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記事抜粋107

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さて、一つ目は電池の話を。

  1. [1]、[11]からもわかると思うが企業は電池のアセンブリ技術を、[8]、[9]、[10]からもわかると思うが大学は活物質を担当することになっている(活物質製造メーカーはもちろん活物質を担当するが)。

  2. エリーパワーなどは電池屋を採用せず製造装置の保守等を担当する機械屋だけを採用することで知られているが、ここまで徹底しているのは珍しいものの、概ねこんな感じになるのである。

次に二つ目、高学歴難民の話を。

  1. 中高年高学歴者のバッシングと同時に、若者に高学歴志向を見直させる動きになっていることに気づかれているだろうか?

  2. これが非常に危ない動きだと俺は見ているんだが・・・。

  3. 俺は昔から言ってるんだが(それこそ社会人になる前から)、企業にとって最も利益が出るのは「黄金の斜陽期」である。研究開発が不要になって決まったものを生産し続けて利益が出るときが一番ありがたい。ただ、全ての企業がその果実にありつけるわけではない。体力勝負で負けて撤退するものが増え、生き残った少数が果実にありつけるのである。

  4. 黄金の斜陽期にはコストのかかる高学歴者は必要無い。

  5. 黄金の斜陽期には例えば中卒を「金の卵」と称したり、今は高卒を「金の卵」と称しているが、要は「安い労働力」を求めるのである。

  6. 自分が「金の卵」と呼ばれたら「永久に安く使われる」ことを覚悟したほうがいい。

  7. 俺のお薦めは「金の卵」と呼ばせておきながら知識武装し、次の飛躍を狙うことだが、まあできる奴がどれだけいるでしょうか?

  8. 高学歴者へのアドバイスを一つ。

  9. 俺は「企業寿命30年説」を信じていない。その後に訪れる「黄金の斜陽期」こそが企業の目指すところと想定しているからだ。

  10. ただ、研究開発をやる高学歴者は「そこで食えるのはせいぜい30年」と考えたほうがいいだろう。黄金の斜陽期にいたる前の30年が稼ぎどころなのである。

  11. ただ10年くらいは観察する期間が必要だろう。

  12. つまり、①10年の様子見→②研究開発者の稼ぎ時(30年-10年=20年)→③黄金の斜陽期といった具合に見ておけばいいということ。今後、③へ至るまでの時間は短くなるかもしれない。


ちなみに俺は学生時代、専攻は化学だったが(これも'80年代末に斜陽期に入っていったが、動きとしては「プラントの海外移転」だった。)、黄金の斜陽期の穏やかな波に乗って生きることを第一目標にしていた。したがって第一希望はコスメだった(これはこれで技術的面白みも有るが)。

コスメは「男の子の仕事じゃありません!」みたいな言われ方をしたので、第二希望のエレクトロニクスにもぐりこんだ。そこでも「製造に張り付いて仕事するような奴はなんぼでもおる。掃いて捨てるほどおる。腐るほどおる。お前はせんでもいい。仕事せんでもいいから勉強しとけ。」と言われていたのでひょっとしたら「自覚のない」高学歴者の端くれだったのかもしれない。はじめの10年くらいは会社を変えながらいろんなことを勉強していたが(どこでもだいたい同じような扱いだった)、後半10年には研究だけをやって論文を出し、ついでに博士も取ってたぶん本物の高学歴者になった(笑)。

その後、中高年高学歴者として10年以上生きているので、「まあ、だいたいわかる(笑)。」って感じです♡


[1] 豊田中研が革新電池、電極構造の3次元化で容量と出力を両立 | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com)

これを編んで電池にするってことでしょう(トヨタはただ詰め込んで電池にする特許を出しているが・・・)。
  1. 豊田中央研究所は2022年11月9日、開催中だった電池技術の学会「第63回 電池討論会」で、独自開発した「ファイバー電池」について発表した。1コマ20分の発表枠を連続3コマ使った発表(講演番号2C15~17)で、多くの参加者の注目を集めた。これまで2次元的であった電池の電極構造を、3次元(3D)化する画期的な提案といえる。 ただし、このファイバー電池は、それ一本の外見はほぼ1次元、つまり直径が最大0.3mm(300μm)の細い糸と区別がつかない(図1)。

  2. 俺が2014年に紹介した3次元電池はPrietoの開発したもので、CuフォームにCu-Sb合金負極を電析、絶縁体ポリマーセパレータまたは電解質ポリマーを電析(電子絶縁体なのである程度厚くなると成長が止まる。まあ、負極SEI形成と同じだ。)、隙間にLiCoO2などの正極ペーストを充填するものだった。パウダー・テクノロジー流出を避けるって意味も有ってカザフスタンでは最初から最後までこの路線を崩さなかった。

  3. ファイバー式は全部塗装でつくれるのでPrieto式よりも安くなる。

  4. ただ、芯をカーボンファイバーにすると、充放電を繰り返したときにボロボロに崩れることができる(お知らせするのが遅れてしまいましたな(笑)。いや、2015年にお知らせしようとしたけどカザフスタンで邪魔が入りましてね(笑)。)。芯は銅線にして負極も塗装したほうが良かったかもね。

  5. まあ、俺の興味は原油消費量削減だけだ。小型の電池に留まるのであればどうでもいい。

[2] 悪質なホストクラブ「徹底的に取り締まる」 警察庁長官が異例の視察 (msn.com)

  1. 悪質なホストクラブが問題視されるなか、警察庁の露木康浩長官が27日夜、東京・新宿の歌舞伎町を視察した。警察庁長官による繁華街の視察は異例という。視察後、露木長官は取材に「卑劣で悪質な営業手法に対しては、徹底的にあらゆる法令を駆使して取り締まりをする」と述べた。 この日、露木長官は午後6時半ごろに歌舞伎町交番前を出発。新宿区内に約300店舗あるホストクラブの大半が集中する歌舞伎町の繁華街を、約30分かけて歩いて回った。普段は売春の客待ちをする女性が目立つ大久保公園周辺にも立ち寄った。 ホストクラブをめぐっては、若い女性客が支払い能力を超える高額な「売掛金(ツケ)」を背負い、売春をさせられるケースが問題となり、国会でも議論になっている。大久保公園周辺で売春目的で客待ちをしていた女性の多くが警視庁に対し、ホスト通いを理由に挙げた。警察庁によると、今年1~10月、女性に売春させるなどして3人のホストが検挙された。 警察庁は悪質なホストクラブの背後に、SNSなどで緩く結びついて違法な資金獲得活動をする「匿名・流動型犯罪グループ」が存在する可能性があると指摘。全国的な問題だとして、都道府県警察をあげて取り締まりを強化するとした。(板倉大地)

  2. 女性が「適正料金」で遊べるところが必要だね。

  3. 「適切でない料金」を課すところは潰していくんだね。


社会自体がゲスでは効果が薄いかもしれんね:記事抜粋106 | LinkedIn  [21] ちょっと古いが:「SPA!」の女子大生蔑視が時代錯誤すぎた理由 今や雑誌の読者は「紙を買う人」だけではない | メディア業界 | 東洋経済オンライン (toyokeizai.net)

  1. 『週刊SPA!』(扶桑社)が掲載した「ヤレる女子大学生RANKING」が物議を醸しています。事の発端は、昨年12月25日号の「ヤレる『ギャラ飲み』実況中継」(「ギャラ飲み」は参加女性にお金を払う飲み会)という特集内に同ランキングが掲載されたことから。1月4日、これを見たある女子大学生が記事の取り下げと謝罪を求める署名活動をスタート。すぐに「女性差別だ」などの批判が殺到しました。1月7日、批判を受けた同誌編集長が、「『より親密になれる』『親密になりやすい』と表記すべきだったが、読者に訴求したいがために扇情的な表現を行ってしまった」という釈明と謝罪のコメントを公表しました。しかし、騒動は収まりません。ワイドショーにも採り上げられ、ランキングの作成者が「『ヤレる』ではなく『お持ち帰りできる』にすればよかった」などと話したことで、さらに批判の声は過熱。署名は増え続け、1月9日6時の時点で3万7000人を突破しました。名前を出された大学サイドのうち、フェリス女学院大学が抗議声明を表明するほか、直接的な抗議をした大学もあり、名誉毀損による損害賠償につながる可能性もあるでしょう。

  2. アホだな、扶桑社(笑)。

  3. ある意味、頭悪すぎて、AIがカバーできない領域で生き残るのか?(笑)

  4. 東スポのようなセンスも無い。

  5. ただ品が無いだけ。

だいたいフジサンケイグループの思想がな・・・:記事抜粋106 | LinkedIn   [31] 産経新聞:チベット仏教弾圧に異論、善光寺僧侶が死去 北京五輪、国内聖火リレーの出発地返上 (msn.com)のおまけ 産経新聞OBが驚きの社内事情を証言!「本物の右翼はいない」「幹部は商売右翼」「東京新聞に記者が大量移籍」 (2017年8月14日) - エキサイトニュース (excite.co.jp)

  1. 周知のとおり、加計学園問題では安倍首相や政府の虚偽答弁、トンデモな言い訳が次々と露見したが、同時に各マスコミの"政権御用度"を国民が知るリトマス紙にもなった。周知のとおり、読売新聞は例の"出会い系バー報道"で官邸の謀略に丸乗りした様を満天下に知らしめたが、もうひとつ、忘れてはならないのは産経新聞だ。

  2. たとえば、この間も、産経は安倍政権と加計学園の問題を追及するどころか、疑惑を追及している野党やメディアを批判することに血道をあげ、政権擁護のためにネトウヨがつくりだしたフェイクニュースをそのまま拡散する、なんてことまでやってきた。"安倍御用記者三羽烏"のひとり、阿比留瑠比論説委員兼政治部編集委員に至っては、コラムで〈テレビのワイドショーや左派系新聞を主な情報源としている人は丸め込めても、今後、そうした人は少なくなろう。すでにインターネット上では、メディアの偏向報道と印象操作は周知の事実だからである〉(7月24日付)と書き散らすなど、有象無象のネトウヨと同一化している始末だ。

  3. そんななか最近、この安倍応援団新聞の内幕を検証する『検証 産経新聞報道』(「週刊金曜日」編)という本が発売された。 同書では、産経が援護射撃してきた歴史修正主義、男女共同参画バッシング、教科書改悪運動などをめぐって、能川元一氏や斉藤正美氏、高嶋伸欣氏など右派運動に詳しい研究者たちが論文を寄せて、その虚偽やインチキを徹底的に明らかにしている。また、一連の慰安婦問題をめぐる朝日バッシングの標的とされた元朝日新聞記者・植村隆氏の寄稿文では、昨年、産経からのインタビューを受けた際の"直接対決"の裏側などが詳述され、阿比留瑠比記者たちのトンデモが白日のもとにさらされているなど、多方面から産経新聞報道の問題点を指摘している。 だが、そのなかでも実に興味深いのは、フジサンケイグループの「日本工業新聞」(現紙名「フジサンケイビジネスアイ」)の元論説委員・松沢弘氏のほか、絶対匿名を条件に集まったという3名の産経グループOBらによる座談記事だ。松沢氏は、産経労組とは別に、マスコミ界初の合同労組「反リストラ産経労」を立ち上げたことがきっかけで、不当な懲戒解雇に処された経緯を持つ。 一方、3名の産経グループOBたちは匿名ながら、最近、退社したと思しきOBもおり、これまた社内事情にかなり詳しそうだ。いったい彼らが暴露する産経新聞社の実情とはいかなるものなのか。

  4. ●幹部は商売右翼、新入社員は他紙を落ちて仕方なく... まず、素朴気になるのが、なぜ、産経には他の全国紙・ブロック紙ではほとんど見られない"ユニークすぎる極右記事"が並ぶのかということ。さぞかし、社内はネトウヨだらけなのかと思いきや、本気の右翼思想をもっている人はあまりいないらしい。 まず、松沢氏が「『産経』の社員が、みんな右翼かというと、そんな人はほとんどいません」と切り出すと、OBのA氏も幹部批判をしながら、こう語った。「取締役会に出たことのある人の話なんですけど、「『産経』の取締役は本当にひどい。どうしようもない奴らばかりだ。こんな無能な連中が取締役でいて、いい会社になるわけがない」とこぼしていました。幹部は思想的にも普通の人だったと思うんですけど、メディアにおける『産経』の位置づけからして、「商売右翼」でしか生きられないんですよね。幹部も社員も右翼的な思想とは全く無縁といって差し支えないと思います。『産経』で経営者になったり、局長になる人は、そういう風に自らをしつけるというか、振る舞うほかないのかもしれません。左翼はあんまりいないでしょうけど、ホンモノの右翼もほとんどいません」 他紙に比べてシェアが低い産経が生き残りのために、右派読者にターゲットを絞ってどんどん極端になっているという話はよく聞くが、このOBによると、幹部もただの「商売右翼」らしいのだ。

  5. 一方、産経新聞に入ってくる新入社員たちの実態、メンタリティを明かすのは、同じくグループOBのB氏だ。「そもそもどういう人が入ってくるかというと、「朝・毎・読」(『朝日新聞』『毎日新聞』『読売新聞』の略)とNHKの試験を落ちた人が『産経』を受けて、それぞれおさまっていきます。 そういう意味では、東京本社の記者はかなりコンプレックスが強いです。学歴的にも華々しい人はあまりいませんし。学校の成績も入社試験の成績もイマイチだった人が入ってきます。そして、東京本社の記者は自分の紙面を恥じている人が多い。本当は『朝日』に行って、カッコ良く社会批判の記事でも書きたかったんだけど、そうは問屋が卸さなかった。仕方なく『産経』に入り、「ジャーナリストになりたいという夢」は一応、表面的に満たしてくれるので、そこで言われたことをやるという人がほとんどでした。 世間の評価は特に『産経』東京本社は低いですし、「自分は、こういう記事を書きたいんだ」という志のある人はあまりいませんでした。入社のときにジャーナリストとしての志が、挫けてしまった感じです」 ようするに、右派イデオロギーと政権擁護を前面に出した、ああいう紙面を本気で書きたいと思って入ってくる記者はほとんどおらず、他紙を落ちて仕方なく入ってきた者もけっこういるらしいのだ。しかも、驚いたのが、産経の記者たちが自分たちの紙面を恥じているという証言だ。 まあ、普通の知性があれば、あの紙面を恥ずかしいと思うのが当然だが、産経の社員にまだそういう良心が残っていたとは......。しかし、だとしたら、産経の記者としてあんな記事を書き続けるのは相当な苦行だろう。そこで、記者たちが考えるのは「他紙への転職」らしい。「入社した頃、みんなで「とりあえず『産経』で仕事を覚えて、他に行ってしまおうね」という話はしょっちゅうしてました」(B氏) 実際、産経新聞では、記者の離職率がかなり高く、入社から数年で他紙や週刊誌に移るケースが頻発していると言われている。もちろん、読売や朝日と比べて給料が圧倒的に安いという事情もあるだろうが、記者たちのこうしたメンタリティも影響しているのではないか。

