記事抜粋129
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[1] 日中自動車メーカーのASEAN争奪戦:池田直渡「週刊モータージャーナル」(1/5 ページ) - ITmedia ビジネスオンライン
前回は、日本のハイコンテクスト文化そのものの質が低下してんじゃないかって話をしたが(元々、問題をはらんでもいたと思うが。)、今回は、前回略したところを。
2024年ーーというか、ここから数年の間、自動車産業の重要なテーマの一つは「ASEANマーケットの覇者になるのは誰」かだ。・・・
まあ、そうでしょうね。
中国は1強を生み出すまでにけっこう犠牲も出す -- そういうスタイルだ。フォルクスワーゲンだが、そもそも電池がわかっていないのに慌てて軸足を置いたってところで非常に危ういとは思っている。
Teslaは、$25,000のBEVはいったんあきらめたものの、アーリーマジョリティの獲得にも動かなければ今以上の成長は無いわけだからそりゃルビコン川渡るわね。それには電池コスト低減しかないわけだからMaxwellプロエスに手を出したわけだが。まあ、何回も書いているように俺はそれがソリューションではないと思っているけれども。
ではBYDはどうなのか、そこをひも解いて行くことが、結局のところASEANの行く末の話につながってくると筆者は思っている。
俺は日系メーカーのASEAN BEV市場における勝敗はたいして気にしていない。新車販売シェア30%を目指すとしても、残り70%は部分的にでもICVであり、ここの原油消費量を半減すれば35%の削減効果であり、BEVシェア30%よりも削減効果は大きいのであり、日系メーカーはすでに解決策を持っているからだ。
中国には、日系メーカーがコスト的に難しいBEVセクタで活躍してもらったほうがトータルで最大の原油消費量削減効果が出ると考えている。
後述するようにやり方には眉を顰められるようなところも有ったものの、たいしたもんだと思います。中国だって豊かにならなイカンからね。きれいごとでなく世界経済の規模を拡大するという観点から必要なことだと思う。
まあ、確かにそうだが、中国が自らの病を自ら直す必要性に気づけばいいだけのこと。
俺も元々電池屋ではないので詳しい事情は知らんが(エレクトロニクスをやっている最中に2年ほど電池に浮気したことは有るが)、そういうところは無きにしもあらずだろうとは感じる。
もっとも、俺の場合、2014年から「しゃーないから電池で食ってくか」となって以後、①完全に三元系にシフトするのでなくLFPを維持すること、②HEVに誘導することなど、別に中国に金をもらってやろうとしていたわけではなく、「原油価格が日本経済の与件」であるからやっていたにすぎん。むしろ、中国の知りたがっていた負極の技術(特にパウダーテクノロジーだが)などは聞かれても教えなかった -- まあ、シリコン系については別の考えが有ったからでも有るが。
まあ、無きにしも非ずだが。
米国も「てめえの都合」押し付けるところは有るんじゃないの?
欧州もルールを変えといて平気な顔で無かったことにするんじゃないの?
