったな》《報道はバラエティーじゃないよ》《こんな子に報道番組のMCを任せるとは?》などと手厳しい。まあ、始まってみたらおもしろいかもよ。自閉症者は、心理的な意味での自己同一性を安定して確保するのがむずかしいと考えられているのだが、そうだとすれば、自分の行動上のルーティンや行為の反復、対象の恒常性によって内的な自己同一性を代償的に維持しようとするのは不思議ではない。対象の恒常性ってとこでちょっと無理が有るんだな。自閉症者がビデオ録画した番組を繰り返し視ることを好むことはよく引用される。もちろん、定型発達者も好きな録画を繰り返し視聴することはあるだろう。AVのお気に入りシーンとかかな?そこしか使わないっていう・・・。ここで特徴的なのは、連続アニメのようなシリーズ物のうち、ある特定の回だけを繰り返し視聴するという振る舞いが自閉症者には見られることだ。これって「AVの・・・」じゃないの?ま、普通はそれもすぐ飽きるのか・・・。だが現代社会においては、このような振る舞いも幅広く受け入れられつつあるように思われる。例えば、ネット社会以前、さらには文化のデジタル化以前ならば、音楽を聴く際に一枚のレコード盤を最初から最後まで続けて聴くというのは当たり前だった。かつて、自閉症者は好きな作品を録音・録画したテープが、繰り返し再生することによって劣化することを心配しなければならなかったが、現在ではその心配は不要になった。自閉症者には、特有の記憶想起が見られることがある。杉山登志郎はそれを「タイムスリップ現象」と名づけた(※1)。現在、目の前で展開する情景が、はるか昔の嫌な記憶と一瞬で結び付いてしまうのである。このような特異な時間体験が、社会性にとって良くない影響を与えるであろうことは想像にかたくない。なぜなら、多くの社会関係が、過去・現在・未来を遠近法の中に配置して、それらが過剰に相互侵食しないようにすることによって成り立っているからである。(※1)杉山登志郎『杉山登志郎著作集1 自閉症の精神病理と治療』日本評論社、2011年、131頁杉山登志郎『発達障害のいま』講談社現代新書、2011年、146頁まあ、そうだな。参考にするってレベルでなく同一視してしまうんだな。なるほど。
高精細 自閉症者は感覚過敏であることが多いと言われる。自伝を書いた先駆的自閉症者の一人、ドナ・ウィリアムズは、かつて放映されたテレビ・ドキュメンタリーによれば、スーパーマーケットに入店すると、さまざまな色彩や音の洪水に圧倒されると言っている。例えば、雑誌販売コーナーでは、雑誌の表紙を飾る無数の文字が無制限に、目に飛び込んでくるのである。似たようなことは、近年の高精細テレビでみながしばしば経験することになった。以前には気付かなかったような、例えば出演者の皺や黒子が目立って見えてしまう。それに気を取られて肝心の番組の内容を見逃してしまうこともある。高精細という状況は、視覚情報を選択する力が適切に機能しない場合には、人をフリーズさせてしまいかねない両刃の剣なのである。そのようにならないためには、「以下同様」とする能力が必要である。画面の果てまで広がる海面が映っているとすれば、青一色の繰り返しという風にそれを大まかに捉えられれば、情報過多に陥ることは回避できる。まあ、めんどくさいしな。言葉の使い方でも同様なことが言える。犬の鳴き方は一匹ずつ微妙に異なる。しかし多くの人が、犬は「ワンワン」と鳴くと思っている。それが言葉というものであり、一匹一匹ごとの鳴き声の違いを表現してしまっては、言葉ではなくなってしまうだろう。「最大公約数的な」ってところな。逆に、自閉症者には人の顔を覚えるのが苦手な場合がある。「顔を覚えるのが苦手」と言うと、顔の細部が覚えられないという意味に受け取られるかも知れないが、どうやらそうではないらしい。むしろ、細部は覚えているのに、顔そのものの全体性が把握できないようなのだ。ブラピが人の顔を覚えられんらしいな、そう言えば。ただ、コイツの場合は他の情報で補っているそうだ -- 俺はこれに興味を持った。顔はつねにその表情を変える。髪型が微妙に変わったり、眼鏡をかけたり、化粧が異なる場合もある。それでも首尾一貫して同一人物だと捉えられるのは、よく考えてみればいったいどうしてなのだろう。むしろそのほうが不思議ではないだろうか。社会性というものが、高精細で微細な差異をあえてスルーすることによって成り立っているように思われるのだ。なるほど。「当たり前」って考えてみると不思議ですね。