  6. ●産経新聞からなんと、東京新聞に記者が大量流出していた しかも、同書を読んでいて驚いたのが、産経を辞めた記者が一時、思想的に真逆のはずの東京新聞に大量に転職していたという事実だ。 「『産経』東京本社の中には、『東京』のスカウトマンがいると言われていました。『産経』の社員なのに『東京』からお金をもらって、「これは」と目をつけた記者をどんどんスカウトするのです。一時期、『東京』にものすごい数の記者が移りました。よく笑い話で、「『東京』に移った『産経』グループのOBで、野球チームができるどころか、リーグ戦ができるんじゃないか」と言われていたくらいです」(C氏) よくもまあ真逆のスタンスの新聞社に移籍できるものだなと感心するが、もともと、「商売右翼」が多い産経の記者たちは、簡単に切り替えられるということなのだろうか。 しかし、産経新聞に「商売右翼」が多いからといって、決して侮ったり、無視するわけにはいかない。事実、産経が右派のイデオロギーをむき出しにして、デマの拡散や差別の扇動まで加担し、"日本の恥"としか言いようのないネトウヨを培養してきたことは、幾度となく本サイトでも取り上げてきたとおりだ。「フジサンケイグループの社内風土や空気は、恐ろしいといえば恐ろしいです。普通の人が志や思想とは関係なく、「ド右翼」「権力の走狗」という風になってしまうわけですから。そうじゃない人は他社に移るか、私のように辞めさせられるかのどちらかです」(松沢氏) とりわけ、近年の産経が政権の"広報部"よろしく、権力チェックをする他のマスコミの足を引っ張り、憲法破壊や他メディアへの報道圧力を"応援"する記事を濫造していることは、はっきり言って、戦後の平和主義にとっても表現の自由にとっても害悪でしかないだろう。 『検証 産経新聞報道』には他にも、産経新聞の経営的な問題やフジテレビとの歪な関係など、興味深い証言が載っている。産経新聞は、フジテレビから陰に陽に資金援助をしてもらってなんとかやっている状況で、フジに見切りをつけられた瞬間に"おしまい"だというくらい、経営が逼迫しているのだという。 ネット上では積極的なコンテンツ配信で幅を利かせているように見える産経新聞だが、その実態は読者が思っているよりも何倍も、いろんな意味でヤバいということらしい。(編集部)

  7. 扶桑社に移ってSPA!でゲス記事書くってのはどうでしょう?:[21] ちょっと古いが:「SPA!」の女子大生蔑視が時代錯誤すぎた理由 今や雑誌の読者は「紙を買う人」だけではない | メディア業界 | 東洋経済オンライン (toyokeizai.net)

まあ、こんな感じだそうだ:週刊SPA!という雑誌は内容がとても下品だと思うのですが、こんなもの... - Yahoo!知恵袋

  1. 週刊SPA! という雑誌は内容がとても下品だと思うのですが、こんなものは売れているのでしょうか?

  2. 一頃は人気雑誌でしたが多くのコンビニで切られてめったに見かけません 「漫画アクション」と同様

  3. こんにちは! こういう週刊誌は広告費で成り立っているので陳腐で少部数でも大きい広告主が手を引かなければ、発行するのです。

  4. 10万部ぐらいは売れているようだ。内容を上品にしたら、売れなくなって休刊になってしまうのではなかろうか。

  5. 確かにそうですね。ただ、個人的に週刊SPAは好きになれないです。自分の人間性が腐ってしまうような気がします。

  6. まあ、腐ったのが書いているんだろう。

  7. 日刊SPA!もこんな感じだそうだ:日刊SPA!「最強のヤレる酒は日本酒」で炎上 番組で取り上げたTOKYO MXも批判の的に - ねとらぼ (itmedia.co.jp)/日刊SPA!が(2016年)9月4日に掲載した「女性の“お持ち帰り率”がアップするお酒は? テキーラがNGなワケ」という記事が「準強姦罪を推奨・幇助しているのでは」と問題になっています。また、この記事をニュースとして紹介したTOKYO MXにも批判が集まりました。問題の記事では「本当にデートでヤれる酒」というテーマで、30代の“ヤリ手”サラリーマン17人に取材。テキーラは強すぎて自分へのダメージが大きい、ワインはどれくらい飲んでいるかを女性に把握されてしまう――などの視点から、どんな酒が“お持ち帰り”しやすいかを紹介していました。結局、最終的にはおちょこで気軽に注げて、アルコール度数も高い日本酒がもっとも“ヤれる酒”であるとの結論に。 しかし「お持ち帰り」「ヤれる」など直接的な書き方は避けているものの、実質的には「どんな酒なら女性を泥酔状態にさせ、性的行為に持ち込みやすいか」が記事の主眼であり、ネット上では「お持ち帰りじゃねぇよ、強姦だろ」「強姦マニュアル」などと批判を浴びる形に(睡眠・酩酊状態にある女性を姦淫した場合「準強姦罪」に問われることも)。加えて、9月5日にはTOKYO MX「バラいろダンディ」でも話題のニュースとしてこの記事を取り上げたため、「こんなレイプの推奨がテレビで流れてんのか」「紹介したテレビも共犯」など物議をかもしていました。また日本酒のイメージが損なわれるとして、一部では日本酒への風評被害を懸念する声も。

  8. 頭は悪いは、レイプを推奨するわ・・・どうにもならんな(笑)。

まあ、こんな感じだそうだ:

  1. 週刊SPAの妄想記事、なんとかなりませんか? 20世紀までなら、読者を騙せたかもしれませんが。

  2. これは、あくまでも妄想として、読者が無視するしかありませんね。

  3. まあ、ヤレない扶桑社社員の妄想を記事にしてんだろうな(笑)。

[3] たぶん遅れるな、対策:【悪夢再び】中国がクラスター大流行をひた隠す「謎の肺炎」がヤバイ…中国人観光客を直ちに制限せよ! (msn.com)

  1. またか! いや、やっぱり…。中国北部で、子供の肺がレントゲンで真っ白になる「謎の肺炎」が流行し、子供を連れた親が病院に殺到している。世界保健機関(WHO)は11月22日、新興感染症のアウトブレイクをモニタリングする国際感染症学会の新興感染症監視システム「ProMed」から「中国北部の複数の地域で、子供が未診断の肺炎のクラスター感染」報告が上がってきたことを受けて、より詳しい情報を中国に求めたと発表した。「ProMed」は「この流行がいつ始まったのかはまったく分からない。これほど多くの子供たちに、これほど急速に感染が広がるのは異例」と言及。さらに同時多発的に「広範囲でクラスターが発生」しており、学校での集団感染の可能性を示唆した。中国当局はWHOの要請に対し、新型コロナの規制解除に伴いインフルエンザが流行していると、11月26日までに発表。さらにマイコプラズマ、RSウイルス、新型コロナウイルスといった既知の病原菌が重複感染しているとして、「謎の肺炎」を否定している。福島第一原発処理水の10倍ものトリチウムを海洋放出し、SARSも武漢肺炎も隠蔽していた中国当局の発表など信用するに値しないが、もしSARSや武漢肺炎のように、コロナウイルスが殺人ウイルスに突然変異したり、未知のウイルスによるアウトブレイクなら子供だけでなく、体力のない高齢者も肺炎にならないとおかしい。現時点の限られた情報からは、大人には感染歴があって、子供はかかったことのないマイコプラズマなどの「病原体」の可能性が高い。マイコプラズマは韓国でも流行しており、レントゲンを撮ると白い陰影が出る。発熱後にゴホゴホといった、しつこい咳が続くのが特徴だ。特に未就学児童から大学生までは、喘鳴と鼻水がひどくなることも。あるいは発疹が出ることもあり、高熱と発疹を伴う他の感染症と診断がつきにくい。子供は咳による呼吸困難や夜間の急変を伴いやすいので、早めの病院受診が必要となる。

  2. 中国の「謎の肺炎」で懸念されるのが、従来の抗生物質が効かない「薬剤耐性のマイコプラズマ」と「薬剤耐性の結核」の可能性があること。処方薬の転売がはびこる中国では「耐性菌」ができやすい。国別の外国人観光客訪問数で韓国に抜かれ、日本の海産物不買運動を続ける中国。当局に忖度などせず「謎の肺炎」の原因が判明するまで、日本は直ちに中国人観光客の入国制限をすべきだろう。

[4] 経団連会長が「岸田支持!」「消費増税せよ!」と叫ぶ裏にある、輸出大企業と政府との「国民生活度外視の共犯関係」 (msn.com)

  1. 消費税の25%が輸出大企業の懐に入っているが、本来は福祉に使う目的だったはず。

  2. 輸出還付金を廃止しましょう。

  3. どうすれば「増税メガネ」を支持できるのか 経団連(日本経済団体連合会)の十倉雅和会長(73)が、岸田内閣の支持率が20%台にまで急落し散々の結果となっている事について、こう発言されました。「なぜこれで支持率が上向かないのか私も不思議だ」なんともウンザリするお言葉です。この十倉発言こそが「不思議」と言わざるを得ません。所得倍増をするぞ! 新自由主義と決別するぞ! と言って総理になったくせに、総理になった途端、一切そんな事を口にしなくなる「嘘つき」をどうやれば支持できるというのでしょうか?アメリカの言いなりになって防衛費の倍増を即決し、その財源については財務省の言いなりになって「防衛増税」を即決するような「シャバ増総理」を、どうすれば支持できるというのでしょうか?国民のために減税するのだと息巻いておきながら、財務省の顔色を窺って、結局はたった4万円の定額減税を来年6月にやるだけで、その裏では、あらゆるステルス増税を仕掛け続ける「増税メガネ」を、どうやれば支持できるというのでしょうか?だからこの十倉発言は普通に考えれば不思議としか言いようがないのですが……。もちろん、それには裏のカラクリがあります。以下、あくまでも一般論として、そのカラクリについて考察を加えてみましょう。

  4. 日本国民がどれだけ苦しめられようとも そもそも十倉氏が代表取締役会長を務める住友化学は、日本の化学メーカーにおいてもとりわけ海外事業に注力してきた会社で、その売り上げの「半分以上」を海外での売上げが占めています。つまり、住友化学は一応は日本企業ですが、その実態は、売上げの点で言うなら、半分以上が「外国企業」と言うべき存在、つまり、「準外国企業」と言うべき会社なのです。言うまでも無くそんな「準外国企業」の利益は、日本の国益、さらには日本国民の利益とは全く一致してはいないのであって、「準外国企業」の住友化学にしてみれば、日本国民がどれだけ苦しめられようが、会社の利益が減るという問題はさして生じません。だからこそ、十倉氏は、「(日本国民は)消費税などの増税から逃げてはいけない」なぞと言ってのけ、消費増税を求めたりすることもできるのです。彼らにしてみれば消費増税をすれば「輸出還付金」が増えて、儲かる、という構造があり、かつ、国民の利益なんて彼らにとって重要事項ではないわけですから、彼らは常に、消費増税を求め続けるのです。

  5. ちなみに、「輸出還付金」というのは、住友化学のような輸出企業が受け取ることができるものです。一応、日本には、国内で商品を販売した場合、消費者から「消費税」を受け取っている、というタテマエがあります(実はこれは単なるタテマエであって、実際に受け取る義務も支払う義務もないのですが、それについてはおって解説いたします)。ところが、輸出企業が輸出した場合については、その輸出品の消費税を受け取ることができません。だから、その輸出企業が輸出品を生産する過程で(原材料費などを購入する際に)支払った消費税分を、その輸出企業は「回収」できないという「問題」があるということになります。したがってこの「問題」を解消する、という「タテマエ」で、「政府」が、輸出品を生産する過程で支払った消費税分を計算し、その輸出企業に「還付する」という仕組みが、政府によって作られているのです。これが、「輸出還付金」というものです。

  6. 輸出大企業にとって都合のいい総理 ところが、この輸出還付金、大企業の場合は、単なる「丸儲け」であるケースが実に多いのです。なぜなら、輸出企業は多くの下請け企業をもっており、彼らから原材料などを仕入れるのですが、その際には、実際には消費税分を支払っていないのに、支払った体裁の伝票を下請けに作らせているケースが多いからです。つまり、輸出大企業は、実際には下請けに支払っていない消費税を支払った体裁の伝票を下請けに作らせ、その伝票を政府に提出することで、そこに記載されている消費税を政府から還付金として「いただく」という阿漕な、というか、ほぼ詐欺のような金儲けをしているのが実態なのです(そうしていない会社もありますが、そうしている会社があるのであり、実際上は、そうしている会社が多いのです)。したがって、こうした輸出還付金について言えば、消費税が上がれば上がるほど金儲けができるわけです。ちなみに、その輸出還付金には、純然たる日本企業や消費者が負担する「消費税収」が充てられているわけですから、消費増税をすればするほどに、輸出大企業は、政府の徴税システムを通して日本国民・日本企業からオカネをどんどん吸い上げることができるようになるわけです。いわば、一般の企業や消費者から吸い上げた消費税を、輸出大企業と政府(財務省)が山分けしている、という構図があるわけです。そんな輸出大企業にしてみれば、「増税メガネ」である岸田氏は、実に都合が良い総理なのです。彼らは今、岸田氏(あるいは、その次の総理)が消費増税をすることを、よだれを垂らしながら待っている状況にあるわけです。防衛増税のために所得税の増税と法人税の一部増税が決定されているのであり、増税が決められていない基幹税はもはや「消費税」だけになっているのであり、かつ、インボイスを実行して消費税の取りっぱぐれ問題を解消した今となっては、消費税率そのものを引き上げるための「外堀」が全埋められた状況になっているのです。したがって今、消費税増税を「金儲け」の観点から指示している輸出大企業たちは、「岸田さんなら、我々が儲かる消費増税をやってくれるかもしれない!」と大いなる期待を抱く状況にあるのです。

  7. 日本国民とは似ても似つかない意識 が、そんな輸出還付金を欲しがる輸出大企業たちにとって目の上のたんこぶは、国民世論。消費増税なんて言えば国民の支持がさらに引き下がることになるわけですが、それについて苛ついているのです。だから、苛ついている輸出大企業たちは、今、岸田氏を「増税メガネ」と呼んで嫌いだした国民の事が嫌いで嫌いでしょうがないのであり、岸田氏を支持しない国民を、批判することになるわけです。こうした背景があるからこそ、十倉氏は「日本人は消費増税から逃げるな!」と上から目線で発言するに至っているわけです。誠にもっておぞましい話ですが、そう考えれば、代表的な輸出大企業の会長であり、かつ、そうした大企業の業界団体である経団連の会長でもある十倉氏が岸田氏を支持し、国民を批判するのもよく分かる、という次第です。経団連の正式名称である「日本経済団体連合会」には、一応「日本」という言葉がついているので、ついつい、十倉さんは純然たる日本国民なのだと思いがちなのですが、そうではないのです。彼らは、もはや「准外国人」とも解釈できる種類の人々であり、一般的な日本国民とは似ても似つかない意識を持っているわけです。ついては輸出企業の関係者たちの「消費増税論」をめぐる発言には、こうした背景があることを是非、ご認識いただきたいと思います。

[5] 「Fランク大学に通うくらいなら高卒で就職したほうがいい」人手不足の裏で進行する偏差値至上主義の崩壊 (msn.com) 御田寺圭によるストーリー

  1. 御田寺 圭(みたてら・けい) 文筆家・ラジオパーソナリティー 会社員として働くかたわら、「テラケイ」「白饅頭」名義でインターネットを中心に、家族・労働・人間関係などをはじめとする広範な社会問題についての言論活動を行う。「SYNODOS(シノドス)」などに寄稿。「note」での連載をまとめた初の著作『矛盾社会序説』(イースト・プレス)を2018年11月に刊行。近著に『ただしさに殺されないために』(大和書房)。

  2. 少子高齢化で若手人材が不足している。高卒者の求人倍率はバブル経済期直後以来の高水準だ。文筆家の御田寺圭さんは「高卒者の求人倍率上昇は、日本の偏差値至上主義的な世界観が終わり始めていることを示している。『大卒でなければ社会人として務まらない』というのは、人余りの時代に作られた神話だったのだ」という――。

  3. 例えばこんな感じですよ:宅配ドライバーが乗っている、普通、準中型トラックのドライバーの平均年収は、普通運転者が380.8万円、準中型運転者が381.6万円になります。大型トラックドライバーなども含めたトラック運転手の平均年収は449.4万円であり、宅配ドライバーの給料はトラック運転手の平均に比べて70万円近く低いです。しかしヤマト運輸などの大手企業の宅配ドライバーの年収は400万円以上を見込めるなど、同じ宅配ドライバーでも企業によって給料は大きく異なります。人出不足、引く手あまたの業界なので挙げておきました。

  4. 東京大学前で受験生たちを襲った事件 去年1月、大学入学共通テストの当日に会場となっていた東京大学前で受験生を刃物で刺傷した通り魔事件があったのを覚えているだろうか。その事件の犯人は当時高校2年生だった男子生徒で、偏差値至上主義的な考え方にとりつかれて猛勉強して高偏差値の大学を目指すも、成績が伸び悩み自暴自棄になっての犯行であることが裁判のなかで明らかになっていった。「偏差値や学歴、職業で人を上下に見ていた部分があった」。東京大前で2022年1月、3人を刺したなどとして、殺人未遂などの罪に問われた当時名古屋市の私立高校2年だった男(19)の裁判員裁判。東京地裁(中尾佳久裁判長)は17日、懲役6年以上10年以下(求刑懲役7年以上12年以下の不定期刑)の判決を言い渡した。両親に対する証人尋問で浮かんだのは、中学時代から勉強にのめりこむようになり、高校受験のころから偏差値にこだわるようになった姿。父親は「人の意見に耳を傾けるような正常なコミュニケーションがとれず、自己肯定感が低い部分があった」と述べた。まだ受験前だったんだね・・・それでもおかしくなっちゃったんだ・・・どれだけ変なストレスがかかっていたんでしょう?