ところで、香港問題が注目されたときに俺は「中国国内問題であるかせいぜい英中二国間問題である香港より、ウィグルやチベットが今後争点になりやすいだろう。」と書いたが(BBCがウィグル問題を記事にする前だ)、別にそこに誘導しようという気はなく単に個人的な予想として書いたまでだ。世界情勢に無関心では俺個人も巻き込まれることが有ると身にしみてわかったためだ -- まあ、それでも2014年に旧ソビエト連邦であるカザフスタンに行ったのはこの上ない転機だったが(まあ、ここじゃ研究はできんだろうなとは思ったが(笑)。)。
ちなみに中東がウイグルに視察に行ったときに強制労働報道にはちょっと違和感が有ると感じたそうだ。
俺も何も問題が無いとまでは思わんが、BBC報道には「香港の腹いせ」の面もあったと思う。
まあ、鶏と卵の関係のようでも有るが、21世紀も相変わらず戦争の世紀になってしまいましたがね。
俺は戦う必要も無いと思っている。たぶん、当事者の日系自動車メーカーですらそう思ってはいない。ノーガードでいいとかそういう極端な話ではない。俺は日系自動車メーカーは「段階的戦術変更」のできる日本では数少ない人種のいる生態圏だと思っている。たぶん、キッシンジャー(俺はこいつも中国と予めデキてた♡と思っているが)のおかげなんだが。
日本のエレクトロニクス屋さんがよくご存じなようにね(笑)。
日本の金融屋はよくご存じだろう。
いや、別のモードが有るし、トヨタはうまくやっていると思う。
中国もそれが必要だと気づけばやるでしょう。モデルは有るのだから対策を立てるのはそう難しくない。
つまりASEANでは、現在進行形で、中国流のガバナンスを無視した発展と、日本流のガバナンスを守る発展の衝突が起きており、それはやがて結果が出るはずだ。
俺は、中国のASEAN事業は既に顕在化している問題を参考にしつつうまくやってもらいたいと考えているけどね。特にBEVに関してはアジアの原油消費量削減という大きな目的が有る。
対中国BEVビジネスなど小さな問題なのだ。
そのために消費税増税ってのは受け入れられんけどね:税率10%でさらに拡大 消費税1兆円を還付|全商連[全国商工新聞] (zenshoren.or.jp)の表1参照。
強くなりすぎてチョーシに乗った中国ももちろん歓迎しないものの(笑)、俺は中国の経済崩壊も望まんがね。
[2] 車載電池の主要部材で存在感が高まる中国企業 | 中国EV・車載電池企業の海外戦略 - 特集 - 地域・分析レポート - 海外ビジネス情報 - ジェトロ (jetro.go.jp)
リチウムイオン電池(LIB)用部材の世界市場は、新エネルギー車(NEV)の急速な普及、蓄電システムの需要増などを背景に拡大を続けている。
ところで、俺はナトリウムイオン電池に関しては、⓪現在の稼ぎ頭である黒鉛/LFP電池と競合させるのではなく、①高電位負極として安全性の懸念を解消し、SCiBのナトリウムイオン版として市場を獲得し(ただ、俺はやりたくない。実験では絶対ナトリウム金属使うから・・・。あぁ、悩ましい。)、②高電位負極は水系電解液にも使用して、当面は価格が高くてもいいから、安全でまあまあエネルギー密度の高い定置型蓄電池として使用することでリチウムの枯渇を先に延ばすことを考えてもらいたいと思っているのだが。
フランスが起死回生の一手としてナトリウムイオン電池の先兵となるならともかく、なぜ中国が稼ぎ頭のLFPとわざわざ共食いさせなければならんのか?念のためにやっておくのはかまわんが、できれば戦略の変更を検討してもらいたい。
まあ、圧倒的だ、中国。中国市場が世界最大の市場であることが最大のドライビングフォースだ。ASEANでも成功すればもう一つ中国市場と同じくらいの市場ができることになる。ここでも中国は圧倒的優位にある。
で、俺はASEANでのBEVシフト推進を中国に期待している。
中国の設備投資を過剰と見ている輩もいるが、現在の新車販売シェアは中国国内で27%だ。中国国内でもこれを50%に上げる必要は有るし、中国と総人口では同じ規模のASEANでもBDVシフトを進めなければならない。特に過剰とは思わない。問題なのはいい加減な企業が増えること。だいぶ減ったが、次から次へと出てくる。きりがない。
以下、数学的に美しい構造の文章ではないが(米国人よりだいぶマシだと思うが、中国人にもちょっとこういうところが有る。)、数字を見るとそうおかしくもないとわかるだろう。
北米は難しくなったからね。
欧州は抵抗しているが、ドイツなどではユーザーはわりと受け入れる構えだと聞いたことが有る。
韓国はニッケル枯渇に向けて驀進してくれとるわ・・・。まあ、いいや。全固体電池が出れば駆逐されてくれるでしょう。
ASEANでのセパレータ事業は従来品でいいから、儲かったら次世代品にも取り組んでくれんかね。
人造黒鉛の焼成コストも大幅に下げたようだが、ハードカーボンをナトリウムイオン電池用ではなくリチウムイオン電池用に開発しなおしてくれんかな・・・。
まあ、NCMなんだろうけど。全固体用に残しといてくれんかな・・・。
まあ、電池メーカー、BEVメーカーにとってはいいニュースだから。
材料が大きく変わるわけでもないが、粉体仕様は変えなしゃーないわな。