けっこう、興味深かったですね。
[7] いや、息苦しさってのも大袈裟な気が・・・:「小学校であだ名禁止」日本の"息苦しさ"の象徴だ あだ名は「メリット」も大きいのに…なぜ禁止? (msn.com)
単に、「あ、そっすか・・・」って感じだが・・・。
「コミュニケーションの研究家」として、日本人の話し方、伝え方を観察してきましたが、コロナ禍もあって、人との距離感の縮め方に悩みを抱える人が増えています。そうした傾向を象徴するようなニュースが話題になりました。「クラスメートを『あだ名』で呼んだり『呼び捨て』せずに、『さん付け』するよう指導する小学校が増えている」というのです。ニックネームの効用、禁止の弊害とは何でしょうか。その是非について考えてみましょう。まあ、英国とかそんな感じちゃうか?かげでは言うとると思うけど。
2022年5月の読売新聞は、身体的特徴を揶揄するようなあだ名は、いじめにつながるケースがある、ニックネームや呼び捨ての代わりに「さん付け」を指導する学校が増加していると伝えました。まあ、これはわかるよ。
「瞬間接着剤」の役割がある 人はどれだけ進化しても、基本的な動物的本能や欲求という点では、「群れを作って生きていた古代人」と本質的には変わっていません。その目的はサバイバル、つまり、生き延びることですから、本能的につねに「目の前にいる人が敵か味方かを峻別する」ようにできています。同じ民族、同じ村など自らの群れの一員である人には心を許し、そうでない人に対しては警戒モードに入る。そういった意味で、民族、信条、宗教、出身地、言語などどれだけ共通項があるかが、仲間かどうかを判断する材料になるわけです。俺の「サバイバル」って少し違うんだがな・・・。まあいいや。あだ名は、そうした同じ群れ、グループ内だけで理解し合える「共通言語」であり、「秘密の暗号」のようなもの。瞬時にお互いを仲間だと認識する「瞬間接着剤」の役割を果たしています。同じ群れの中で、「〇〇さん」、とくに「苗字+さん」などと呼ぶのは、よそよそしく、他人行儀に聞こえますよね。「ちゃん」つけりゃええんちゃうんか?なんか、イライラしてきたわ、こいつ(笑)。ネブラスカ州ベルビュー大学の研究によると、とくに男性は、男らしさを損なわずに愛情を注ぐ方法として、お互いにあだ名をつけるのだそうです。だから、どうした(笑)。
芸能人に「あだ名」が多い理由は? また、あだ名は、他の人とは違う独自のアイデンティティを与えてくれます。みちょぱ、めるる、ひろゆき、ホリエモン、松潤、キムタク、ウッチャン・ナンチャン、ブラピ、浜ちゃん、キョンキョン、ユーミン、マッチ、深キョン、永ちゃん……。数多くの芸能人、有名人が「あだ名」「ニックネーム」を持っていますが、「呼びやすく、親しみやすく、覚えられやすくなる」というメリットがあるわけです。ある広島のスタートアップ企業は、全員をニックネームで呼び合っているそうですが、そのメリットとして、社内からは、★親しみを感じる★話しやすい★上下の垣根が減った★話題の幅がひろがる★相手への安心感がうまれた★仕事のパフォーマンスがよくなったといった声が上がったそうです。ええ大人がキモイっす(笑)。ま、勝手にやったら?私自身、昨年5月に、次世代リーダー向けの総合コミュニケーションスクール「世界最高の話し方の学校」を立ち上げましたが、「『先生』とは呼ばないで、『純ちゃん』と呼んで」とお願いしています。私も生徒の名前をなるべく下の名前で呼ぶようにしており、これによって、学校としての一体感や心理的安全性が格段に上がっていると感じます。名前でよんどるやん・・・。ニックネームの効用はこれだけにとどまりません。実は、ニックネームがある人ほど、成功するという研究さえあるのです。あるアメリカ企業の社長がLinkedIn上で発表した記事によると、フォーチュン50のCEOの60%がニックネームかニックネームに似た短いファーストネームを持っていることがわかりました。つまり、William → Bill Jeffery → Jeff Timothy → Tim Margaret → Meg Robert → Bobといったように、成功しているCEOは、本名ではなく、短くて言いやすい名前を通称にしている人が多い、という結果でした。あだ名じゃないよね、これ・・・。この著者は「短い名前やニックネームは、親密さ、信頼、友情の証である。これらはしばしば、組織を成功させるうえで重要な属性となりうる。長くて堅苦しい名前が『壁を作る』のに対し、短い名前は『壁を取り払う』ことができる」と分析しています。以上のように、あだ名には、デメリットを上回る大きなメリットがある、ということになります。いや、だから、あだ名じゃないよね、Bobとか・・・。