  5. ◆親にも出身大学を持ち出して反論 勉強漬けの日々のなか、両親がちょっとしたことで諭しても、2人の出身大学を持ち出し「○○大学出身の人の意見は聞かない」などと見下すように。父親が「人間は偏差値じゃない。テストの出来不出来で、人の(評価に)差をつけてはいけない」と言っても、響いていない様子だった。(東京新聞「『人間は偏差値じゃない』諭したのに…息子は東大前で受験生たちを刺した 両親の後悔」2023年10月16日より引用)しかも親が勉強を強いていたわけでもなかったと・・・どこから変なストレスがかかっていたんでしょう?

  6. 「偏差値」はある種の呪縛になっている 本当に哀しいニュースだ。大学受験という大きな「関門(コンプレックスとでもルビを振りたい)」に身も心も吞み込まれ、入学した大学・学部・学科の偏差値こそが人間の価値や序列を決めるという感覚に支配されてしまう人は、東大で凶行に及んだ彼にかぎらず世の中に少なからずいる。むろん大学を卒業して世の中に出ると、たいていの人は自分の学歴をだれかに話したりそもそも自分でもわざわざ思い出したりする機会もなくなっていくのが自然だが、なかには大学を卒業してから何年たっても自分の卒業大学や他人の出身大学の偏差値の話を四六時中やめられないような人も本当に一定数いる。今日の日本社会において「偏差値」というのはある種の呪縛になってしまっていることを痛感させられる。通り魔的な犯罪をしでかすほど偏差値に狂わされてしまう人が日本社会には依然としているその一方で、あまりにも皮肉で虚しいことだが「偏差値至上主義」的な世界観は、名実ともにいよいよ終わりの兆しを見せている。履歴書には書いとかないけませんよ(笑)。

  7. 高卒者の求人倍率はバブル期直後以来の高水準 ご存知の方も多いだろうが、いま世の中では若者向けの求人が空前の売り手市場となっている。大卒者だけではその需要をとてもではないが賄いきれず、高卒者にまでその採用の幅を広げる企業がそれなりの規模と知名度を持つ企業のなかにも現れるようになっている。私が比喩や誇張で言っているのではなく、2023年現在の高卒求人は全国各地の都市部を中心にして、驚くべきことにあの「昭和」の時代に匹敵するレベルにまで増加している。近年の物価上昇を受けて給与水準も高まっている。少子高齢化で大卒者の就活は学生優位の「売り手市場」となり、高卒者を対象に採用を始める中堅企業も出てきた。令和時代の「金の卵」を巡り、初任給を大卒者と同等にする動きもあるが、高卒者の求人倍率は50年ほど前の高度経済成長期、バブル経済期直後以来となる高水準だ。若手人材の確保に奔走する企業に就活探偵団が迫った。(日本経済新聞「高卒採用者は令和の『金の卵』 バブル期以来の求人倍率」2023年10月4日より引用)企業側からすれば理工系や医薬系といった専門的スキルを持つ人材は別として、とりわけ文系の人材については「あえて大卒者を採用しなければならない理由」がそれほどないことに気づき始めている。って言うか、なんで今まで文系大卒取ってたの?理由が有るはずでしょ?

  8. わざわざ文系大卒者を採る理由はない 理由無かったんかい!会社が馬鹿ばっかりだったんだな。 卒業大学の偏差値は学習能力や知的情報処理能力の高さをある程度は担保するという評価はできるかもしれないが、それはべつに卒業高校の偏差値でも十分に代用可能だし、そもそも文系にかぎっていえば、時間割が組まれて規則正しい生活をだれもが送っている高卒時点が「社会人適応性」のピークである人もそう珍しくはない(高校生の時分とくらべて、不規則で自堕落な生活を送ってしまう大学生は高偏差値の大学生でも少なくない)。とりわけ営業職や接客職など対人コミュニケーションを主とした企業が「優秀で勤勉な、高校を卒業したばかりの若者」を欲しがるようになるのは当然の帰結だったと言えるのかもしれない(もちろん高卒者だってなるべく学業成績が良好な「ええとこの高校」が好まれる傾向はあるだろうが、しかし大学ほど厳然たる偏差値至上主義ではない)。大学側が行っている大学教育が、現代の企業が欲しがる人材と必ずしもマッチしておらず、また世の中のニーズに応じて教育をアップデートしなかったことのツケと見ることもできるかもしれない。いずれにしても、わざわざ文系の大卒者を採用しなければならない理由がどんどん薄れていくにつれて高卒者に対する労働需要は高まっており、それは偏差値至上主義的な世界観の大前提となっていた「高偏差値でなければまともな仕事に就けない・まともな稼ぎを得られない」という物語を急速に突き崩していることは事実だ。ということで、しばしば山田優さんの「知の欠損を埋める」って話を引き合いに出してました。安易に「高卒でいいや!」では社会に騙されますよ -- 企業が欲しいのは「奴隷」です。

  9. 「偏差値至上主義」は、人余りの時代の共同幻想だった 偏差値至上主義とは「人余りの時代」だからこそ実効性があった共同幻想だったのだ。たとえば1990年代前半から2000年代前半に大学を卒業した初代氷河期世代は、同学年の人口の絶対数が多かった。結果として学歴競争がいまよりずっと苛烈だった時代でもあったのだが、デフレ型の不況によって「人余り(労働力の供給過剰)」が起こってしまってもいた。同学年に150~200万人もいてダブついていた人材を文字どおりの“ふるい”にかけて選別するために有効だったのが、出身大学のネームバリューや偏差値であった。だからこそ、この時代に一気に学歴競争は噴出して「偏差値至上主義」が世の中のヘゲモニーを握り、その余韻は都心部で色濃く残っている。俺が就職した頃か(笑)。

  10. だが、ご存知のとおり現在はかつての「人余り不況期」とはまったく様相が異なっている。少子化は当時よりもずっと加速しており、事業の好調にともなう事業展開の拡大を企図しても、現場で働いてくれる人手がまったく足りていない状況だ。人手不足のせいで会社や店が休業したり倒産したりする、就職氷河期時代には考えられなかったような事態も当たり前に見聞きするようになった。皆さんの暮らす街でも「人手不足のために休業します」という店先の張り紙をしばしば見るようになったのではないだろうか。掲示されたアルバイトの求人票も時給がどんどん上昇している。

  11. その割には非正規が多いんだが?:非正規雇用労働者は、2010年以降増加が続き、2020年以降は減少しましたが、2022年は増加しています。騙されちゃだめだね。もっと労働力を減らさないと。

  12. 大卒と比べて「教育にかかるコストに差は感じない」 先述したとおり、これまで「大卒必須」としていた企業でも、そうしてしまうともはや人が集まらないためその学歴要件を緩和し、大卒並みの待遇や福利厚生はなるべく維持したまま高卒や専門卒でも門戸を開くような流れが生じている。そして実際に採用して働かせてみた人に話を聞けば「過去大卒の新卒を雇った時と、教育にかかるコストに大きな差は感じない」というのだから、これまで世の中に当たり前の前提とされていた大卒必須とはいったいなんだったのだろうかと思わずにはいられない。「大卒でなければ社会人として務まらない」とただなんとなくのムードが世の中にあっただけで、そこにはしっかりとした根拠などなかったのかもしれない。こうなってしまえば「偏差値が高くなければ雇ってもらえない」「まともな仕事を選べない」といった人余り時代につくられた神話はますますその真実性を失ってしまう。「偏差値がすべてではない」というのは、冒頭のニュースでも報じられた裁判でも実際に被告人の父が語った言葉のようだが、それはこれまでのような気休めではなく本当にそうなりつつある。受験生を襲撃した彼がもしあと10年遅く生まれていたら、世の中はもっと違う景色になっていたし、彼も偏差値に呪われることなどなかったかもしれない。ここで言う「彼」が目指したのは医学部だったと思うけどね。まあ、まだ受験生ではなく高校2年生だったけど。ところで、そりゃ文学部とかじゃ企業が求めるスキルは身につかんわね。せめて語学力つけるとかしないと。あと、いろいろ知識武装したほうがいいと思うよ、人に見せる必要は無いけど。

  13. “泥臭い”仕事を嫌い、事務系職種に殺到する文系人材 長引くデフレ不況による人余りの時代につくられた「偏差値至上主義」的な神話は、若い労働力が加速的に不足する時代に直面し、急速にほころびを見せている。ま、たしかに「事務屋」が要らん仕事つくって現場の足引っ張るってことは有るわ(笑)。あいつらは肉体労働でも何でも社会の役に立つことしてほしい、って言うか、社会の害になる可能性から遠ざけて欲しい、馬鹿だから(笑)。なんか、共産主義国みたいだな(笑)。

  14. 上述したように高卒者の求人は昭和の時代を彷彿とさせる高水準である。とりわけ宿泊業や運輸配送業や飲食サービス業や建設業といった業種では若い人材が猛烈に不足しており、賃上げや福利厚生の拡充あるいは教育制度の見直しによって人材確保に躍起になっている。運輸配送業は前述した -- ただ、俺の昔の卓球友達も言ってたが「宅配は忙しいばっかりでそんなに儲かんない」んだそうだ。飲食サービス業はムチャクチャ安いだろう -- ア・ル・バ・イ・トって感じか、もしくはパートか。建設業は経験積まなイカンな -- 俺の弟も鳶みたいなことやってたが落ちてケガした。安全第一でな。

  15. だがこれらの採用枠は、下手に高等教育を受けてしまった文系人材では選びにくい仕事でもあるだろう。なぜならプライドが傷つくからだ。中途半端に偏差値の高い文系の学生には、そうした“泥臭い”匂いのする仕事は「学のある人間がやるような仕事ではない」という観念や自尊心があるせいでなかなか選ばれないようだ。かれらはそうした泥臭い仕事を嫌がり、その代わりによりにもよって人手不足の時代でも猛烈な買い手市場のまま推移する都市部の事務職に殺到している〔ちなみに厚生労働省のデータによれば事務系職種の現在の有効求人倍率は0.32である(厚生労働省「一般職業紹介状況(令和5年9月)」2023年10月31日)〕。そりゃきついね。

  16. 学歴コンプレックスを持つ文系が割を食う時代 おそらくこれからの時代は、偏差値至上主義的な神話コンプレックスを強固に内面化しているノースキルの文系がもっとも割を食う世の中へと変わっていくことになるだろう。別に大卒文系でなければ務まらない仕事は少ない。あったとしても先述したとおりそのポジションは求職者が飽和状態になっており雇用流動性も低い。その最たる例が出版業やテレビ業で、これは高偏差値文系学生にとって最高峰ともいえる憧れの就職先だが、倍率は毎年500倍近いとも言われている。大学文系学部で過ごす4年という若い時間のキャリア的損失を埋められるような学生は、一部の超高偏差値・超エリート層を除けばそれほど多くない。とくに、毎年定員割れを起こすいわゆるFランク大学に通うくらいなら(すなわち、Fランク大なのに大卒者というプライドがついて就労可能性の幅を自発的に狭めてしまうくらいなら)活況を呈する高卒の売り手市場にさっさと身を投じてしまうか、あるいは専門学校で「手に職」をつける方がよほど合理的でさえあるだろう。俺が一緒に卓球して遊んでる子は一部の超高偏差値大学だが、やっぱ出版業やテレビ業も挙げとったな(笑)。ま、俺は、将来独立しやすいようスモールビジネスの経験が積める会社を勧めといた。そいつのおとんも自営業だからな -- 「油系」だが。ただ、俺も原油消費量削減を目指しているので(笑)、方向転換は勧めている、その子には。

  17. 「若い労働力」のプレミアが飛躍的に高まる時代だ この記事がリリースされる11月といえば、大学受験でいえば「最後の追い込み」の時期に突入している。いまもきっと日本のどこかでは「いい大学に入らないと、まともな人生が送れない」という世界観を強固に内面化した子どもたちが、不安と期待、なにかに追い立てられるような焦燥感や恐怖感を入り混じらせた感情を抱えながら、必死に机に向かっているのかもしれない。だが世の中は過渡期である。「大学を出なければ社会の正規ルートに乗れない」というデフレの時代の幻想は終わり、社会は変わりつつある。プライドや自尊心にさえ折り合いをつければ、いくらでも若者が身を立てる道は見つけることができる。安易に聞かないでほしい。大学に行くべき者は行くべきだ。人それぞれなのだ。

  18. 少子化の時代はたしかに社会保障の側面では若者にとって暗雲立ち込める時代だが、しかしこの時代は同時に、「若い労働力」のプレミアが飛躍的に高まる時代でもある。その通りだ。ただ、まだ非正規が多い。もう少し労働力を減らして企業を追い詰める必要が有る。

  19. 問答無用の少子化とインフレの時代には、自分たち若者の労働力が市場では喉から手が出るほど欲しい「稀少財」としてもてはやされる明るい側面もあるのだ。そう、それは若者が「金の卵」として重宝された時代の形を変えた再演である。「偏差値こそが人生」「偏差値が高くなければ人生はまともに歩めない」という共同幻想が支配した時代は本当に終わりを迎えようとしている。スマートではないかもしれないしカッコよくもないかもしれないが、泥臭く強かに生きることを厭わずに臨めば、その想いに応えてくれるような場所や機会は着実に増えている。これから世に出る若者にとって、いまの日本はなにもかもが絶望というわけではなく、見方を変えればチャンスも広がっている。間違いではないが安易に聞かないでほしい。社会は「できるだけ安くこき使おう」という悪意に満ちているものだ。