[3] 中国NEVの2024年展望、BYD・テスラに異業種が挑む | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com)
2024年の中国NEV(新エネルギー車)市場では、中国・比亜迪(BYD)や米Tesla(テスラ)といった垂直統合を強みとする自動車メーカーに、異業種が水平分業型の事業モデルで挑む構図が見られそうだ。
後は会員専用ページだから参照は控えるが、水平分業陣営が低価格帯に進出してくれればいいものを競合するようなカテゴリーで製品を出すから・・・。
まあ、低価格帯も既にレッドオーシャンなんだが・・・。
[4] 焦点:テスラのサイバートラック、新型電池の量産難航で本格展開に暗雲 (msn.com)
この件、既に取り上げたんだが・・・改めて。
水分って言うか溶剤全般をな。
まあ、難しいことはわかってやってんだろうからいいけど。
$25,000も諦めてはいなかったんだね。
うわぁ・・・。
PTFEを剪断力でフィブリル化するってことだが、乾式でやってっからPTFEが溶けるくらい(300℃近いかな)まで温度が上がってるってことね。
前にも書いたんだが、乾燥することにはセルを組む前に水混入を極力減らすってメリットも有るので(塗工は普通ドライルームに入る前にやって、乾燥してからドライルームに入れてアセンブリする。)、溶剤を減らすくらいにしといて乾燥無しってのは諦めたほうがいいとも思うんだよね。
マンガン乾電池は水系だからってことも有るがPTFEの水分散液を使ってたものも有ると思う。ほぼドライだ、水少ないから。
まあ、既に完全ドライは諦めてんじゃないのかなって推測してるけど、ドライって言い張るから(笑)。
あと、負極の話が出てないが、負極のカーボン系の充電電位ではPTFEが分解されるので使えない。したがって、PVDFかSBRを使うと思うんだが、いずれもフィブリル化はしない材料だし、SBRなんて水分散液だ。黒鉛だとつぶれやすいからあんまりせん断力をかけるわけにもいかない。溶剤使ってんだろ、たぶん。
電解液を使うので電極には電解液を染み込ませる空隙も必要だ。これもあってそんなにガンガン圧延するわけにもいかない。うまくやるには日本ゼオンみたいなやり方するしか無いんだろうね・・・。
ちなみに硫化物全固体電池だったらガンガン圧延してもいいんだけどね・・・。
結着の弱いとこが剥がれちゃうんだろうね・・・。
圧延ではなくバインダの分散の問題のような気がするが・・・。
ところで、落雁ってお菓子有りますよね:日本の伝統菓子「落雁」って?和三盆や干菓子と一緒?違う? - macaroni (macaro-ni.jp)
とろけるっていうか、ボロボロ崩れていくんですけど・・・。
「穀類と砂糖」が活物質と導電剤みたいな感じね。で「水あめ」がバインダを溶かした水溶液ね -- 現在では、デンプンにシュウ酸を加え、加水分解した酸糖化水あめ、でん粉を酵素により加水分解した酵素糖化水あめも製造されている。 シュウ酸は有毒なうえ酸味があるので、炭酸カルシウムを加えて水に不溶なシュウ酸カルシウムとしたのち、濾過して取り除く 。「木型に押して」がプレス成型ね。
お菓子としてはこれでいいんだが、電池をこんな感じに作られたら使いづらくてしようがねえって話なんだよね、ドライ電極とか。
しかも水あめすら使わないっていう・・・。
[5] 【名城大学】リチウム-コバルト酸化物が水を分解して水素を生成することを世界で初めて発見ー使用済みリチウムイオン電池のリサイクルが水素社会の実現を後押しする可能性ー(2024年1月5日)|BIGLOBEニュース
これでいいんだろうか・・・。
【概要】 研究チームは、若狭湾エネルギー研究センターが保有するタンデム加速器を利用した大気雰囲気型反跳粒子検出法により、水分解によって生成された水素がリチウム−コバルト酸化物中に吸収されることを、その場で観測しました。また、第一原理計算を用いて、水素導入による欠陥形成エネルギーを求めることで、吸収された水素はリチウム空孔位置付近に最も安定に占有することがわかりました。さらに、室温で水浸漬されたリチウム−コバルト酸化物を250度以上に加熱すると水素が発生することを発見しました。 以上の実験結果を基にすると、添付の図に示したように、①リチウム−コバルト酸化物が水中に浸漬されると、バルク内のリチウム原子が表面へ偏析してリチウム空孔を形成する。その際に酸素空孔も電気的中性を保つために形成される。 まあ、Li2MnO3の活性化もこんな風にされてたな。 ②水が表面に偏析されたリチウム原子、あるいは酸素空孔と反応して水素と水酸基に分解する。 ③生成された水素はバルク内を拡散してリチウム空孔、水酸基は酸素空孔を占有する。 ④加熱によってリチウム空孔から脱離した水素は、他の水素と結合して水素分子、あるいは水酸基と結合して水を形成して放出される。その際に、酸素分子が水酸基同士の結合により放出される。 というような水分解および水素の吸収・貯蔵・放出におけるメカニズムが考えられます。リチウムイオン電池を構成するリチウム−コバルト酸化物および身近にある水を原料に使い、環境への負荷が少ない温度(250度)での水素の生成の発見は、世界で初めてとなります。この結果は、使用済みリチウムイオン電池を再利用して水素を作る技術開発の第一歩となります。リチウム−コバルト酸化物は水中において安定であるため、水素吸収・貯蔵・放出特性は劣らず、何回でも利用することが可能です。即ち、使用済みリチウムイオン電池は、水を分解して水素の吸蔵・貯蔵・放出を繰り返す再生利用可能なエネルギー供給源となることが期待されます。 LiCoO2を回収して、熱処理して、また戻すのか・・・。