極端な日本人独特の「リスク回避志向」が背景に 無理やりだ。論理があまりに無理やりだ。極端な「何かあったらどうする」という日本人独特の「リスク回避志向」ゆえに、教育現場はその要因をすべて取り除いておこうという発想になりやすいかもしれません。しかし、どういったあだ名ならいいのかを生徒自身に決めてもらうなど、対話をする過程で、いじめ問題について話し合うなど、もっと「自主性を重んじる」という方向性があってもいいように感じます。だから、仲のいい友達同士で密かにコードネーム的なあだ名で呼び合うって喜びを与えてやってくれ・・・。大人が余計な事せずに。学校では「さん」づけで呼びましょうはそのためにもいいアイディアだわ。友達との関係性の構築は、子どもの人格形成に大きく影響します。そもそも、マスク着用を続けている子どもも少なくない中で、いかに子ども同士のつながりを深めていけるかをもっと考えていくべきではないでしょうか。だから、大人が余計な事せんといてやってくれ・・・頼むから・・・。
今の子、かわいそうやな。余計なことばっかりされて・・・。
[8] なんか必死にそこへもっていこうとしているが・・・それもあるだろうが・・・隠れたCULT性に焦点当ててくれ:悪質なネットの誹謗中傷、問題解決の難しさ 多くは「自分が正しい症候群」か (msn.com)
記事はどうでもええわ。
これと同じこと言うとんやで:二階俊博 自民党・幹事長「この頃、子供を産まない方が幸せじゃないかと勝手なことを考える人がいる」
これと同じこと言うとんやで:昨年11月には、自民党の山東昭子元参院副議長は「子供を4人以上産んだ女性を厚生労働省で表彰することを検討してはどうか」と発言して物議を醸した(朝日新聞デジタル 2017年11月21日)。
このカルト老人ども、どうにかせないかんような気がしてきたわ。
まあ、それでも「集団自決」とは言わんけどな。
[9] 中田英寿は、賢すぎて変人になってしまった。福田正博が見た「凍りつくような空気の現場」とは (msn.com)
そうやね(笑)、イチローと中田はそんな感じになっとったね(笑)。でも、明らかにメディアが悪かったと思うよ。
お、カズさん出てきたね。俺もカズさん好きなんだわ。中田より「ソーシャル・フェイント」うまいって感じかな(笑)。
本人はボケのつもり無いんかもしれんけど「天才的だな♡」っていう・・・ね。
[10] 編集とは半歩先の未来を示すこと。 「文化と生物学」を立ち上げて考えたこと (msn.com)
ファッション誌編集者からのスタート 今年5月、新しいウェブメディアを立ち上げた。媒体名はズカンフ〜ザッシ『文化と生物学』という。現代を生きるヒトの営みである「文化」と、生き物の本質を追求する「生物学」について、記述し耕すためのメディアだ。記事はすべてPDF(Portable Document Format)化し、目次ページのリンクから読むことができる。新たなメディアを立ち上げるにあたり、今の時代における「編集」の役割について考えた。これですね:文化と生物学 (cultureandbiology.com)
