オンライン講習会 構造文章「鉄骨構造」

オンライン講習会に参加しました。

例年、4〜5問(複合問題含む)
鉄骨造の特性を知る。
長期-短期の関係:1.5倍
 ただし、せん断は少し厳しめ。
 分母に√3がつく。
 地盤、コンは2倍。
 溶接
 完全溶け込み:母材と同じ
 隅肉溶接:せん断以外も√3がつく
SS材→SM材(溶接しやすい)
→建築は降伏後が重要。
 塑性変形した方が良い。
→降伏点と引張り強さの差が大きい方が良い。
⇒SN材
 降伏点の上限値も決まっている。
 SNのA種はほぼSS材と同じ。 
 (なので上限値が決まっていない)

降伏比
 降伏点/引張強さ<1
 1を超えない。
 引張強さと降伏点の差が大きい方が良い。
 →降伏比が小さい。
 →塑性変形性能は大きい。

許容応力度
 板厚40mm以下:一般の材料 
 基準強度=短期許容応力度
  短期と長期は1.5倍の関係

鋼材性質
 通しダイヤフラム
 柱-ダイヤフラム-柱
 柱と柱を切断して、ダイヤフラムを入れて、
 溶接
 →ダイヤフラムに引張力が生じる→C種

ボルト接合
 ボルト孔:普通ボルト(中ボルト)のこと
 ボルトの孔径:ボルトの径より1mm
 ボルト径20mm以上:1.5mmまで大きくOK
 高力ボルト
  高力ボルト径より2mmまでOK
  27mm以上は3mmまでOK
 支圧力
  板から引っ張られてボルトに板がめり込む
  (ボルト穴が楕円になる)
 高力ボルトは支圧力ではなく
 板と板の摩擦力。
 許容せん断応力度
  長期 一面0.3    二面0.6
  短期 一面0.45  二面0.9
 すべり係数:0.45(溶融亜鉛メッキ0.4)
  許容せん断応力度とすべり係数の
  違いに注意

引張強さ
 F10T:引張強さが1000〜1200N/mm2

溶接
 隅肉部分
  鉄板と鉄板で溶接されていない部分がある
 完全
  全て溶接されている。
  ⇒引張力の計算が出来る。
 エンドタブ:切断しなくて良い
  ・終局状態において塑性ヒンジを
   形成しない梁端接合部
  ・梁材が400N/mm2級鋼の接合部
  ・柱材にH形断面柱が
   用いられている接合部  
  上記、全てに該当する場合は切断した方が
  良い。

たわみ
 梁:応力の他にたわみの検討も必要。 
 (RCに比べ、スパンを飛ばすので、
  たわみやすいので検討は重要。)
 応力度(部材の壊れる力)
  強軸:横座屈しやすい→横補剛材
  弱軸:ウェブの局部座屈→スチフナー入れる
 δ=⚪︎PL3/EI
  Eは一定、同一断面→Iは一定
 →材種を変えても弾性変形は変わらない

座屈
 横座屈:圧縮側のフランジが面外に
 はらみ出して座屈する現象

横補剛
 圧縮材に作用する圧縮力の2%以上の
 集中力が加わるものとして設計
 「梁全長に渡って均等間隔に配力する」と
 「主として梁端部に近い部分を
  横補剛する方法」の2種類ある。
 スチフナ
  ウェブのせん断座屈に対する耐力を
  高める効果

筋かい
 筋かい端部が壊れない接合
 →筋かい端部を大きくする。
 山形鋼:断面を無効とする部分あり。
 圧縮材の筋かい
  座屈耐力を考慮して設計する。
 X形筋かいでも引張側ブレス(1本のみ)で
 計算するのが構造設計的には1番良い。
 圧縮側は座屈するまでは計算に入れても良い
 →座屈耐力を考慮して…

柱脚
 露出柱脚
  5つの仕様規定(告示)を覚える。
  →23161〜24163
 圧縮軸力
  ・ベースプレートとコンクリートの摩擦力
  ・アンカーボルトのせん断力
  →どちらかに大きい方。
  →横力が生じた時に引張力が生じて摩擦力
   が小さくなる時がある。
  (他のものは足し算 柱脚は例外)

トラス材の座屈長さ
 構面内座屈
  横から見た 節点間
 構面外座屈
  上から見た 横補剛材間隔

多パス溶接
 パス間温度は規定値より低くなるよう管理
 パス間温度と予熱は別問題
   

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