[6] 【名城大学】全固体リチウムイオン電池材料の展開に期待!低温プラズマプロセスで1次元Si/Snナノ材料負極のシングルステップ作製に成功~高容量Liイオン電池を実証~(2023年9月9日)|BIGLOBEニュース
Heスパッタでつくってるんだが、成膜速度が遅いので(He+イオンはAr+イオンよりずっと質量が小さいのでターゲットからSiをたたき出す速度が遅いんだよ。遅いので、Heが堆積物に取り込まれてスカスカな膜とかナノ構造物ができやすいんだよ。)、量産適合性のあるプロセスを検討するってことになってたんだと思うが・・・。まあ、ナノワイヤができたってのが嬉しいのか。
まあ、溶射とかは無茶だとは思いましたが・・・こうやってつくるしか無いのか・・・。
合金系負極は当分無いな、たぶん・・・。
[7] ヒズボラ司令官、レバノンで死亡…車で移動中にイスラエルの攻撃受けたか (msn.com)
代償は高くつくことを教えるには、テロリスト指導者全員の殺害、ハマスの初日の急襲で失われたイスラエル人1,200人の100倍である120,000万人くらいが必要だと思う。たぶんそれくらいやるつもりだ、イスラエル。
で、その次の報復にも備える。
今後の課題は効率を上げて民間人への被害を極小化することだが、市民を盾に取るのがイスラム系テロリストの常とう手段なので、どう出るでしょうか、イスラエル。
[8] インド最高裁、集団レイプ事件11人の釈放無効に (msn.com)
先進国への階段を一つ上った可能性が有る。
影響力を増しているイスラム世界への配慮とも取れるが。
[9] イスラエル軍、陸軍・空軍を縮小 ハマス幹部に狙い定める作戦 (msn.com)
市民を盾に取ることで市民に犠牲者を出し、敵のジェノサイドを主張するという方針が正当化されるかどうか、見守りたい。
欧州との付き合い方を判断するうえでの参考になる。
イスラエル軍は戦闘が始まった昨年10月7日以降、ハマスを支援するヒズボラの戦闘員を130人以上殺害しているが、この司令官は最も高位の人物とみられ、ヒズボラの反発は必至だ。
またイスラエル軍は8日、シリア南部でイスラエルに対するロケット弾攻撃を指揮していたハマスの幹部戦闘員も殺害した。【エルサレム三木幸治】
[10] 中国の新興EVメーカー「超急速充電池」を自社開発 吉利系「極氪」が新型車に搭載、電池外販も検討 (msn.com)
LFPでもハイエンドを十分カバーできるでしょう。
まともにつくればLFPのほうがむしろ充電スピードは速いはずなんだが、たぶん導電性付与に不適切な部分が有ったんでしょう。
ここはホントに中国メーカーよく頑張りました。
CATLも三元系に力を入れていたのでひょっとして元々はLFPが不得意だったのかもしれないんだが・・・まともにつくればLFPのほうがむしろ充電スピードは速いはずなんですよ。
リチウムイオン電池用電極材料 (sigmaaldrich.com)
2012年の記事ですわ。
2014年に俺が「LFP捨てんな!」言うたときに、中国は「マテリアル劣化はあんまりないけど電極が緩むんだよ・・・」言うとったから(これ、2015年に公式にも言うてんのよ、中国。)、「日本は凝集粒子うまいことつくっとるわ!」って教えたのね・・・。で、頼まれる論文審査ではLFP/Cの案件が増えたわけ、2015年は。
俺自身は電池の論文なんて一つしか出していないんだけどね。しかも、カザフスタンで「メンドクサ。アホクサ。」って思いながらやったリチウム硫黄電池だけ。
でも審査を頼まれた論文って①LFP/Cと②水系リチウムorナトリウムイオン電池がほとんどなのよ(笑)。
いろんな関わり方が有るってこと。
いろんなケンカの仕方も有るってこと(笑)。
エレクトロニクスやってた時より殺傷能力上がってると思うわ・・・。
ところで、水系電解液では、2015年にリチウムイオン電池で始まったが、濃厚電解液の効果が東京大学の山田から報告されたのも実にタイムリーだった。九州大学はナトリウムイオン電池で水系濃厚電解液を報告した。山田もそっちにシフトした。電解質が大量に要るので却ってコストが上がるということで今はまだ実用化に至っていないが、リチウム資源を定置型に回す余裕が無いほどBEVが増えてくればナトリウムイオンをやるだろうし、定置型ならたぶん水系でやるだろう。
[11] 日系自動車3社、前年割れ=中国販売、EV普及で苦境―23年 (msn.com)
Pure ICVは落ちてもいいの。大事なのはHEV:Electrochemical Impedance Analysis for Li-ion Batteries (2018). トヨタはたいしてシェアを落として無いだろ。しかもHEVは実際にはもっと欲しいと言われている。