  20. もっとも、値段が高くなると、研究アイディアを盗んでやろうなんて輩に取り囲まれることにもなる。どっちにしろ楽ではないのだ。

[6] 「三菱電機は変わってきた」 うつ病休職から9年ぶり復職の社員、"円満和解"成立に喜び 会社はサポート約束 (msn.com)

  1. 酷かったんだ・・・でも変わってきたんだ。良かったね♡

  2. 三菱電機の社員で、過労などを理由とする「うつ病」で休職していた30代男性が今春、およそ9年ぶりに復職を果たした。11月28日に記者会見を開いた男性は現在、フルタイムのリモートワークで働いていると明かした。一時は解雇されるなど、会社側との間で「敵対的関係」が長らく続いたが、労働組合や弁護士の支えもあって、今年11月に紛争が解決した。三菱電機は、弁護士ドットコムニュースの取材に和解成立を認め、男性とその家族に謝罪したうえで、今後のサポートを約束した。「当該従業員の方が長期療養を余儀なくされることになったことを、当社として大変重く受け止めております。すでに23年4月で復職頂いておりますが、引き続きご本人に寄り添いながら、会社としてしっかりとサポートしてまいります」男性は記者会見で「労働者側の勝利和解による円満解決だが、今回の結果は三菱電機による変革の現れであり、使用者側にとっても勝利だと思う」と強調した。

  3. ●リモート、時短スタート、細やかな上司面談で働きやすく 男性は2013年4月から研究職で働いていたが、過労などでうつ病を発症して、2014年12月から今年4月まで休職していた。2016年に労働組合「よこはまシティユニオン」に加入。休職後に、会社から解雇されることもあったものの、長時間労働を理由とした労災認定を受けて撤回された。その後も復職に向けた交渉を続けて、今年4月にようやく職場復帰を果たした。また、休業損害や慰謝料など求めていた損害賠償についても、会社が解決金(金額は非公表)を支払う形で合意し(11月7日付)、相互に円満解決を確認したという。現実的な職場復帰に向けては1年以上かけて交渉し、別の部署への職場変更やリモートワーク、短時間勤務など負担軽減の取り組みが実現された。「リモートが良いという人もいれば、リモートが原因で体調を崩す人もいると思うが、私にとっては良かった。(復職にあたって)遠方の実家から職場に引っ越すのは、体力的につらいはずだった。仕事で心配なことがあっても、一緒に暮らす家族と話せる。家族の存在は大きい」少しずつ勤務時間を延ばし、復職から3カ月後にはフルタイム勤務が可能となった。人事と上司との日々の面談や産業医面談など、復職のサポートも充実しているという。 そりゃよかったね♡

  4. ●実家に届いた年賀状「あなたのせいで努力しない人増えた」 オイオイ(笑)。って言うか、虚礼廃止してないのね(笑)。 この9年間「三菱電機を辞めよう」と思ったことは何度もあるという。長い休職が原因なのか、批判の対象になったこともあったと明かす。「SNSでの批判はなかったが、わざわざ実家に嫌がらせの年賀状が匿名で送られてきたことがあった。三菱電機を名乗り、『あなたのせいで努力しない人が増えました』などと書かれていた。なぜ実家の住所を知っているのか怖かったです」(男性) 会社はそりゃ知っとるだろ。総務とか。 投函した人を見つけてほしいと会社に頼んだものの、結局誰がやったのかはわからなかったという。男性の代理人をつとめた嶋﨑量弁護士は「三菱電機と男性の紛争は一区切りついた。裁判をせずとも、賠償を得たうえでしっかり復帰し、就労が続いている。労働組合に入ることでこうした取り組みができると知ってもらいたい」として、労働問題で悩んだときに組合や弁護士などを頼ってほしいと呼びかけた。三菱電機は会見後、弁護士ドットコムニュースの取材にコメントを寄せた。「16年11月に労災認定を受けて休職していた当社従業員の方と23年11月7日付にて本件解決金の合意に至ったことは事実です。ご本人ならびにご家族の皆様に大変なご心労をお掛けしたことを、あらためて心からお詫び申し上げます。当該従業員の方が長期療養を余儀なくされることになったことを、当社として大変重く受け止めております。すでに23年4月で復職頂いておりますが、引き続きご本人に寄り添いながら、会社としてしっかりとサポートしてまいります」 ほー(笑)。

[7] お前、どんだけ高学歴中高年に恨み有るんや(笑):前科者より厳しい中高年の高学歴難民の就労事情「プライドが高く、相手のミスを過剰に責めるうえに、肉体労働はできない」 (msn.com) 阿部恭子

  1. 年齢が上がれば上がるほど、男性の「高学歴難民」は増えるという。プライドの高さゆえに、友人にも恋人にも頼ることができず、親も高齢化、そんな高学歴男性は最も孤立しやすく、エスケープルートが見つけにくいからだ。前科者より厳しいと言われている、高学歴中年男性難民の就労事情を届ける。

  2. いや、安く使おうって奴はなんぼでもおるで(笑)。値段に応じて教えるけどな(笑)。

  3. 「俺を見下した奴は死刑!」「自分だけ幸せになるなんて許せない」「未来を奪ってやりたい」高学歴ゆえに抱えるプライドとルサンチマンが生み出した犯罪 | 集英社オンライン | 毎日が、あたらしい (shueisha.online)うわ、キショいタイトル(笑)。皆さんは、「犯罪者」と言うと、どのような人々を想像するでしょうか? おそらく、犯罪から連想するのは貧困や暴力であり、高学歴な人々による犯罪と言えば、汚職事件など特殊なケースを思い浮かべる人が多いかもしれません。ところが、加害者家族の支援を通して、生活困窮や社会的孤立により、振り込め詐欺や窃盗に手を染めた犯罪者の中にも高学歴の人々が存在する事実に衝撃を受け高学歴難民の実態を追い続けてきました。長年、苦労して手に入れたはずの学歴を前科で汚さなくてはならなくなるまで、難民生活の中で何が起きていたのでしょうか。一見、学歴と無関係と思われる事件の背景に浮かび上がる高学歴難民ならではの「病」とは?転落の人生に迫りたいと思います。なんか心なしか楽しそうだな(笑)。これ以上、家族に迷惑を掛けられないと「振り込め詐欺」に加担──これはいかんな・・・。悩みを共有できる人がおらず「万引き依存症」に──これ、女に多いのか?ひょっとして・・・。「俺を見下した奴は死刑!」ネットでの脅迫を繰り返す──あいつら(高学歴難民)はマジでヤバイです。切れたら何するかわからない。僕、本当に清水陽介(30代)仮名な。に殺されるかと思いましたから……。僕と清水はSNSの友人で、面識はありませんでした。専門は異なりますが、同い年でお互い高学歴難民だったので、いろいろ情報交換している仲間のひとりでした。有名国立大学出身の清水は、僕よりずっと高学歴でしたが、SNSのグループの中でもなかなか就職が決まらないままでした。清水は攻撃的なところがあって、彼の意見に反論すると執拗に絡むんですよ。それがウザくて、清水の投稿に対してコメントする人はだんだんいなくなっていきました。僕が投稿した内容について、清水がコメントしてくれたことがあったのですが、その内容が明らかに間違っていたので、その旨、訂正してほしいとコメントを返したんです。すると、自分のコメントは間違っていないと返信がきました。僕の方が詳しい分野の内容だし、清水のコメントは誰が見ても事実と違うと反論すると、間違いを指摘されて悔しかったのか、「勉強不足」「浅知恵」などと個人攻撃を始めました。さすがにこれにはカチンと来て、僕はつい、「だから就職決まんないんですよ。こんなことしている時間あったら、とっとと論文書いたらどうですか???」と、皆が思っていても口にしなかった言葉をぶつけてしまったんです。案の定、僕のコメントにブチ切れた清水は「おい、謝れ!」と絡み始めました。僕はもう相手にしていられないと、それ以上のコメントは控えました。しばらくして、投稿を確認すると、「逃げるなよ」「負け犬」「卑怯者」などと、清水による何十件もの書き込みが並んでいたのです。背筋がぞっとしました……。僕はもう何を言われようが無視することにしました。すると、今度は個人のダイレクトメッセージに、「俺を見下した奴は死刑!」「謝罪がなければ殺す!」と数分おきにメッセージが入るようになりました。マジ、頭おかしいですよ。ブロックする間に、50件近くの脅迫文が入ったんですから。気が付くと、携帯に知らない番号から着信が来ていたので折り返すと、「貴様、俺から逃げられると思うなよ!謝れ!謝れ!謝れ!」と、電話の相手は清水だったんです……。夜中だったし、110番しようか迷いました。自宅まで調べ上げて乗り込んでくるんじゃないかと不安で、この日は一睡もできませんでした。清水の投稿はいつも夜中なんですよ。高学歴難民にありがちですが、昼夜逆転ですね。やっぱり精神衛生上あまりよくないですよね。いや、たかがネットでの喧嘩ですが、僕は本名を名乗ってしまっていて、探せば就職先に辿り着いてしまうわけですよ。職場にまで嫌がらせが来るようになると困るので、翌朝、警察に相談に行きました。携帯の電源を入れた途端、バッテリーが凄い勢いで消耗して、留守電がパンクしていることに気が付きました。送りつけた脅迫文の多さと「殺す」「火つけてやる」といった明らかな脅迫行為により、清水は即逮捕になりました。警察官もドン引きしていたほどです。しばらくして、清水の弁護士から示談の申し出がありました。「反省している」とのことでしたが、大した罪にはならないでしょうし、報復されたらやだなと心配でした。少し考えさせてほしいと言ってから数日後、清水が亡くなったという連絡が入りました。自殺のようです……。気の毒だとは思いますが、だからと言って他人に何をしてもいいわけじゃない。僕はしばらく携帯を見るのが怖くなったし、知らない番号からの電話は今でも取りません。高学歴難民には変わった人が多いですが、清水みたいなタイプと揉めると大変です。些細なことでも一生根に持ちそうだし、適当にゴマすっとくしかないですね。まあ、関わらないのが一番!触らぬ神に祟りなし。皆さんもこじらせ高学歴難民の被害者にならないよう気を付けてください。やべえな・・・。ただ、低学歴社畜のほうがヤベエで。俺がFermi Level (2018)やってた頃の話だが、工学院大学でのTEMサンプル作製職人だった奴がなぜか主任研究員になってたんだが、その部下にたまたま某大手製鉄会社の重役(子会社の社長兼務かな?)の息子がいたらしい。そのバカ息子に俺の研究を盗んで渡して自分の点数稼ごうとしたんだな。俺はそんなこともちろん許さないんでバトルになるんだが、結局、とてもじゃないが丸く収まらなくなり、会社も引っ込みがつかないから、そいつを総務に移して、仕事を与えないまま朝から夕方までひたすら机の前に座らせて置くって罰を与えたわけ -- 俺に対しては「これで手打ちにしませんか?」ってわけだな。で、俺は次の研究、Vacuum Polarization, Polaron, and Polariton (2018)、に移り、結局それを事が有ってから8年後に終えて会社には用が無くなったから辞めたんだが、それまでずっとそいつその罰を受けてたらしい。俺が辞めた後はそいつ「ソフトボール部のお世話係」を仰せつかって、結局定年退職まで無事に勤めたらしいけど(笑)。「自分だけ幸せになるなんて許せない」突然ストーカーに豹変──ヤバイ、ヤバい。こういう奴コワい。刑務所入って出てこないで。「未来を奪ってやりたい」子どもへの強制わいせつ「驚愕の動機」──ビョーキ。以上。困窮型と支配型 これまで私が関わった高学歴難民による事件を見ていく限り、難民生活の長期化で疲弊した末、追い詰められて犯行に及ぶ「困窮型」と、満たされない社会的承認欲求を他人を支配することで満たそうとする「支配型」に分けられると考えています。経済的困窮のみならず、佐々木冴子さんのように社会的孤立から精神を病み、犯罪に手を染めてしまうケースもあります。佐々木さんのように、仲間を見つけることが難しい人にとって、SNSは悩みを共有できる大事なツールとなっているようです。その反面、SNSでは清水陽介さんのように攻撃的になり、事件にまで発展するケースも近年、増えており、支配型の典型といえるでしょう。難民生活の行き詰まりからストーカーに豹変した鈴木誠さんもまた、行き場のない怒りを身近な元恋人にぶつけました。女性や子どもは、こうした支配型犯罪の被害者になりやすいといえます。大人に比べ、身体能力が低い子どもは狙いやすいだけでなく、人生に絶望した大人たちの憎悪の対象になります。性犯罪は目が届かないところで起きることも多く、瀬川卓さんのように、講師という地位を利用した犯行は、発覚が容易ではありません。一流大学出身の瀬川さんは、講師の中で最も学歴が高く優秀だと保護者から信頼される講師でした。それゆえ、プライベートで生徒と関わることも例外的に許されていたのです。高学歴難民が抱えるルサンチマン、心の傷とは……。あー、支配型は難民じゃなくても社畜の中にもけっこうおるで。体鍛えとけ(笑)。それでだいたい解決する(笑)。