私の編集者としてのキャリアは紙の雑誌からスタートした。美大を卒業し、憧れのファッション雑誌『VOGUE NIPPON』(当時)でアルバイトを始めた。20年以上前の話である。文字通り『プラダを着た悪魔』に奉仕する中で特に印象に残っているのは、パリから国際郵便で送られてくる大量のコレクション画像を整理する作業だ。小さなポジフィルムを一枚一枚精査し、言葉を添えて誌面にレイアウトしていく。限られた人しか見ることのできないコレクション画像をもとに、独自の見解を提示し世に広め、トレンドが生み出される。ファッション誌の仕事を通じ、まだ誰も知らないことを集めて編むのが「編集」の仕事だと理解した。あー、そんなことしてんだ。さらに雑誌は掲載のタイミングが重要である。早すぎても伝わらないし、時期を逃すと後追いだといわれてしまう。いくつかの媒体で編集をおこなう中で、まだ知られていない半歩先の未来を示すことが、雑誌の役目だと私は考えた。半歩先っておもしろい視点だね。編集者になって6~7年が過ぎた頃、ウェブメディアの登場により雑誌の役目は大きく変化した。紙の雑誌は、始まりと終わりがあるリニア(直線的)なメディアである。もちろんパラパラとめくりながらどのページから読んでも問題ないが、特集では大きなストーリーを組むことができる。一方、ウェブメディアはひとつの独立した記事として読まれることが多い。あー、そうか。紙の雑誌からウェブメディアの仕事に移った時、どうにかリニアな世界を作れないかと試行錯誤した。しかし記事単体でしか読まれないことがわかってからは個々の記事をどのように拡散するか、いかにPVを伸ばせる記事をつくるかに注力した。やがて記事は第三者にキュレーションされ、Yahoo!ニュースやLINEニュースなどのプラットフォームに転載されるようになる。メディアとしての世界観や文脈は剝がれ落ち、リニアではなく点となった切り抜きの記事として読まれることになった。なぜ今の時代に、この人に取材し、こういう考えを伝えたいと思ったのか。伝える速度は速くなったが、そこに含まれる作り手の熱や想いは伝わりにくくなったように思う。あー、そうか。
PDFは「読むモード」にしてくれる 数年前にファッションの世界から離れ、以前から興味のあったネコの研究をするため大学院に進学した。私が在籍している動物行動学や生態学の分野では、論文をPDFで読むことが多い。最新の科学論文が掲載されている『Science』や『Nature』といった学術誌も、誰でもが読めるわけではないがいわゆる雑誌である。昔は図書館で取り寄せ、紙で読んでいたようだが、現在はウェブサイトから各々のパソコンやタブレットにPDFをダウンロードし読む。執筆する際にも、フォーマットが指定されたWordとともにPDF化したデータを提出する。提出先ももちろんオンラインだ。研究の世界に足を踏み入れ日々論文に触れる中で、定型化された論文の体裁とPDFの利便性に気がつき、ウェブメディアに使うアイデアが出てきた。おもしろいアイディアだと思うわ。そもそもアカデミアにおける研究とは、まだ誰も知らないことについて考え、実験し、論文として発表することだ。私の考える、半歩先の未来を提示する「編集」と少し似ている。ファッション誌で学んだ「編集」という手法を使い、今の時代に必要と思われる科学的な視点を含んだカルチャー誌をつくることにした。おもしろいアイディアだと思うわ。
『文化と生物学』は誰も知らない組み合わせを考え、新たな視点を提示するメディアを目指している。創刊号の特集は「文化」と「生物学」である。記事にはイグ・ノーベル賞を紹介するサイエンスコミュニケーターや恐竜図鑑の編集者、YouTubeチャンネルを運営する博物館の研究者などが登場する。そのすべての記事を論文のようなフォーマットにレイアウトし、PDFで公開した。ほとんどの情報をスマートフォンで得ている今、閉じたメディアともいえるPDFの記事を読むという行為は、読む側に負荷がかかる。しかし逆に言えば、情報の流れが速いSNSやニュースサイトから少し離れる時間を作り出すことができる。強制的にオフラインになり、読むモードにしてくれるというわけだ。より読むことに集中したい場合は、プリンターで出力して紙で読むことを推奨している。既存のものを組み合わせて新しい価値を生み出すのはファッションの得意とするところである。「文化」と「生物学」という別の領域にあるものを組み合わせ、同じ視点で読み解くことで、世界を認識する際の解像度をあげることができたらよいと考えている。闇雲に新しいものを追いかける時代ではない。すでにある世界の見方を少しだけ変えるのが今の「編集」の役割ではないだろうか。(「群像」2023年8月号より転載)今までファッションとか考えたことも無かったので全然知らない世界だが、非常に鋭い感性だなって思います。で、感性を伝わる形に構築していくための知性も必要だと。