BEVでは中国にかなわんだろう。日系メーカーがまともにやりあったら赤字になる。中国でもほとんどは倒産してんだから。残った強者は大丈夫でしょうけど。
重要なのは原油消費量をグローバルに削減すること。日本では原油が支出No.1だし、中国では半導体に抜かれたが原油も支出No.2だ。
[12] 自動車アナリスト「中国の生産能力は世界の需要の75%を満たす。西側のメーカーは夜も眠れなくなる」 (msn.com)
世界のBEV新車販売シェアはやっと10%を超えたとこだ。狼狽えすぎだろ、マイケル・ダン。
これから中国が世界の原油消費量削減に本格的に貢献することになるんだから、喜べ、マイケル・ダン。
その通りだね。しかもお前らが熱狂していた三元系ではない。
もっとも、こうなる前から日本はLFPを車載用に使うための技術を持ってるけどね。
日本はそうでもないって。
[13] 車載電池の2024年展望、米中欧の分断に全固体“前夜”が重なる | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com) 久米 秀尚
あとは会員用ページだから参照は控えるが、①硫化物全固体電池だけが性能向上につながる全固体電池だ;②トヨタはもちろんのこと、ニッサンがやるのも硫化物全固体電池だ;③クアンタムスケープはポリマーだが、たぶん性能が出なくてゲルにするのではないかと思う。つまり全固体ではないし、性能向上にもつながらない -- VWは仰向けにコケる可能性大と思う;④硫化物全固体電池も将来的にはコストダウンは可能かもしれないが、すぐには無理だ -- したがって、当面は中国の黒鉛/電解液/LFPが市場を引っ張る。活物質も電解液を使う従来型とそう大きくは変えられない。負極に関しては俺はハードカーボンのほうが好ましいと何度も書いているが、コストが上がるので今まで回避されてきたものの、中国の輸出規制で再検討されるかもしれない。
[14] ダイヤモンド半導体パワー回路 世界初の開発に成功 佐賀大 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」 (jst.go.jp) 2023.06.09
ウエハがまだ2インチではあるがね。8インチを目指しているところだ。サファイア基板上へのヘテロエピなのでそう遠くない将来にできるでしょう。
ダイヤモンドだから高いと思ってはいけない。ただのカーボンだ(笑)。原料はメタンだ。
2インチ超えダイヤモンドウエハー製造にアダマンド並木が成功 | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com) 2021.09.10
究極のパワーデバイス「ダイヤモンド」、早ければ2030年に普及開始も | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com) 2022.12.15
このほかに300 mmも報告されているが、たぶん放熱用には使えるだろう(笑)。どことは言わん、気の毒すぎて・・・。
硬いから。
たぶん少しずつCO2にして飛ばしながら研磨するんだろう。少しずつやらんと研磨にならんから時間がかかるんだろう。
Damage-free highly efficient plasma-assisted polishing of a 20-mm square large mosaic single crystal diamond substrate | Scientific Reports (nature.com)によると"Various polishing methods that combine mechanical, chemical, and thermal actions have been proposed for highly efficient and damage-free polishing of diamond substrates. Ultraviolet (UV)-irradiated polishing was proposed and applied to a 3 mm × 3 mm × 1 mm CVD diamond. The material removal rate (MRR) of the SCD (Single Crystal Diamond) (100) substrate was promoted by the photoexcitation effect of UV irradiation. As a result, an MRR of 0.5 μm/h, 1.7 times as high as that without UV irradiation, was achieved5. Kubota et al. demonstrated a polishing technique using a chemical reaction with an H2O2 solution. The diamond substrates used as samples were