  4. 40代無職(作家志望)・借金1000万円、超高学歴男性の未来は。「へー、こんな大学出ても結局ここに来ちゃうんだ」「まだ、わかんないですよ。僕、ここで人生終えるつもりないんで」 | 集英社オンライン | 毎日が、あたらしい (shueisha.online)あー、どっちかっていうと低学歴者の妬みと他人の不幸を喜ぶ気持ちのほうがアレかな。よく有るけどな。次の仕事は、大学の図書館でのパートでした。学生時代、僕は大学の図書館でバイトしたこともあり、文学部出身なので「図書館」という職場は選択肢に浮かんではいました。しかし、暗くて地味で……職場という意味では、僕は図書館にいいイメージがあまりなかったのです。案の定、やはり後悔することになりました。原因は、口の悪い上司の存在でした。40歳過ぎの女性の上司だったのですが、とにかく噂話が大好きで、根掘り葉掘り聞いてくるのです。僕の経歴を見て、「へー、こんな大学出ても結局ここに来ちゃうんだ」などと無神経なことばかり言うのです。「今の時代、もう学歴は古いのかもね」と断言され、カッと来た僕は思わず、「まだ、わかんないですよ。僕、ここで人生終えるつもりないんで」そう返すと、「もしかして、作家とか目指してる?」と聞かれ、僕はドキッとしました。「どうしてですか?」と尋ねると、「前にもそういう人勤めてたから」「そ、そうなんですか。その方はもう辞められたのですか?」「うん。自殺したらしい」あっけらかんとした口調で彼女は言いました。無神経だけどやたらカンが利く、僕にとっては最悪の上司でした。彼女は、僕のプライべートにもズケズケと口を出してきました。「栗山君、彼女いないんでしょ?女性が寄ってくるタイプじゃないんだから、自分から行かないとダメだよ」などと仕事が遅くなると必ず、若い女性職員を送り届けろとうるさいのです。こういうのセクハラですよね?女だから許されるっていうものじゃないと思うんですけど……。アルバイトでのストレスは、心身に応えました。対人関係のストレスは、学生時代にももちろんありました。ただ、学生時代は目標に向かっていたので乗り越えられたのだと思います。バイトは夢を叶えるためではなく、ただ、奨学金の返済のためです。一体、何のための苦労なのか、僕は本当に何をやっているのか、もう何が何だかわからなくなっていました。休みの日が来ると、疲れ切って一日中寝ていました。そして月曜日の朝がとてつもなく憂鬱になるのです。いつの間にか、僕は朝、布団から出られなくなっていました。精神科に行くと鬱病と診断され、しばらく仕事を休職することになりました。大学院の友人でも鬱を経験した人は何人かいましたが、自分は昔からポジティブで、無縁だとばかり思ってきました。ところが、年齢を重ねるたびに、心も体も回復力が落ちてきているのを実感しました。体調が回復しても、僕は図書館には戻りませんでした。次のアルバイトは、大型書店の書店員です。同じ本を扱うにしても、書店の方がずっと雰囲気は華やかでした。いち早く新刊を手に取り、売れ筋の書籍を確認できるだけでテンションが上がりました。アルバイトなので給料は低いですが、僕は少しずつやる気を取り戻していきました。僕は書店でのアルバイトの他に、弁護士事務所でアルバイトをすることになりました。奨学金返済の件で相談に乗ってもらっていた弁護士の先生が、大学の先輩だったこともあり、お世話になることになったのです。僕はこの頃、高学歴ワーキングプアとして、貧困問題に取り組む団体の活動やデモなどにも参加するようになっていました。「栗山悟、○○大学卒業、社会学と文学の修士号持ってますが、勉強しすぎて借金まみれで……」そんな自己紹介に、「○○大学!凄い!エリートじゃん!」と称賛の声が上がり、僕は嬉しくてテンションが上がりました。ただ、この反応に面白くなさそうな顔で僕を睨(にら)みつけている女性がいたのです。女性には著書もあり、一部の人の間では有名な人だという話でした。ところが、彼女の書いたものをざっと読んだのですが、正直、感情論だけで、あまりに勉強不足な内容に驚きました。そして次に会った時、「この分野は僕の専門なので、わからないことがあれば聞いてください」と、親切のつもりで彼女に言ってしまったんです。それが、彼女のプライドを傷つけてしまったのか、物凄い形相で無視をされ、気まずい雰囲気になってしまいました。学歴のない彼女は僕を目の敵にしているのか、「○○教授と対談した」とか「次は○○出版から本を出す」とか、事あるごとにマウンティングされるようになったのです。彼女は僕が学歴差別主義者だと周囲に言いふらすようになり、仲間になれたと思った人たちも、次第に僕から離れていきました。ここでは、不幸な境遇、体験が多ければ多いほど尊敬され、カーストが高いのです。地方から出てきて苦労している人も多い中、埼玉県で生まれ、大学院まで進学し、親も健在で、実家暮らしの僕など、やはりここでも最下位カーストです。生まれながらの属性や家庭環境といった、自分ではどうしようもない問題で困窮に至った人たちは、自己責任を否定し、社会が悪いと堂々と主張できるのでしょう。それに比べ、ただ、人生の選択を間違えただけの僕は、自分を責めるしかないのです。「栗山さんは甘い! 落ちるとこまで落ちていない!」と社会活動の現場ではいじめられました。落ちるに落ちれない、上がるに上がれない……、無敵にもなれない僕こそ最弱なのです。めんどくさ!文系、めんどくさ!まあ、病んだオバサンも少なくはないけどな。社会が女性に奴隷的立場を強要してきたせいでもあると思うで。取り敢えず原因を一つ消そう。それでも病む奴は病むが。

  5. 突き付けられる自己責任 ここまで紹介してきた事例では、大学院入学の選択が難民化の分岐点になっているようです。進学理由は、「社会を変えたい」といった高い志からというより、「就活のタイミングを逃した」「就職試験に落ちた」といったモラトリアムとしての大学院生活が主たる目的だと語っている人は少なくありませんでした。そんな不純な動機だから難民化するのだと世間様からお𠮟りを受けそうですが、長期の大学院生活を経て研究職に就いている人の中にも「会社員になりたくなかった」「まだ働きたくなかった」など、社会に出る準備ができていないために大学に残ったという人もいます。

  6. お前、どんだけ大学院進学者に恨み持ってんのや(笑)、阿部恭子(笑):1977年宮城県仙台市生まれ。東北大学大学院法学研究科博士課程前期修了(法学修士)。 2008年大学院在学中、任意団体WorldOpenHeartを設立し、2011年法人格取得。お前も行っとるやないの(笑)。あ、変なのおったんか・・・。行き当たりばったりの選択が必ずしも難民化を招くわけではありません。家庭の事情や体調の変化、人間関係のトラブルなど、綿密な計画を立てていたとしても、さまざまな要因から計画が狂うことはありうるのです。一流大学でいくつもの学位を取得しながら、1000万円の借金返済のためにフリーター生活を続ける博士課程難民の栗山悟さんは、行く先々で嘲笑の的となり、貧困から抜け出したいと参加したグループでは、実家で衣食住に窮することのない生活状況を、甘えていて情けないと非難され、学歴がなくとも、著書を持ち、既に一定の社会的影響力を有する活動家からは、大学院生活という十分な時間と機会を与えられていたにもかかわらず、自分の足元にも及ばない存在だと侮辱されます。「落ちるに落ちられない、上がるに上がれない」という栗山さんの嘆きは、社会的弱者として救済される権利も、社会人として自立した生活を送る権利も自分には与えられていないという絶望を感じます。虐待や貧困など、自分では選択できない環境によって教育の機会を奪われている人々にさえ自己責任論が突き付けられ、救済が後回しにされている現在、高学歴難民の事情まで汲み取ることができる人はそう多くはないでしょう。無いな。ほぼ憎しみの対象やろ。墜ちてくれたほうが楽しいやろ、皆さん。高学歴難民同士が悩みや情報を共有し、難民生活を共に支えあうコミュニティが必要だと考えます。甘いやろ。

  7. 中年男性高学歴難民の前科者より厳しい就職事情 お前、よほど恨みが有るんやな(笑)。 高学歴難民が社会的に孤立する要因として、連帯することの難しさがあると思われます。とりわけ、男性難民は学歴のプライドに加え、男としてのプライドの高さが連帯を妨げ、孤立を招いていると感じます。プライドが高いというのは、裏を返せば自己肯定感が低いのです。現状を周囲に知られたくないゆえに、遠方にまで移住する人も少なくなかったのです。元々、集団生活に馴染まない人も多く、他のマイノリティのように、連帯を呼び掛けたり、高学歴難民としてアクションを起こしたりする人はなかなか出てこないのかもしれません。法曹難民の相澤真里さんや井上俊さんのように、結婚がエスケープルートになるケースも多々あります。専業主婦を選択した相澤さんのような女性は珍しくない一方で、法曹資格を取得した妻の下で働く井上さんのような男性への評価は厳しく、井上さんの60代の両親は、世間体が悪いと未だに転職を進めてくるそうです……。秋篠宮ご夫妻の長女・眞子さんの夫・小室圭さんも米国の司法試験に合格するまで「ロイヤルニート」などと揶揄され、激しいバッシングに晒されていました。それでも井上さんは、他人に陰で何を言われようが、安定した給料を得、パートナーと共にいる人生の方が、高学歴難民より何倍も幸せだと主張しています。年齢が上がれば上がるほど、女性に仕事を世話されたくはないと拒絶反応を示す男性難民は多いです。しかし、若い頃より、就職の選択肢が減るのは、年齢が上がってからです。友人にも恋人にも頼ることができず、親も高齢化している中年男性高学歴難民が最も孤立しやすく、エスケープルートが見つけにくいと言えます。私は、刑務所出所者の就労支援も行っていますが、より就労のハードルが高いのは、圧倒的に、中年男性高学歴難民です。会社が嫌がる理由は、肉体労働が続かない、事務処理能力が低い、コミュニケーションができず独断で進めてしまう、相手にミスがあれば過剰に責めるなど、こうした特徴は、加害者となった高学歴難民の事例からも読み取ることができるでしょう。昼夜逆転の生活に慣れた高学歴難問に関して、規則正しい生活を送ってきた出所者より集中力に欠けると指摘されたことがあります。就労意欲も高いとは言えず、最も就職が難しい人々かもしれません……。ハイハイ、気を付けますピョーン🐰 ところでロイヤルニートの話だが、確かにマスメディア気持ち悪かったな。ポニーテール可愛かったのにな。

  8. 憧れの高学歴難民 ここからは少し、私の体験を書きたいと思います。私は1977年に宮城県仙台市で生まれています。私には、13歳の頃に出会って以来、ずっと人生の目標としている人がいます。「先生」と呼んでいたその男性はよく、自分を「高学歴難民」だと自嘲していました。当時の私は幼すぎて、その悩みの深刻さを理解できませんでしたが、先生の体験は、今まで出会ってきた高学歴難民の中で最も過酷だと記憶しています。そして、私が今でも世界で最も尊敬する人物は、学者でも作家でも著名人でもない、高学歴難民の先生です。先生に惹かれた理由は、誰とも違う雰囲気を感じたからです。しかし、余裕にさえ映っていたその暮らしぶりは、砂上の楼閣でした。先生には遺産のように自由に使える財産があったわけではなく、生活費はすべて家族に管理され、誰にも縛られず、自由に見えていた人生は、裏ではすべて家族に支配されていました。先生は、1950年に在日韓国人として神奈川県で生まれたと聞いています。父親は、会社を経営していましたが、経営が安定するまで家庭は経済的に不安定で、生活に困窮した時期もありました。家族は全員、中卒で、学歴に価値を置かない家族でした。借金が膨らみ、家族が夜逃げしなければならなくなった時、先生は知人の外国人の老夫婦に預けられることになってしまいます。生まれた家庭には本などありませんでしたが、一時的に養育してもらった老夫婦は教育熱心でたくさん本や辞典などを買い与えてもらったことから勉強が好きになり、英語も身につけることができました。家族からは中学を卒業したら実家を手伝うように言われてきましたが、進学したいと思うようになりました。しかし、傾きかけていた父親の会社は持ち直し、会社を手伝うようにと実家に連れ戻されることになります。学校の先生の勧めもあって、なんとか高校進学は許されたのですが、大学進学については絶望的でした。先生が高校生になった頃、父親の会社の経営は、先生の兄である長男に任されるようになりました。先生は長男と年が離れていて、母親は先生が産まれてから体調を崩して入院を繰り返すようになり、まもなく亡くなりました。先生は長男から、母親が亡くなったのはお前のせいだと責められ、時に暴力を振るわれました。大学に行きたいなどと言えば、長男に何をされるかわからない家庭だったのです。ところがある日、長男は、父親の再婚相手の息子で、義理の弟と口論になり、弟を刺し殺してしまったのです。長男は刑務所で服役することになりました。長男不在の間、会社や家庭の事件は、継母が握ることになりました。継母は、先生を可愛がっており、性的虐待に近い行為を強要されていました。継母は、長男が服役している間であれば、大学でも留学でも好きにして良いと、学費を援助してくれると言いました。しかし、父親からは一流大学に合格するようにとの条件が出され、一浪の末、進学することができました。大学院に進み、海外留学していた頃、長男の出所に伴い帰国を命ぜられ、留学の費用は断たれてしまいました。東京で会社を始めた長男から、東京を出ていくようにと命じられ、高学歴難民として地方をさまようことになったのです。先生は学習塾や英会話学校で非常勤講師を務めることもありましたが、基本的に生活費は家族の仕送りでした。継母は、先生を支配しておくために自立してほしくなかったのです。知人の伝で就職したこともありましたが、そのたびに家族は会社に嫌がらせをして退職せざるを得なくなりました。結婚も同様の手段で破談にされています。それでも、長男の会社でこき使われるよりは、地方での難民生活を選んだのです。「どうして高校に行くの?」真顔でそう尋ねる先生に、私は変なことを聞く人だと首を傾げました。理由はただひとつ、皆が行くからです。さすがに、高校受験をしないという人は周りにいませんでした。「皆と同じでいいの?」そう詰め寄られても……、私は返す言葉もありませんでした。私は小学生の頃から、文章を書くことが一番好きでした。表彰されることも多く、夏休みに入ると、今年はどんなテーマで書こうか、本は何を読もうか、いつもワクワクしながら「研究ノート」を作成していました。この作業は、現在でも続いています。私の両親はふたりとも大学を出て、仕事を持っていました。祖母も教師をしており、当時の女性としては珍しく大卒でした。私も当然、どこかの大学は卒業して働くのだと漠然と考えていました。家族は皆、読書家で家にはたくさんの本がありましたが、学校の成績にうるさい家族ではありませんでした。家族からプレッシャーをかけられるようなことはなく、同世代の男の子たちが少しでもいい大学を出ていい会社に入ろうと、死に物狂いで受験勉強を戦っている一方、私は競争には無関心でした。先生と出会ったことで、私には義務としての教育以外に、学ぶ意味が生まれました。何のために学ぶのか──。それは先生のように、他者に気づきを与える人になりたいと思ったからです。まずは、先生とそつなくコミュニケーションが取れるように、私はさまざまな新聞を読み、先生の好きな岩波文庫を読み漁るようになりました。その甲斐あって作文は上達し、洞察力や文章センスを先生から褒めてもらえるようになりましたが、学校の勉強とは直接関係がないので、学校の成績は下がっていきました……。社会活動に取り組むベースとなる経験を積んだのもこの時期です。先生は、私にいろいろな分野の社会活動家や専門家から話を聞く機会を作ってくれました。私は彼らの経歴や行動力に「凄い」としか反応できませんでしたが、「凄いように見えて無難なことをしてるだけ」と評価はいつも辛口で、既存のあらゆる団体、専門家を辛辣に批判していました。「支援の網の目からこぼれる人々の支援」は私の生涯の課題となりますが、救済を求めていたのは先生自身だったということに気がつくのは、何年も後になります。ってその先生が言ったの?アンタがそう思ったの?なんか、一見よさげな話にも見えるんだが・・・なんか違和感が・・・。

  9. ちなみにアタクシ、カザフスタンに抑留される前に、家庭教師と塾の講師のほか、引っ越し屋と物流の仕訳と警備もやりましたわ♡オホホホホホ。

[8] さて、東芝がNTO/LNMOを出す言うから:Y. Maeda et al., "Effect of deviation from Ni/Mn stoichiometry in Li[Ni1/2Mn3/2]O4 upon rechargeable capacity at 4.7 V in nonaqueous lithium cells," J. Ceram. Soc. Jpn. 117 (2009) 1216-1220.

  1. Last authorがOhzukuさんやね。

  2. Lithium nickel manganese oxides having 20% nickel excess and deficient with respect to the stoichiometric Li[Ni1/2Mn3/2]O4 having a space group symmetry of P4332 were prepared and examined in nonaqueous lithium cells. Rechargeable capacity observed for the 20% nickel excess sample in voltage above 4.5 V is larger than that for the 20% nickel deficient sample. The effect of deviation from Ni/Mn stoichiometry from the ideal composition of Li[Ni1/2Mn3/2]O4 upon the rechargeable capacity at 4.7 V is described in terms of the solid solution, phase separation, and superstructural Li[Ni1/2Mn3/2]O4. From the results, the composition preferable to the five-volt lithium insertion material of Li[Ni1/2Mn3/2]O4 is discussed. The cycling stability of Li[Ni1/2Mn3/2]O4 in the cell with the Li[Li1/3Ti5/3]O4-negative electrode is also examined in voltages ranging from 1.5 to 3.6 V at 25°C for 250 cycles and shown that the capacity fading of the cell is negligibly small below 4% even after 250 cycles.

