粗利が大事

粗利が高いビジネスを考えるというのが鉄則です。
粗利が低いとたくさん売らないと手元にお金が残らないし大変です。

粗利というのは、商品の売上からその原価を引いた部分になります。
100円の商品を150円で売ったら、利益が50円となる、この50円の部分です。

粗利で経費をまかなって、それで手元に残りがでたら利益になります。
粗利益率が違うと、損益分岐点が変わってくるので、粗利くらいはしっかりと把握しておきたいところです。
例えば、経費が1000万円かかる会社の場合、
粗利が50%の会社だと、
1000÷50%=2000 が損益分岐点売上になります。

粗利が25%の会社だと、
1000÷25%=4000 が損益分岐点売上になります。

粗利を1%改善するだけでも、
1000÷26%=3846 と損益分岐点売上は150万円も下がります。

粗利が高ければ、その分経費を回収するために必要な売上高が下がるので、負けにくい体質になりますし、手元にお金が残りやすく、次の投資も積極的にできます。

安くてもいいからとにかく売ろうというのは、とにかくまずいです。
売上高が大きくないと利益が出ないし、売上確保のために忙しくなる。
結果として、貧乏暇なし街道一直線になりますので、気をつけてください。

忙しいという方に限って、粗利を意識せず、とにかく量を追う傾向にあったりしますので、バランスをとるように、しっかりと粗利を管理して下さい。

例えば、
モスバーガーは粗利率約50%
マクドナルドは粗利率約20%
と商品を売った時の利益が30%も違います。

高付加価値か薄利多売かというビジネスモデルの違いにも表れていますが、中小企業や起業したばかりの会社がとる道は、どちらがいいか考えてみてください。

商品がコモディティ化している状況において、薄利多売の戦略をとるのはかなり難しいです。
多くの人を集めるためには、広告など投資が多くなりますし、多く売れなかった時にはすぐに大きな損失がでます。

粗利率をしっかり確保できる商品、サービスを提供するということを頭に入れておきましょう。

粗利率が低い場合には、
自動化、仕組み化できて、コストがかからなくなる。初期投資や先行投資があまりかからないというところから試していくといいと思います。

スタートはまず負けない。
というところから考えてみるといいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?