fabricated by high-pressure high-temperature (HPHT) method, and the size was 3 mm × 3 mm × 1.5 mm. The hydroxyl radicals generated by the decomposition of H2O2 were considered to be a factor that improved the MRR of the SCD substrate. An MRR of 216.7 nm/h, 3 times as high as that without feeding of H2O2 solution, was obtained6. Dynamic friction polishing (DFP) using a metal disk was proposed and applied to polish an φ12.7 mm × 4 mm polycrystalline diamond (PCD) specimen. In this method, it is assumed that the non-diamond component, which is converted by the reaction between the diamond surface and the catalytic metal at high temperature caused by friction, is mechanically or chemically removed. A large amount of non-diamond components is detected by Raman spectroscopy on the surface of diamond polished by DFP. Furthermore, the high polishing pressure and high sliding speed tend to cause the diamond substrate to crack7. Plasma-assisted polishing (PAP) was proposed by our research group as a novel technique for efficiently polishing diamond without introducing any damage. When an SCD (100) substrate with an area of 93 mm2 was polished by PAP using an argon plasma containing water vapor and a polishing plate made of quartz glass, a polishing rate of 2.1 μm/h was obtained. When the SCD substrate was polished by PAP using a sapphire polishing plate, a surface roughness of 0.13 nm Sq was obtained. Furthermore, micro-Raman spectroscopy showed that the crystallinity of the SCD surface before and after PAP did not change; therefore, polishing of diamond by PAP was found to be damage-free8. In the present study, we describe the PAP polishing characteristics of 20-mm square mosaic SCD substrate made by the clone method."とある。
ホモエピ(全面ツルツル)も一応ある:産総研、大面積ダイヤモンドウエハー実現可能に:マイクロ波プラズマCVD法で - EE Times Japan (itmedia.co.jp) 2019年03月26日
まあ、特殊な高性能品向けにはなるだろうが。
産総研は今後、インチ級の大面積単結晶半導体ウエハー作製に取り組む。また、大面積のダイヤモンドウエハーを用いたパワーデバイス研究開発も継続して行う予定だ。
[15] コイツが縦型:早稲田大学がダイヤモンド半導体で先行、輝く省エネ性能 | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com) 2023.01.31
早大の開発技術を事業化、「ダイヤモンド半導体」の効果|ニュースイッチ by 日刊工業新聞社 (newswitch.jp) 2022年11月04日
[16] パワー半導体への採用加速…6インチ酸化ガリウム単結晶、ノベルクリスタルテクノが作製成功(ニュースイッチ) - Yahoo!ニュース 2024/1/9(火)
SBD一本ではどうでしょうか?