  3. 20% Ni excessのほうが容量大きくて良かったと。


Li[Ni1/2Mn3/2]O4は4.7VのNi4+/2+のレドックスを使う材料なのでそりゃNi多いほうがいいんですよ。この組成だとMnは4+だからレドックスには使えないわな -- Mnはligand holeが安定な材料だからanionic redoxでも使えるようにしたら別だけど。

  • Mn3+ができていると4.0 Vあたりにレドックスのカーブが出るから活物質の出来がわかります。

[9] さて、東芝がNTO/LNMOを出す言うから2:J. Song et al., "Role of Oxygen Vacancies on the Performance of Li[Ni0.5–xMn1.5+x]O4 (x = 0, 0.05, and 0.08) Spinel Cathodes for Lithium-Ion Batteries," Chem. Mat. 24 (2012) 3101–3109.

  1. Last authorがGoodenoughやね。

  2. Investigation of the high-voltage Li[Ni0.5–xMn1.5+x]O4 (x = 0, 0.05, 0.08) spinels prepared at temperatures of T ≤ 900 °C and given different thermal treatments has shown that the solubility limit for oxygen vacancies in the disordered spinel phase is small at 600 °C. With x = 0, long-range ordering of Ni2+ and Mn4+ and elimination of all oxygen vacancies occurs after an anneal at 700 °C. Above 700 °C, a reversible transition from spinel to rock-salt is initiated, to accommodate oxygen loss. A sample quenched froと。900 °C into liquid nitrogen traps some rock-salt second phase; the volume fraction of rock-salt phase decreases with oxygen uptake to 600 °C. However, upon slow cooling (1 °C min–1) from 900 °C, the particles have time to eliminate most of the rock-salt phase by 700 °C; upon further cooling below 700 °C, the spinel phase and the oxygen gain are retained. However, the spinel phase retains oxygen vacancies and attendant Mn3+ with only short-range order of Ni and Mn. The rock-salt phase lowers sharply the electrochemical capacity of the quenched sample; but retention of Mn3+ in the slow-cooled sample improves the electrochemical performance relative to that of an oxygen-stoichiometric spinel formed by annealing at 700 °C. The Mn-rich Li[Ni0.45Mn1.55]O4 sample annealed at 700 °C exhibits a segregation of a long-range-ordered spinel phase and a Ni-deficient spinel phase having a larger fraction near the particle surface. Removal of the Ni4+/Ni2+ redox reactions from the surface stabilizes the electrochemical performance at 55 °C, but the problem of Mn2+ dissolution resulting from surface disproportionation of Mn3+ to Mn2+ and Mn4+ remains.

  3. 10% Ni defficientのほうが粒子表面からNi2+/4+サイトが減ってサイクル特性が安定したと。でもMn溶出がまだ有るよと。


電解液使ってるんだからNi4+/2+が有ればそこで電解液がじゃんじゃん分解できる。サイクル特性が悪いのは当たり前なんだね。Niが減れば電解液と接触する活物質表面でもNiが減ってるんだから電解液の酸化分解は多少抑えられる。ただ、Ni1/2Mn3/2の組成からずらすとMn3+もできるのでこいつが不均化反応(2Mn3+ → Mn4+ + Mn2+)を起こしてMn2+が更に反応して電解液に溶出しやすい。

[10] さて、東芝がNTO/LNMOを出す言うから3:S.-K. Hong et al., "Structural and electrochemical characteristics of morphology-controlled Li[Ni0.5Mn1.5]O4 cathodes," Electrochimica Acta 156 (2015) 29-37.

  1. Two types of structure- and morphology-controlled spinel Li[Ni0.5Mn1.5]O4 (LNMO) are prepared and systematically investigated as 5 V, high-rate, and long-life cathode materials for rechargeable Li-ion batteries. The octahedral LNMO particles (1 μm or 1–5 μm mixed sizes) are prepared through a heat-treatment at 850 °C after a hydrothermal reaction, and their performance is compared with that of one-dimensional LNMO nanorods (100–200 nm and 1–3 μm in diameter and length, respectively), which are synthesized via a two-step method consisting of a hydrothermal reaction followed by solid-state Li and Ni implantation. They show high single crystallinities with an ordered (P4332) and disordered (Fd-3 m) phase for the nanorods and octahedral particles, respectively. Rietveld refinement of X-ray and neutron diffraction, FT-IR, SEM, and TEM are employed to study their phases and microstructures. Galvanostatic studies reveal that overall battery performances of the octahedral LNMO particles are superior to those of the LNMO nanorods. In particular, the disordered octahedral LNMO particles that are composed of mixed particle sizes ranging from of 1 to 5 μm show not only the best rate capability and specific discharge capacity but also an excellent cycle stability with a capacity retention of 89% (corresponding to specific discharge capacity of 105 mA h g−1) at a 10 C cycling rate, even after 1000 cycles. This remarkable performance is attributed to the structural stability, while the highest electrode tap density (1.59 g cm−3) in combination with efficient packing resulted in the coexistence of various particle sizes that can provide a shortened pathway for lithium ions between particles.

  2. P3332 ordered Ni-Mnはナノロッドになり特性も悪かったと。Fd-3m disordered Ni-Mnはスピネルらしく八面体になり特性も良かったと。


Ni1/2Mn3/2がorderingしたP3332をナノロッドにしたのはLi+拡散が悪いのはハナッからわかっているからだろう。きれいな分数比であらわされるような組成はorderingしやすいんだが、orderingすれば電荷局在化も起こりやすいからLi+が拡散しにくいのは当たり前なんだね。

Disordered Ni-Mnをつくるのに普通はMn3+を増やす -- Ni2+とMn4+だけだと電荷が極端に違うからorderingしやすいけど、その間のnominal charge(実際にはligandの酸素と電荷を分け合うので少しずれるんだよ、当たり前だけど。)を持ったMn3+を混ぜとけばorderingしにくいだろうってわけね。ただ、Mn3+って4 Vでレドックスする奴なので本来は要らんのです。不均化反応起こしてMn溶出の原因にもなるし。

この論文でNi1/2Mn3/2のきれいな分数比を維持したままdisordered Ni-Mnにできているかどうかはわかりません。酸素欠陥を入れて電荷中性を保ってMn3+を増やしているのかもしれないね。

[11] ということでこれも落ち着くべきところに落ち着いた:Vehicle Electrification & Renewable Energy VII. | LinkedIn

  1. Vehicle Electrification & Renewable Energy VII. | LinkedIn

  2. Next-generation SCiB™ supporting smart mobility in the age of MaaS Toshiba have been focusing the attention on the possibility of Niobium Titanium Oxide (NTO) as a next-generation anode material that will help increase the battery capacity while maintaining the excellent characteristics of lithium titanium oxide (LTO), the conventional anode material of SCiB™. NTO has roughly three times higher theoretical volume capacity density than LTO while providing the advantages of LTO such as long life and rapid charging.


まあ、半導体電池は使われまいて:おまけ [1] ちょっと面白い話 ところで、ちょっと面白い話が有る。 中島潤二が「半導体技術を応用した海外で主流となっている全固体電池と日本の固体電池の違いを紹介。海外や日本の半導体メーカを中心に半導体原理を使った全固体電池が応用されている(物理電池)。一方、日本の従来の電池メーカや日本の多くの大学では、リチウム電池の電解液を固体電解質に変更することを試みて全固体電池としている(化学電池)。日本のメディアの多くは、電池はイオン電池と報道してしまうことも多い現状。これらを正しく整理お伝えすることを主旨として、全固体半導体電池とは何かを示す。」とセミナーをするそうだ。 聞かなくてもだいたい予想がつくが、例えば、pn接合にどれだけの電荷を貯められるか考えてみたらよい。固体平面の原子数は約10^15/cm^2だ。全ての原子が1電子レドックス(片側が電子を脱離、もう片側が電子を受け入れて)に関与して1.6×10^-4 coulomb/cm^2だ。単位格子ユニットのサイズが0.5 nmで片側100 nmの深さまでレドックスが有ったとして3.2×10^-2 coulomb/cm2。接合を3D化して接触面積を100倍にできたとして3.2 coulomb/cm^2。多電子レドックスにすれば2倍か3倍にはできる。3倍として9.6 coulomb/cm^2。9.6 coulomb/cm^2をゆっくりと(電流制限して)1 hかけて放電したとして2.7 mA/cm^2を1 h流せるから2.7 mAh/cm2。ここまで達するとは思わないが。 この話、2013年夏に関西地区のガス会社の子会社の研究開発企業に「何かネタは無いか?」と聞かれたときにしてやった。元ネタはこれだFermi Level (2018). これを元に2013年夏に関西地区のガス会社の子会社の研究開発企業に「何かネタは無いか?」と聞かれたときに話してやったんだが、これを多電子レドックスでできるかな?というところがちょっとした「意地悪」だ。 pn接合厚さが200 nm(0.2 um)でも基板が厚かったら元も子もないが、仮に電池の集電体と同じ厚さの基板を使えるとしたら20 um(片側だけでよく、反対側にはスパッタなり印刷なり何なり好きなように電極をつければいい。)。10枚積層して200 um、27 mAh/cm^2。 ただし、3D構造にできない場合は0.27 mAh/cm^2。3電子レドックスくらいやれば電圧もリチウムイオン電池なみに高くできるかもしれない。1電子レドックスだとせいぜい1.2 Vくらいで、容量も0.09 mAh/cm^2になってしまう。だから、話してやったのである。 一方、リチウムイオン電池の電極厚さは数十μmから数百μm(京セラ製クレイ電池の電極が厚い)。100 um厚のLiCoO2電極で3.3 mAh/cm^2。黒鉛は50 umも有ればいいだろう。セパレータ30 um、正負極集電体の厚みを加えて20 umでは収まらんが仮にそのくらいにできたとして総厚200 um。 正直、クスクス笑いが止まらない。が、頑張ってやってみたらいい。


東芝は活物質の表面処理をやって電解液の分解を抑えたと言っている。バインダ成分でと言っているのでおそらくPVDFを塗って軽く焼いて表面にフッ素ドープしたのではないかと思う。

ところで、1997年に獨古らのLiCoO2単一粒子測定の論文を読んだせいで、俺も1998年に1年間だけ電池メーカーに移って電池の勉強をして、1999年に別の企業の研究所に移って電池の研究をしたが(*)、このときに俺が重要視していたのは正極活物質の表面処理だった。

獨古らの論文にもあるように、正極活物質は電解液と触れただけで電解液を酸化分解する。これがCathode Electrolyte Interphase (CEI)被膜を形成するのだが、負極のSEI被膜と違って生成しては剥がれる不安定なものなので困るのだ。最終的には正極活物質粒子表面の相転移が全表面に進んでレドックス不活性になりnon-linear degradationを引き起こす:Electrochemical Impedance Analysis for Li-ion Batteries (2018).

俺の対策は多孔質な被膜で正極活物質粒子を被覆することだった。被膜には生成した分解した電解液成分と反応する余地を残しておく(この対策は未だに見ない)。こうすることでリチウムイオン伝導性を損なわずにCEIを安定化する。十分に薄ければ電子はトンネリングできるので電子伝導性もさほど損なわない。ただ、こういう戦略で表面改質をやっている例はほとんど見なかった -- 唯一、中国がTiO2ナノ粒子で被覆するようになった(2020年のDahnの論文にも出ている。その少し前からやるようになっていたようだ。)。

  • * やっていたのは酸化物全固体電池だった。こっそり研究所の所長に呼ばれて「どや?」って聞かれた俺は「積層セラミックコンデンサみたいなもんだったらできるでしょうけど・・・」とこたえたところ、所長に「そんなもんならやりとうない。そもそも日本で電池なんか作っても儲からん。はよ、次のテーマ考えてくれ!」と言われ、俺は「ですよねー」とこたえ、再びエレクトロニクスに戻ったのだった。

[12] 法人税増税から逃げるな!:「企業の現金ため込み」に焦り 自民税調の法人税率引き上げ論 (msn.com)

  1. 自民党税制調査会で29日浮上した法人税率の引き上げ論。長年にわたり法人税率の引き下げが続いた結果、日本企業の内部留保は2022年度末に555兆円となり、11年連続で過去最高を更新。このうち現預金も312兆円まで積み上がっている。事業や人材に投資して未来の成長を実現するはずの企業が現金をため込む状況への焦りが税率引き上げ論の背景にある。

  2. だから無駄なんですって法人税引き下げたって。国内市場は飽和しているので事業に投資するはずも無く、黄金の斜陽期を迎えた企業が人材に投資するはずも無い。

  3. 24年度税制改正に向けた議論を本格化させている自民党税調は29日、脱炭素社会を目指す「グリーントランスフォーメーション(GX)」など戦略分野の国内投資促進や国内生産基盤強化に向けた新たな減税制度など、投資促進税制について話し合った。宮沢洋一会長によると、これらの企業減税の財源として中長期的に法人税率の引き上げも検討すべきだとの意見が相次いだという。 日本の法人税率(国・地方の実効税率)は1980年代半ばの52・92%をピークに引き下げが続き、現在は29・74%に低下している。世界各国が企業の誘致や引き留めを狙って「法人税率引き下げ競争」を繰り広げた影響を受け、日本も15~18年度にかけて他の先進国並みの水準となる現行税率まで引き下げた。

  4. 法人税は23%くらい減りました。その分、国民負担率は21.1%増加しています:国民負担率46.8%は今後も上昇するのか | 東証マネ部! (money-bu-jpx.com)

  5. 高い法人税率を嫌う企業が海外に流出する「産業の空洞化」を抑止したり、株主への配当を増やしたりする効果があったとの見方が多いものの、企業に設備投資や人的投資、賃金上昇を促して国内経済を活性化させる効果があったかは定かでない。

  6. だから無駄だったんですって(笑)。

  7. はっきりしているのは、税率引き下げ後、日本企業が内部留保や現預金を積み上げたことだ。11年度末に282兆円だった内部留保は、22年度末には555兆円と約2倍に膨張。このうち企業が設備投資などに使わずに手元に置いている現預金も185兆円から312兆円に増えた。ある経済官庁幹部は「設備投資やM&A(企業の合併・買収)などに回らない巨額の現預金は、日本経済にとって『生きたお金』とは言えない」と話す。

  8. 企業が現預金をため込む一方で、法人減税の財源は事実上、消費税を含む他の税で賄われており、みずほ証券の小林俊介チーフエコノミストは「家計は苦しい状況に追い込まれた。産業空洞化を和らげる効果を考慮しても、法人税率引き下げがプラスだったかは分からない」と指摘する。こうした状況の中、投資をしない企業には法人税をこれまでよりは多く負担してもらい、その代わり、成長投資を行う企業には減税を通じて重点的に支援を行うというのが「法人税率引き上げ論」の狙いだ。 背景には、法人税を巡る世界の潮流変化もある。過去には、先進国の中で税率引き下げ競争を先導していた英国が今年、法人税率を19%から25%に引き上げたほか、米バイデン政権も法人税を増税して、次世代への投資に振り向ける動きを見せている。

  9. ただし、法人税率引き上げには経団連などの強い反発が予想される。第一生命経済研究所の星野卓也主任エコノミストは「法人税率の引き上げは、企業の手持ち資金が減るため、資金調達がしにくくなり、株価にマイナスに働いて成長力が落ちる可能性がある」として、「プラスとマイナスを総合的に考える必要がある」と強調。みずほ証券の小林氏は「経済全体でプラスになるよう税制を構築する必要がある」と話した。【中島昭浩、高田奈実、杉山雄飛】

