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ピアニストを笑え!

小人閑居して不善をなすとは中国の故事のことばであるが、54歳を目前に控えたゴールデンウィーク前半は小人のワタシは閑居してしまい、天候の悪い日には得意のオープンエアスタジオも閉店で、さて不善でもなすかと思いきや、ほぼ35年ぶりぐらいに山下洋輔さんの著書を読み返したりしてみた。

高校生のころハマった山下さんの著書群はあのころは田舎の少年が憧れのミュージシャン生活を垣間見てるようでワクワクしながら貪り読んだ記憶がある。

特に好きだったのはタビの紀行文。淡々と表現される、移動、食事、演奏、ミュージシャン仲間との交流、昔も好きだったが今読んでも、今だからこそ静かにアツく伝わるものがある…人が思う程われわれの生活はドラマチックではない(笑)のがまた共感がもてるのだ!が、まてよ、この文章、1974年に書いたヤツだ!山下さん30代前半…。

別の著者での佐藤允彦さんとの対談での自らの音楽に対するお二人の考察力も然り…。

やはり社会全体に影響を与えることが出来る人は、若い頃から音楽以外にも優れた洞察力、観察力、表現力、を持っているものだと感激。そして未だに何にもできない自分にガッカリしたり…。

と、真面目に自らの事も含めていろんなこと考えてしまった…何故だろう?

ひとは、人生の終わりに過去を省みたりするというが…オレはもうすぐ死ぬのか…?

そうか、昨日と今日、酒を抜いたからだ!ということに気がついたオレは、300グラムのステーキ3枚を1ガロンのコーヒーで胃に流し込み…いけない、山下さんの文章をパクってしまった…。


5月2日は赤坂Bflat 山田穣バンド
5月4日は吉祥寺SOMETIME TOKYO GROOVIN'HIGH!

よろしくお願いします。

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ミュージシャンとして50歳を越えた今、コルトレーンより長生きし、ビル・エバンスやトニー・ウイリアムスより長生きしてしまいそうな昨今です。私なりの情報を発信したく思います。ありがとうございます!