まあ、α型より素性は良いように思うが・・・。
[17] Ga₂O₃パワー半導体、FLOSFIAが年内量産 中国EVも関心 - 日経モビリティ (nikkei.com) 2024年1月4日
[18] 10年で70万赤字?2022年の蓄電池メリットとデメリット | ピッタリ住設 (pi-ta.com)
かなり赤字幅は縮小されたね。
不定期に電力を垂れ流されては停電を引き起こしかねないので蓄電池は必ず設置してください。
そもそも、そんなもん。
【FIT制度による買取価格の推移】
甘すぎるから蓄電池の設置が増えん。
北海道電力では「買取プラン」があり、卒FIT後の買取価格を8円としています。
東北電力では「ツナガルでんき」があり、卒FIT後の買取価格を9円としています。
東京電力エナジーパートナーでは「再エネ買取標準プラン」があり、卒FIT後の買取価格を8.5円としています。
北陸電力では「かんたん固定単価プラン」があり、卒FIT後の買取価格を8円としています。
中部電力ミライズでは「新たなデンキ買い取りサービス」があり、卒FIT後の買取価格を8円としています。
関西電力では「太陽光発電の余剰電力買取」があり、卒FIT後の買取価格を8円としています。
中国電力では「ぐっとずっと。グリーンフィット(買取プラン)」があり、卒FIT後の買取価格を7.15円としています。
四国電力では「買取プラン」があり、卒FIT後の買取価格を7円としています。
九州電力では「買取プラン」があり、卒FIT後の買取価格を7円としています。
沖縄電力で継続して売電を継続する場合は、卒FIT後の買取価格は7.7円です。
これでも甘すぎなのだ。
まあ、もう少しいい値段で買いとってくれる業者も有る。
[19] Microsoftがバッテリー内のリチウムの約70%を置き換えられる材料をわずか数日で発見、Azure Quantum Elementsを使ったシミュレーションとAIモデルで実行 (msn.com)
現在は電解液よりもイオン伝導度の高い硫化物固体電解質を使った全固体電池をつくろうとしている段階なんですけど・・・。
おまけ
[1] 韓国、犬肉食を禁止へ=国会で特別法案可決 (msn.com)
[2] 韓国、犬肉食の歴史に幕 「犬食用禁止法」国会通過 市民の意識変化 (msn.com)
俺も聞いたことは有るが、貧しくて牛や豚を食えない時代の食文化ってところも有るそうだ。牛や豚を食ったら犬を食う気は無くなるとも・・・。
200万匹、国が買い取って保護するのかね・・・。殺処分じゃ意味無いと思うんだが・・・。
まあ、みものだわ・・・。
動物愛護の流れを背景に韓国国内で反対の声が大きくなり、飲食店の多くも表だって犬肉を提供していることをうたわなくなったが、聯合ニュースによると、全国で約1600カ所あるという。
「韓国固有の文化」との意見も根強くあるほか、法律で禁止することへの反対意見も出たが、2022年5月に尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領政権が発足して以降、急速に犬食を禁止する議論が進んだ。
by T. H.
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[1] Materials/Electronics
[2] Electrochemistry/Transportation/Statioヘジンy Energy Storage
Electrochemical Impedance Analysis for Li-ion Batteries (2018).
Progresses on Sulfide-Based All Solid-State Li-ion Batteries (2023).
Electrochemical Impedance Analysis for Li-ion Batteries 2 (2023).
[3] Power Generation/Consumption
Electric-Power Generation, Power Consumption, and Thermal Control (2020).
Electric-Power Generation, Power Consumption, and Thermal Control 2 (2023).
[4] Life
[5] Life Ver. 2
[6] 経済/民主主義
Published Articles' List (2004-2005, 2008-2011, 2015)
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