[13] ほら、インドや東南アジアで生産するでしょ(笑)。そうしますって!:ホンダが電動バイク生産に巨額投資、2030年までに5000億円…インドや東南アジアで生産強化 (msn.com)

  1. 無駄なんですよ、法人税下げたって(笑)。

  2. ホンダは29日、電動バイクの生産拡大に向け、2030年までに計5000億円を投資すると発表した。電動バイクは電気自動車(EV)と同様、脱炭素につながる移動手段として新興国を中心に需要が増えている。生産体制を強化することで需要の拡大に対応する。 ホンダは25年までに1000億円、26~30年に4000億円を投資する計画。インドや東南アジアの工場を中心に生産ラインの短縮を進めるほか、異なる車種でも同じ部品を使用できる仕組みを導入し、コスト削減や生産の効率化を図る。 25年までに10車種としていた電動バイクの新型車の投入目標も、30年までに30車種に改めた。世界販売目標は30年までに400万台とし、従来から50万台引き上げた。

[14] ひろゆきさん「移民労働者を入れると社会保障費増える」来日する親族の入院費負担など「健康保険制度」の観点から言及 (msn.com)

  1. インターネット掲示板「2ちゃんねる」の開設者で実業家のひろゆきさんが29日、自身のX(旧ツイッター)を更新。移民労働者を日本で受け入れると社会保障費が増えるとの見解を示した。 「移民労働者を入れると社会保障費用は増えるかと」とつづると健康保険の扶養家族の条件として「・被保険者の3親等内の親族 ・扶養家族の収入が低い ・生活を共にしている」の3点を挙げ、「移民に労働ビザが出て祖父母が観光ビザで来日しても健康保険の扶養に該当します。移民の祖父母の入院費用は日本の健康保険制度で支払われます」との結果を導き出した。 フォロワーからは「日本が次世代債務で終わる」「日本の保険制度狙いでくる人もいるみたいですからね」など、移民問題を含めて日本の将来を不安がる意見が寄せられた。

  2. ついでに:非正規雇用労働者は、2010年以降増加が続き、2020年以降は減少しましたが、2022年は増加しています。

[15] 法人税率引き上げ論「かなり大きかった」 自民・宮沢税調会長 (msn.com)

  1. 自民党税制調査会は29日、2024年度税制改正に向けて主要項目を検討する会合を開いた。政府が経済対策の柱に挙げた国内投資を促進するための新たな企業減税について、宮沢洋一会長は終了後、記者団に「法人税率を上げることによって、(国内投資をする企業への)減税効果がさらに大きくなっていく。やはり法人税率を上げることが大変大事ではないかという意見がかなり出てきている」と明らかにした。増税時期には言及しなかったが、法人税率引き上げが実現すれば約40年ぶりとなる。

  2. その通りで、選別することが必要です。

  3. 政府は今月閣議決定した経済対策で、①脱炭素社会を目指す「グリーントランスフォーメーション(GX)」など戦略分野の国内投資促進や国内生産基盤強化に向けた新たな減税制度や、②特許などの知的財産から生じる所得に優遇税率を適用する「イノベーションボックス税制」を盛り込んだ。この日の自民党税調は、これらの税制などについて議論。宮沢会長によると、出席者からは「来年に向けて(税率を)変えろという意見ではなく、中長期的な法人税のあり方として(引き上げも)検討しなければいけない」といった意見が相次いだという。

  4. さっさと上げたほうがいいと思います。税収安定化のために。また、優遇措置によって企業活動をコントロールしやすくなります。

  5. 宮沢会長は8日の毎日新聞などのインタビューで、こうした企業減税の財源としての法人税率引き上げに関し、「もともと私自身は、未来への投資をしてもらう企業に対して、やはりしっかり減税をする。そしてその原資は投資をしない企業に法人税として払っていただくというのが個人的にはいいと思っている」と語っていた。【中島昭浩】

  6. 40年失敗続きでしたけどね。

[16] ま、国もこんなだったし:<社説>国の基金膨張 徹底的な見直し必要だ (msn.com)

  1. 国民は40年かけて便利なATMにされちゃいましたね。

  2. 国が設置した計190基金の残高が2022年度末で約16兆6千億円となり、3年間で7倍に膨れ上がった。膨張の背景には各省庁のずさんな管理・運用がある。

  3. おまけにこれだし:税金が驚くほどムダに…大震災から9年、「復興予算流用問題」を問う(福場 ひとみ) | 現代ビジネス | 講談社(1/6) (gendai.media)

  4. 財政規律の緩みに拍車がかかる中、基金の運用が適切か、徹底的に検証しなければならない。 基金は支出総額の算出が事前に難しい政策について、独立行政法人など省庁の外郭団体に予算を積む制度。農業支援などが対象で残高は2兆円台で推移してきた。 しかし、コロナ禍を機に各省庁が基金の対象を広げたことで肥大化し、残高も増えた。 例えば、経済産業省関連の基金では、コロナ対策として中小企業の借入金利を補助する「特別利子補給事業」に22年度分で1千億円を見込んだが、実際には147億円しか使われなかった。こうした事例は氷山の一角に過ぎない。 国の予算は会計年度ごとに編成され、国会での審議と議決を経た上で執行される。財政民主主義の原則だ。例外として複数年度にまたがる基金は国会での徹底審議の対象になりにくく、監視の目が十分に届いているとは言い難い。 各省庁がこうした仕組みを悪用し、省益確保のために基金を増やしているのなら看過できない。 目的や効果が不明瞭な基金を残せば管理費だけがかさむ。国は余剰となった基金の返納や使途の監視強化に向けた規則づくりを急ぐべきだ。

  5. その管理費そのものが目的なんでしょう。

  6. 会計検査院も基金の検査を強化し、結果を公表しなければ役割を果たしたと言えない。 河野太郎行政改革担当相は、11、12両日開かれた、有識者が予算の無駄を点検する「行政事業レビュー」の後、「すべての基金を見直す」と表明。岸田文雄首相は河野氏に対し、基金見直しの方針を年内に定めるよう指示した。 ただ、岸田内閣は23年度補正予算案に、半導体支援など緊急性の低い基金への4兆円超の支出を計上している。基金を見直すと言いながら、基金に巨額の予算を積み増す矛盾をどう説明するのか。 首相は毅然(きぜん)とした態度で各省庁の抵抗をはねつけ、すべての基金を見直さなければ、形ばかりの見直しとの疑いは払拭できまい。

[17] 少子化財源「実質的な追加負担ゼロとは国民負担率のこと」 首相説明 (msn.com)

  1. 政権が掲げる「異次元の少子化対策」の財源をめぐり、岸田文雄首相は28日の参院予算委員会で「実質的な追加負担は生じさせない」としてきた従来の説明について、税や社会保障の負担割合を表す「国民負担率」を指標とする考えを示した。抽象的な内容の答弁が続き、与党内からも説明を求める声が出ていた。 日本維新の会の清水貴之氏の質問に答えた。少子化対策の財源は年3・5兆円規模。既定予算の活用、社会保障の歳出改革、医療保険料とあわせて徴収する支援金(仮称)で賄う方針。政府内にはそれぞれ1兆円程度とする試算がある。

  2. 福祉に関わるものだから輸出還付金を廃止して、輸出企業の懐に入っていた消費税の25%を本来の目的である福祉に使えばいいんだよ。

  3. 社会保障の歳出改革では意味が無い。健康保険料を下げるのならまだしも。

  4. 医療保険料と合わせて徴収では意味が無い。健康保険料を下げるのならまだしも。

  5. 首相はこれまで「賃上げと歳出改革によって、国民負担の軽減効果を生じさせ、その範囲内で支援金制度を構築することにより、実質的な追加負担は生じない」などと説明してきた。この日の答弁では「実質的な国民負担とは、社会保障負担にかかる国民負担率のこと」とより踏み込んだ。 国民負担率は、個人や企業などの収入をあわせた国民所得を分母、税や社会保障の負担を分子として計算した割合。2013年度は40・1%だったが上昇傾向にあり、財務省は23年度に46・8%になると見込む。内訳は社会保障負担率が18・7%、租税負担率が28・1%。

  6. そもそもこの状態で少子化対策を打つのは安い労働力を欲する企業のためでしょう:非正規雇用労働者は、2010年以降増加が続き、2020年以降は減少しましたが、2022年は増加しています。

  7. ということで、法人税増税から逃げてはいけない。

[18] だから還付金を廃止したほうがいいんだよ。輸出強化したいところには別に補助金を出せばいい(そのほうが「裁量」も増やせるだろ(笑)):消費税の還付申告、過去最高の563億円を追徴 国税庁まとめ (msn.com)

  1. 消費税の還付申告をした法人に対する税務調査で、国税当局が今年6月までの1年間に、不正や誤りがあるとして563億円(3588件)を追徴課税したことが国税庁のまとめでわかった。金額は4年連続で増え、過去最高だった。このうち138億円(931件)については悪質な不正計算があったと認定した。 免税店を経営する法人が、外国人旅行者らに高級腕時計を免税販売したように装って還付申告し、東京国税局が11億円を追徴課税した事案などがあったという。国税庁は「不正還付は国庫金の詐取といえ、悪質性が高い。厳正に調査する」としている。

  2. そんな連中を優遇しても霞が関に何のメリットも無いだろ(笑)。

[19] 財務省から答弁のための原稿も受け取っていないってこと:【速報】 トリガーで鈴木財務相「事前に説明受けていない」 野党の「唐突」批判に岸田首相「検討は有意義」 (msn.com)

  1. 鈴木俊一財務相は29日の参院予算委員会で、ガソリン税を軽減するトリガー条項の凍結解除に関し、与党と国民民主党が協議入りしたことについて、岸田首相から事前に説明がなかったことを明らかにした。質疑の中で立憲民主党の杉尾議員は「国民は総理を信じられなくなっている。その最たるものが税をめぐる迷走だ、増税減税、何をやりたいのか、全くわからない」と指摘し、ガソリン税のトリガー条項解除検討について事前に相談があったか鈴木財務相に尋ねた。 鈴木財務相は、トリガー条項については2022年も与党と国民民主党の協議があり、その際に色々な課題を指摘されたと言及し、「また協議をするということについて、事前に私は説明を受けていない」と述べた。その上でトリガー条項の実施には国と地方合わせて1.5兆円の財源が必要であり、協議の中で財源についても検討されるとの認識を示した。 これを受けて杉尾議員は岸田首相に対し「肝心な財務大臣にも説明せず、総理が唐突に持ち出した。一度検討して断念した経緯があるが、今度も検討だけで終わるのではないか」と追及した。 岸田首相は「エネルギーの激変緩和措置を来年(2024年)4月まで継続することを政府として確認しているが、その先の議論として検討するとなっていたトリガー条項について、与党と国民民主党の政策責任者の中で検討していくことは有意義だ」と述べた上で「検討の行方を踏まえつつ、政府としても適切に対応したい」と強調した。

  2. 岸田はここまでコケにされたんだ、財務省に一矢報いろ。

[20] 首相、機密費運用は「現状を維持」 官房長官、馳知事発言の説明拒否 (msn.com)

  1. 石川県の馳浩知事が東京五輪の招致に内閣官房報償費(機密費)を使ったと発言、撤回した問題で、岸田文雄首相は29日の参院予算委員会で、使途を一切公開しない現在の運用を維持する考えを示した。立憲民主党の杉尾秀哉氏の質問に答えた。 杉尾氏はこの日の審議で、自民党の東京五輪招致推進本部長だった馳氏が、国際オリンピック委員会(IOC)委員に1冊20万円のアルバムを贈ったなどと発言した事実関係をただした。答弁に立った盛山正仁文部科学相は「政府が確認する立場にない」として回答しなかった。 続けて杉尾氏は「明らかにIOCの倫理規定違反。機密費は不適切な支出をしてもよいのか」と質問。機密費を管理する松野博一官房長官は「国の秘密保持上、使途を明らかにできない」と繰り返し、「違法行為に使用されることはあってはならない」と述べるにとどめた。 杉尾氏は「税金が原資。不適切な支出を含めて明らかにしなければ国民の理解を得られない」と指摘。一定期間後の使途公開など透明性を高めるよう求めた。これに対し、首相は「機密費の取り扱いは今日までの様々な経緯を踏まえたもの。現状の取り扱いを維持していくべきだ」と語った。

  2. 馳氏は17日の講演で、当時の安倍晋三首相から「必ず(招致を)勝ち取れ」「機密費もある」などと告げられ、IOC委員への贈答品として1冊20万円のアルバムを作ったと説明。その後、「不適切だった」として撤回した。(松井望美)

  3. おいおい、そんなことに機密費使うのかよ(笑)。

  4. あー、バカJAPAN!

[21] そりゃ脅すさ(笑):600億のムダな公共事業を削減したら「殺すぞ」と殺害予告され……泉房穂前明石市長が明かす「市役所という伏魔殿」 (msn.com)

  1. 鮫島 泉さんが市長に就任した当初、明石市役所の職員たちの反応はどうでしたか?

  2. 泉 半端じゃなく大変でしたよ。職員で投票用紙に私の名前を書いた人なんて、ほぼいませんでしたから。シーンと静まり返っていて、みんな腫れ物に触るような感じで。部長クラスが30人ほど集まる最初の懇親会で、乾杯の音頭を取った市役所の幹部が「みんなー、市長が誰であれ、気にせず頑張ろう! かんぱーい!」とか言いだして。私が真横にいるのに、ですよ。もう、ビックリしちゃった。すごいとこ来ちゃったなと。

  3. 鮫島 泉さんが黙ってたとは思えませんが(笑)。

  4. 泉 さすがに最初は黙って見てました。「そこまでやるか」って。

  5. 鮫島 そんな状態で、どんなふうに仕事を始めたのでしょうか。

  6. 泉 とにかく最初は、何をやろうとしても「できません」のオンパレードでした。平気でウソつくし。まあ、ウソというか凝り固まった思い込みなんですけどね。彼らの思い込みは、基本的に3パターンに分類できます。まずは「国の言う通りのことをしなきゃいけない」という思い込み。国が言ってないことは禁止されてると思っている。「お上至上主義」ですね。それから「隣の市ではやっていません」も彼らの常套句。今でこそ明石市が「全国初」となる施策が増えましたが、基本的に役人は他の自治体がやってないことはやったらいけないと思っている。「横並び主義」です。3つ目は「前例主義」。何か変えようとすると、すぐに血相を変えて飛んできて「これまで20年、このやり方でやってきました。変える必要ありません」と言う。そのたびに「時代は変わってるのに、何を20年間同じこと繰り返してんねん」と思いました。市役所というのは、この3つをほぼ全員が確信的に信じ込んでしまっている組織で、一種の宗教に近い。

  7. そういう奴のほうが便利だからそういう奴を雇うことになってんの!

  8. 鮫島 そこに利権が絡んでいる、というわけでもないんですか?

