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Stanford大学 臨床実習 留学体験記

こんにちは。やっと国試が終わったので、昨年2023年5月に行ってきた海外臨床実習について書こうと思います。

私は6年生の5月に大学の臨床実習自由選択期間2ヶ月をフル活用して、米国で臨床実習を行いました。内訳はスタンフォード大学病院で2週間、ジョンズホプキンス大学で6週間です。今回はスタンフォードでの体験を簡単に書きます。

ゴールデンウィーク直後からの実習だったので、早めに渡米し、ロサンゼルスを観光してからスタンフォードに向かいました。エンゼルス時代の大谷選手を見ることができましたし、ハリウッドやディズニーなども巡り大いに楽しみました。

さて、本題の実習ですが、移植外科を回ったので手術以外は待機でかなり時間がありました。手術はオペ室が空いている夜中に入ることが多いので、日中はキャンパスで勉強したり、ヨセミテ国立公園やサンフランシスコを観光しました。キャンパス内は広大で、伸び伸びと好きなところで勉強できました。

事前準備は事務的なものが多く、渡米の際のESTA登録、ワクチン関連の証明書、在籍証明書などの用意をしました。カリフォルニアは日差しが尋常でなく強力なので、日焼け止めや帽子などの対策も大事です。何もしないと丸焦げになるので注意が必要です。

現地で一番困ったのは、実習が始まるまでにVisiting observerとして正式に登録されるまで、かなり時間がかかったことです。スタンフォードのオフィスとのやり取りで想像以上に足止めを喰らいました。必要な書類、それらの書類に必要なサインなどが足りないなど、提出するたびにダメ出しをされました。
スタンフォードのVisiting observerのホームページに必要書類、必要な署名(オペ室ナース、診療科責任者など)が記載されているので、事前にチェックして実習担当の医師に相談しておくのが良いでしょう。私も最終的に実習担当の医師に助けてもらいました。
Visiting observerとして登録されないと、病院内には入れませんし、図書館も入れません。最も重要なアイテムです!

交通に関してですが、広大なキャンパスの敷地には無料シャトルバスが走っています。(http://supublic.etaspot.net/)アプリを入れると時刻表や停留所、リアルタイムのバスの場所が見れるのでとても便利です。
バス以外にはレンタサイクルもあります。私は使いませんでした。(https://www.campusbikeshop.com/articles/rental-rates-and-reservations-pg275.htm

観光に行く際は、Uberをメインに使いました。Yosemite国立公園に行く際は、 Hurtzレンタカーで車を借りました。カリフォルニア州は日本の運転免許証とパスポートがあれば国際免許なしでも車をレンタルできました。
カーシェアもあるにはありますが、車の手入れがされていなかったり車が汚れていたりと当たり外れが激しいので、レンタカーの方がおすすめです。

それ以外は、日本人の先生や現地の医学生と交流をしました。日本人の医師は結構いらっしゃって、お話を聞くだけでも刺激をいただきました。腹部移植外科、麻酔科、循環器内科、救急科などに属す臨床医から研究室を持つドクターまで幅広くお会い出来ました。

スタンフォードには2週間しかいなかったので書ける文量は多くないですが、とても楽しく充実した2週間だったことは確かです。シリコンバレーの近くで新進気鋭の風土を肌で感じることができたのは大きな収穫でした。

次はジョンズホプキンスでの実習について書こうと思います。こちらはかなり詳しく書こうと思うので、お楽しみに。



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