さて、俺が個人的に共感したのはここだが:Vol00-2-4-himatsubushi (cultureandbiology.com) 「搾取」の部分が笑えた -- まあ、「承認欲求的」な世界観の話だ。ところで、俺はアートがさっぱりわからない。うちの母親が絵画が好きで美術館巡りをするときの運転手などやらされていたが、「アンタ、これ見て、何か感じないですか?」って聞かれたときも「・・・絵ですね」と答えたりしていた(ちょっとふざけているときに限って丁寧な言葉遣いをするのが「我が家流」だ。普段はやくざのでいりのような感じで会話しているが。)。音楽もそんな感じだったが、ある時、ポール・ポッツを聞いたときに Nessun Dormaのさびの部分でなぜか涙がどわーと流れ始めたので俺もびっくりして実家に帰ったときに母親と雑談している際に報告してみたら「お母さん、あなたにそんな感性が有るとは思ってもみませんでしたよ。でも、嬉しいです。」って言われた -- かなり期待されていなかったらしい(笑)。だいぶ、遅咲きだが感性が芽生えたらしい(笑)。絵画に対してだって同じことが起こるかもしれません。そうすると、「フランダースの犬」のアニメをもう一回見たときにまた違った感動が有るかもしれません。
しかし、二つの文化の定義という点でこれもおもしろいね:Vol00-2-5-koukoku (cultureandbiology.com)。一つ目が「承認欲求的」、二つ目が「ほぼ生理現象」といっていい欲求によるものだ。二つ目が無いと俺には苦痛でしょうがない。ただ、生理現象が出てくるまでに相当量のインプットが必要なのが俺だ。したがって、たいていのことが、自分でやり始めたことではあるのだが、最初は苦痛でしょうがない。が、この中から生理現象的な欲求が出てくるんじゃないか?って思っているから苦痛に耐えられるのである。ところで、この記事の中で犬の話が出てくる。犬とじゃれるのがほぼ唯一、最初から苦痛なく入れたものである。
[10] もう寝ようと思っていたがもう一つだけ:世界が駄目な時には「ガラパゴス」日本が繁栄するのだから、目先の株価変動などに振り回されるな! (msn.com)
大原さんは日本好きすぎだからなー(笑)。まあいいや。
株価には紆余曲折があるが日本経済の復活は確定 今から5年ほど前の2018年10月6日に、私が執筆した「今後4半世紀の間に、日経平均株価は10万円に達することができる」という記事が公開された。同年10月末の日経平均終値は2万1920円であるから、おおよそ5年間で7月12日の終値3万1943円まで約45%上昇したことになる。欧州の不調でな。もっと言えば、2008年10月28日には一時「6994円90銭」と7000円を割り込み、バブル崩壊後の最安値をつけた。この時から考えれば、約350%の上昇、すなわち15年間でほぼ4倍半にもなっているのだ。こいつはリーマンのせいだが、その前の1万8,000円前後も当時のエレクトロニクス業界が毎年最高益を更新していたことを考えると、それと今の3万円越えを比較して考えると、そんなに喜んでいていいのかなって気がするね。もちろん、現在好調な日本の株価も、今後米国や共産主義中国などの「波乱・危機」に巻き込まれて下落することは十分考えられる。実際、直近においてもコロナショックなどの危機があった。しかし、それでも「ガラパゴス日本」は、最終的にそれらをはねのけて成長を続けると考える。まあ、成長してもらったほうがいいけど。
「大原浩の逆説チャンネル<第33回>世界大乱の中での日本の行方 特別対談:大原浩×有地浩」の中で、私が執行パートナーを務める人間経済科学研究所代表の有地浩も同様に、「世界の波乱の中でも日本経済は底堅い」との見解を示している。いやいや、ザイム真理教っていう真冬に冷房ガンガン効かせる連中がおるからね。米国、中国を始めとする世界市場の混乱が見込まれるから、日本の株価が一本調子で上がるわけではないが、日本経済の成長軌道は揺るぎが無い。(平均)株価は大した理由もなく日々揺れ動くが、長期的には経済の発展・繁栄と概ね連動する。株価に一喜一憂せずに、日本の今後の繁栄を信じることが賢明な戦略だと思う。まあ、日本に暮らす以上、そう願うしか無いわね。
