「ハイブリッド車にさよなら」GMとVWが目指すのは

ここ:「ハイブリッド車にさよなら」GMとVWが目指すのは
・自動車各社は燃費規制を順守するとともに環境にも配慮した選択肢を顧客に与えるため、ハイブリッド車に力を入れてきた。だが世界最大級の自動車会社は今、米市場にハイブリッド車の未来は見えないと話している。
・ゼネラル・モーターズ(GM)とフォルクスワーゲン(VW)は純粋な電気自動車(EV)に投資を集中させている。ガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせて燃料を節約するハイブリッド車については、中国と欧州を中心に厳しさを増す排ガス規制に対応するための過渡的な製品にすぎない、と考えている。

ゴールドマン・サックスなど米国グローバル金融が自動運転のあまりの進捗の遅さに嫌気がさして電気自動車(BEV)に介していることは過去のブログで述べたが、ウォールストリート・ジャーナルらしい記事である。

中国は電動二輪ではBEV化が進んだが、四輪ではBEVにしかナンバーを出さないという強権的政策にも関わらず一向に普及しないのでHEVシフトした。既にBEV化を進めていた大型商用車でも経済性の限界に気づいてFCV(FC-HEV)シフトを進めている。

まあ、中国も騙されていたわけだ。

Electrochemical Impedance Analysis for Li-ion Batteries (& economy a bit)を読めばわかるが、ガソリン車を全てBEVに置き換えようとすると電池に必要な金属資源が足りない。

BEVシフトを全否定するわけではない。軽自動車よりさらに小型の超小型ならBEVでも経済的にペイし得る。

しかし、CO2排出権取引や人為的バブル(手数料で地道に稼ぎ、顧客とは逆張りしてバブル崩壊と共に一気に設ける)を収入源とする陣営にたぶらかされていては馬鹿を見る。

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