(11/25)24年度龍谷大学公募推薦文学史最速解説

みなさん試験お疲れ様でした。手ごたえはいかがだったでしょうか。
文学史の問題に関しては擬古物語についての出題でしたね。
擬古物語に関しては、ちょうど直前に挙げた「龍谷大学公募推薦対策!10年分の文学史ポイント解説⑩」(https://note.com/toru1002/n/n2394cb569cac)で、『松浦宮物語』も『住吉物語』も触れていたので、この記事まで追っていただいた方々はきちんと正解にたどり着けたのではないかと思います。
以下、上の記事でかいた擬古物語の説明と、その知識にたどりつけなかった場合の「考え方」を解説します。
考え方は明日の試験でも活用できるものだと思いますので、少しでも参考になれば幸いです。

問題

『松浦宮物語』と同じジャンルの作品として最も適当なものを一つ選びなさい。
①『住吉物語』  ②『保元物語』 ③『伊勢物語』 ④『栄花物語』

解説

〈難易度〉
2/5

〈ここだけチェック!〉
擬古物語は鎌倉時代から近世初頭に成立した、平安時代の王朝貴族を主人公にする物語のこと。したがって③。『松浦宮物語』(97センター試験)、『住吉物語』(12センター試験)、『松陰中納言物語』(13センター試験)、『小夜衣』(20センター試験)、『石清水物語』(23共通テスト)などが含まれる。

〈解説〉
上の知識より正解は①。もしこの知識を忘れていた場合は、③『伊勢物語』は三大歌物語の一つ、④『栄花物語』は歴史物語で四鏡と合わせてこれだけ覚えておけばいいので選択肢から除外、②『保元物語』が軍記でリード文より今作品が合戦について記したものではないとわかるため消去法で①にたどり着くというパターンになったのではないでしょうか。

おわりに

因みに、「龍谷大学公募推薦対策!10年分の文学史ポイント解説」の①~⑩までの記事で30の文学史の問題の考え方及び100作品以上の文学史について触れています。
明日の試験が不安な方は、ぜひ読み返してみて下さい。

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