電車が1分以上遅れない日本だから製造業大国だ 製造業は一つの生態系(生命体)と言える。自動車産業を見ればよくわかるが、トヨタなどの完成品メーカーだけではなく、それらを支える部品メーカーなどがまるで生命体のように「有機的に結合」している。この点において、2019年8月23日公開「『情報』で儲けられる時代は『すでに終わった』という意外な真実」5ページ「『知識』は『暗黙知』」を最大限に活用する日本企業は「有機的結合」において圧倒的力を持つ。日本は結局のところ、総合力(チームワーク)で勝負する。そしてそのためには、各企業の「相互関係」と共通の利益が鍵になるのだ。例えば電車のダイヤ(グラム)作成は、かつて熟練した担当者の職人芸に頼っていた。だが、今やAIが組んでくれるような「単純作業」になりつつある。お、出てきたね、AI。しかしその組まれた(プログラムされた)電車のダイヤを、現実世界で正確に実現するためには、鉄道会社だけではなく、保守管理を手掛ける企業や弁当を搬入する食品会社に至るまでの「組織の有機的結合」が重要だ。外国人にとっては「現代の驚異」ともいえる、「1分以上電車が遅れない日本」は、その有機的結合のたまものである。まあな。日本にしか無理だと思うわ。かつて日本のバブル華やかりし頃、米国を始めとする諸外国が「日本型経営」を必死に学んだ。しかし、彼らはそれを自分のものにすることができなかった。社会(組織)の「有機的結合」が日本とは全く異なるからだ。つまり、「日本品質」は「ガラパゴス日本」だからこそ実現できるということである。「ガラパゴス日本」の社会システムそのものが、これからの世界的「大乱」の時代に圧倒的強みを発揮するであろう。
ま、この人の言うことは半分ギャグだと思っておいたら、おおらかな気持ちで楽しく読めるわ(笑)。
日本復活、期待しましょう!
しかし、印象派の話が出るとは思わんかったわ(笑)。
by T. H.
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[1] Materials/Electronics
[2] Electrochemistry/Transportation/Stationary Energy Storage
Electrochemical Impedance Analysis for Li-ion Batteries (2018).
Progresses on Sulfide-Based All Solid-State Li-ion Batteries (2023).
[3] Power Generation/Consumption
[4] Life
[5] Life Ver. 2
[6] 経済/民主主義
Published Articles (2004-2005, 2008-2011, 2015)
大きく分けて三分野:①Dynamic Narrow Depletion(2004-2005)、② 光誘起XY型超電導相転移のための予備実験だが薄膜表面への酸素吸着(2008-2011)、③電池(2015)。
①Dynamic Narrow Depletionの説明はこの辺に:Fermi Level (2018);経済/民主主義 VII (2023);経済/民主主義 VIII (2023);経済/民主主義 IX (2023).
②光誘起XY型超電導相転移の説明はこの辺に:Vacuum Polarization, Polaron, and Polariton (2018);経済/民主主義 I (2022);経済/民主主義 VII (2023);経済/民主主義 VIII (2023);経済/民主主義 XI (2023).
③電池は、この分野の研究経験も一応積みましたよってことにするためにやっただけ。4-5年の経験が有れば今の仕事をできることになっている。個人的には原油消費量削減が唯一の関心。原油価格が日本経済の与件だからである。グローバルに消費量削減しなければ価格への影響力は無い。LinkedInは2014年に「海外、しかもカザフスタンなんかに行って行方不明はマズいな(笑)。」と思って始めたが、最初から原油消費量削減がテーマになっている -- どうせ電池なんかやるんだったらついでにってだけだが(笑)。
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