  9. 泉 ええ、そういう話とは別に、彼らの行動原理は宗教だと考えるとわかりやすい。役所の人たちはみな、「お上至上主義」「横並び主義」「前例主義」を教義とする宗教の信者なんです。その教義を守り通すことが、公務員の務めだと純粋に信じていて、ある意味、生真面目なんです。それで、4年に一度の選挙で、たまに変な奴が市長になることもあるけど、市役所という組織は守り通さないといけないと。今の杉並区とかもそんな状況だと思いますよ。想定してなかった市長がくると、完全なお飾りに祭り上げて、役所組織自体は副市長以下で回そうとする。そういう組織の防衛本能がものすごく働くところなんです。

  10. 鮫島 結果的に12年間の任期中に、子ども施策に代表される明石市独自の政策を実現してきたわけですが、どうやって職員のマインドコントロールを解いたのでしょうか。だいたい他の市長さんはそこでつまずくと思うのですが。

  11. 泉 市長の仕事は大きく分けると三つです。一つ目は「方針決定」で、どの山を登るか大きな方針を決める。二つ目は「人事権」。実際に誰に山を登ってもらうか、決めるということですね。三つ目は「予算編成権」で、その登山にトータルいくら費やすか、ということです。私なりに、もう一つ上げるとするなら、市民への「広報活動」も市長の役目かな。市民とコミュニケーションを取る場所を作ることもできますから、そこで市民の代表としての市長の取り組みを理解してもらうことが大事だと考えていました。方針とカネとヒトを触れるのが、市長の権限です。当たり前の話ですよね。だけど、実質的には世の中の市長に、この三つの権限はありません。方針決定したくても、カネとヒトが決められなければ、実行に移せない。この三つが揃ってないと何もできないも同然。だからこそ、私は1年目からそこに手を入れ始めました。私の場合、1年目は予算の削減と、一部の人事にも手を入れました。そこからスタートして、2年目くらいから幹部クラスの人事にも手を出して、3年目から、ようやく自分発信の予算を付けられるようになった。周りが全員敵で「四面楚歌」状態だろうが、市長にできることはある。非常にシンプルです。回ってきた無駄な予算にハンコを押さない!

  12. 鮫島 いわゆる拒否権ってやつですね。上がってきた予算を認めない、と。

  13. 俺はカザフスタンの奴が俺の取ってやった補助金をパクるときはサインしてやったけどな(笑):Development of innovative nonflammable, low cost, and highly durable rechargeable battery (granted by the Ministry of Education and Science of Kazakhstan) (3756/GF4)Development of innovative nonflammable, low cost, and highly durable rechargeable battery (granted by the Ministry of Education and Science of Kazakhstan) (3756/GF4); Development of economically feasible three-dimensional lithium/sulfur battery (granted by the Ministry of Education and Science of Kazakhstan) (4649/ GF4)Development of economically feasible three-dimensional lithium/sulfur battery (granted by the Ministry of Education and Science of Kazakhstan) (4649/ GF4). もうやる気ミエミエな感じだったけど、1年間俺に払う金は何とか苦心して払っていた(全然足りないけど(笑))。で、俺も「払うもん全部払って、予算も使えてから無いよう教える!」つってそれまでなんもしてなかったし(笑)。

  14. 泉 ええ。これは国も同じなのですが、予算っていうのは基本的に積み上げ方式になっています。明石市でいうと、まず所管の課で予算を固める。それが部に上がり部長が決裁し、部長決裁が集まってくると全体で調整して、最後に市長のところに回ってくる。おそらく全国すべての自治体で、このように予算が決まっているはずです。市長の手元に予算が回ってくる時には、いやぁ~な空気が漂っています。

  15. 鮫島 「黙ってハンコ押しなさい」と?

  16. 泉 何とも言えない空気感でねぇ。この予算編成のあり方をどうやって変えていくかということに、長年苦労しました。私が新たに予算を組み換えるようになるまで、相当時間がかかりましたが、拒否権を行使して予算を切ることはすぐにできました。

  17. 鮫島 具体的に、どんな予算にハンコを押さなかったのですか?

  18. 泉 市長になってすぐに、公営住宅の建設を全面的に中止させました。「市長、計画はもうすでに決まっていることですから」と担当はパニックになってましたが、「そんなこと知らんがな」と突っぱねた。明石市はすでに市営住宅が十分あるし、県営住宅もやたらと多い。人口に比べて、明らかに公営住宅が余っている。なぜさらに増設する必要があるのか、納得のいく説明はありませんでした。当時、空き家バンクなんかも始まっていたから、そういった民間事業に助成したりしながら、すでにある公営住宅を上手く活用したらいいじゃないかと。それで十分間に合う状況だったのです。あの時の反発はすごかったですけど、「決まったこと」と言われても、予算を決めるのは私ですからね。そんな無駄にお金を回すわけにはいかないので、ゼロにしました。それから、下水道工事。20年間で600億円費やして下水道を太くする大プロジェクトが決まっていたんですけど、「600億って大きな額やな」と思い、担当を呼んで詳しく聞かせてもらった。担当は「浸水対策のために必要だ」と言うんですが、どんなリスクがあるのか詳細を聞くと「床上浸水してしまうリスクがある」と。「人は死ぬんか?」と聞いたら「人は死なない」と言う。それで、どのくらいの頻度で床上浸水する可能性があるのか聞いたら、「100年に一回」。しかも、対象となる世帯はたった10世帯。「ちょっと待て」となりますよね。100年に一度の10世帯のために、600億円かける意味がどこにあるのかと。私の政治信念は「誰一人見捨てない」ですが、この話はそれには当てはまらない。たとえば10世帯分の家を作って、対象世帯に移ってもらう。それが難しければ、その10軒の周辺の下水道をピンポイントで重点化して対策を講じれば、もっと予算削減できるだろうと。それで、600億円の下水道事業を150億円まで削りました。市長がハンコを押さなければ、できる話なんです。市長が「無駄だ。やらない」と腹を括れば、その瞬間に450億円浮く。

  19. 今は知らんが、昔は「付け届けでボーナスが残らない」って言ってたような連中だ。土建屋の「調整役」がすごんだら縮み上がってたような連中だ(笑)。そりゃそうなるんだよ・・・。

  20. 鮫島 市長の決断はそれほど大きい。

  21. 泉 もともと権限はあるわけですから、覚悟を決めさえすればできます。ただ、下水道事業を大幅に削減した時に、私の自宅ポストには「殺すぞ」とか「天誅下る」と殺害予告が入ってました。そりゃ、450億円分の大仕事が吹き飛ぶわけですから、当然怒る人は出てくるでしょう。「次の選挙で〇〇の工事を約束しろ」と書かれた紙が回ってくることもありました。まあ、裏で工事を回してくれという話ですわね。

  22. ま、土建屋も食ってかなきゃならんのでね。

[22] EV普及を邪魔する「コバルト不足」を解決? 東芝“新型リチウムイオン電池”が秘めた大きな可能性、時代は原料争奪戦から新技術開発か (msn.com) 矢吹明紀(フリーランスモータージャーナリスト) によるストーリー

  1. コバルト不足が原因と言うなら中国が既にコバルトを排している。使っているのはLiFePO4。

  2. 新材料が生む高性能電池 2023年11月28日、東芝はリチウムイオン電池の新技術開発に成功したと発表した。2028年の実用化を目指す。この技術は、これまで電池の正極素材として欠かすことのできない重要な材料であったコバルトを使用することなく、従来よりも優れた性能を発揮する電池を実現するものである。具体的にどのような技術なのか。その概要を簡単に説明したい。

  3. ここ数年、世界の電気自動車(EV)市場は活況を呈しており、それにともない車両製造に欠かせないリチウムイオン電池の需要も拡大している。その一方で、電池の製造に欠かせないレアメタルの需要増にともなう電池材料の国際価格の変動は、関係企業にとって頭の痛い問題となっている。 ・コバルト ・ニッケル ・リチウム ・マンガン 特にコバルトの推定埋蔵量は決して多くなく、需要増に対応した資源争奪戦は過熱の一途をたどっていた。 関係各社がまず取り組んだのは、安定供給を求める新たなサプライチェーンの構築だった。その第1歩は、そうしたレアメタルに頼らない新技術の開発だった。まず注目されたのが、コバルトの代わりにリン酸鉄リチウムを正極材料に使ったリチウムイオン電池だったが、急速充電能力や耐久性、低温性能の面でコバルト主原料正極に劣っていた。

  4. ところで、マンガン鉱石の40%前後を中国が占めていることは御存じでしょうか?東芝の材料もLi[Ni1/3Mn2/3]O4の周辺でしょう。

  5. Coの代わりにではなくLiCoO2の代わりにでもなくLi[Ni,Co,Mn]O2の代わりにLiFePO4な。

  6. LiFePO4は適切に電極形成すれば急速充電能力も耐久性は一番いいくらいね:Electrochemical Impedance Analysis for Li-ion Batteries (2018).

  7. 劣っているのはエネルギー密度。これも電池パックの改良でかなりカバーされた。

  8. この問題を原材料の面から根本的に解決することを目指した東芝のリチウムイオン電池は、どのような材料で開発されたのだろうか。それは、5V級高電位正極とニオブチタン酸化物負極を採用したものである。

  9. 高電位正極の特長 5V級高電位正極とは、素材的にLNMO(リチウムニッケルマンガン酸化物)となる。なお、従来のコバルト系材料には、LCO(リチウムコバルト酸化物)やNCM(ニッケルコバルトマンガン)がある。 5V級高電位正極の最大の特徴は、正極と負極の電位差が大きいこと、つまり潜在的なパワーが大きいことである。電位差が大きいということは、電池内の化学反応も大きいということであり、反応ガスの発生や電解液の劣化など耐久性に問題が生じるのではないか、という疑問も生まれる。しかし、東芝は電極表面構造を最適化することで、問題のないレベルまで改善することに成功した。 さらに、このリチウムイオン電池にはもうひとつの特徴がある。、それは負極素材に従来の黒鉛系とは異なるNTO(ニオブチタン酸化物)を採用したことだ。この素材は充放電を繰り返しても電解物質の体積変化が少なく、優れた耐久性が期待できる。また、負極への金属リチウムの析出が少ないため、安全性も高い。

  10. Li4Ti5O12もNb2O5:Tiも1.5V級なので負極電位は上がってます:Vehicle Electrification & Renewable Energy VII. | LinkedIn。したがって電池電圧はむしろ従来品よりも低いですが、4.7V級の正極を使うことでだいぶ差が無いとこまで追い付いてきたってとこ。

  11. 負極への金属リチウム析出はおそらく無いです、無茶苦茶な高速充電でもしない限り。

  12. 東芝が試作した新しいリチウムイオン電池は、手のひらサイズのラミネート型1.5Ahだが、それでも5分で容量80%まで急速充電できる。平均作動電圧は3.15Vで、耐久性(充電可能回数)は使用温度25度で6000回以上。EVに必要な100Ahも問題なくこなせるというから、将来性も十分だ。 ちなみに東芝は、負極材にチタン酸リチウムを用いたSCiBというリチウムイオン電池をすでに商品化している。この電池の平均作動電圧は2.4Vとやや低いが、充電可能回数は2万回以上という耐久性だ。 今回発表された5V級高電位正極とニオブチタン酸化物負極を用いたリチウムイオン電池は、将来的にはSCiBにはない安定した高電圧を維持し、SCiBに匹敵する耐久性を持つ可能性を秘めている。 しかし、ここで新素材の存在を不思議に思った人も多いだろう。それは、負極材に使われているニオブである。この素材は、化学を専門的に勉強したことのない人にはほとんどなじみがないかもしれない。 ニオブの特徴は、金属素材として非常に高い耐熱性を持つことである。これまでは主に、特殊用途の構造用高級炭素鋼の強化材料、もしくは航空宇宙分野の高級耐熱鋼強化材料にも使用されてきた。金属素材としての推定埋蔵量は現在400万~500万tで、同じく700万tと推定されているコバルトよりも少ない。 とすると、価格や市場動向はどうなるのか。ニオブの用途は特殊で絶対量は多くない。供給量は基本的に常に市場の必要総量に対して十分であり、市場価格も安定している。東芝の新素材によって需要が増えるリスクはあるが、技術的に他社がすぐに追随するのは難しい。 東芝が開発に成功した正極・負極材を使ったリチウムイオン電池が、EV用電池として実用化されるにはまだ時間がかかるだろう。しかし、成功した暁には、電池業界に大きなうねりを巻き起こすだろう。 投資会社の日本産業パートナーズを軸とした株式公開買い付け(TOB)が開始されるなど、昨今、企業の将来性が取り沙汰されている東芝にとって、この電池は新時代のキーテクノロジーとなる可能性を秘めている。今後も目が離せない技術である。

  13. 有望な技術ですが、埋蔵量の少ないNbを使うことも有り、緊急用に鉄道や、頻繁な継ぎ足し充電が可能なバスってところが(今までのSCiBの市場でも有るし)有望なんだが、それに加えてHEVやPHEVが加わったってところではないかと思う。HEV用の電池はもう十分に安くなっているので厳しいかもしれないが、PHEV用なら勝てるでしょう。

  14. BEV用の電池では極端に安くならないと勝てないんだよ。

  15. さて、東芝の電池は負極表面にも溶出した金属イオン(まあ、Mnが一番多いでしょう。)を無害化(たぶん電子伝導性の無い層でトラップしたんでしょう)したと書いてある。ということはMn溶出がまだまだ抑えられていないということなんだね。

  16. まあ、2028年に上市する予定だからそれまでにはもう少し何とかするんでしょう。

[23] 地下水からリチウム生産、ドイツで始動 EV電池向けに供給へ:朝日新聞デジタル (asahi.com)

  1. 電気自動車(EV)の電池などに使われるリチウムを地下水から取り出す計画が、ドイツで動き始めた。地熱発電とセットで事業化し、2027年からまず年50万台のEV生産に必要な量を供給する予定だ。現在電池の材料になる重要鉱物の多くは中国からの調達に頼っており、政府も経済安全保障の観点から「脱中国依存」に向けて計画を後押しする。 事業を手がけるのは、豪州のエネルギー企業バルカン・エナジー。同社によると、欧州でリチウムの採取から加工まで一貫して行うのはこれが初めてという。 ドイツ南西部カールスルーエ近郊で11月中旬に開いたリチウム抽出工場で、地下3・5キロメートルからくみ上げる地下水から「塩化リチウム」を抽出。純度を高めた後、別の場所で近く稼働する工場で、電池に使われる「水酸化リチウム」にするという。

  2. 地熱開発のメリットにもなるといいやね。


by T. H.



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[1] Materials/Electronics

  1. Fermi Level (2018).

  2. Vacuum Polarization, Polaron, and Polariton (2018).

  3. Current Status on ReRAM & FTJ (2023).

  4. Fermi Level 2 (2023).

  5. Vacuum Polarization, Polaron, and Polariton 2 (2023).

[2] Electrochemistry/Transportation/Stationary Energy Storage

  1. Electrochemical Impedance Analysis for Li-ion Batteries (2018).

  2. Electrochemical Impedance Analysis for Fuel Cell (2020).

  3. Progresses on Sulfide-Based All Solid-State Li-ion Batteries (2023).

  4. 国内電池関連学会動向 (2023)

[3] Power Generation/Consumption

  1. Electric-Power Generation, Power Consumption, and Thermal Control (2020).

  2. H2 & NH3 Combustion Technologies (2020).

[4] Life

  1. Home Appliances I (2021).

  2. Home Appliances II (2021).

[5] Life Ver. 2

  1. Human Augmentation (2021).

  2. Vehicle Electrification & Renewable Energy Shift I-LXXXI (2022).

[6] 経済/民主主義

  1. 経済/民主主義 I-LIX (2023).

  2. 記事抜粋1-105 (2023).


Published Articles' List (2004-2005, 2008-2011, 2015)

  1. Toru HARA | Confidential | Doctor of Engineering | Research profile (researchgate.net)

  2. Toru Hara, Doctor of Engineering - Google Scholar

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