積立投資について

①積立投資とは?

・お金にもお金を増やすことを手伝ってもらうこと

積立投資の利点
①少額から始められる
②タイミングの分散ができる
③自動的に投資を続けられる

・利回りが大事
※金利ーお金を預けたり、借りたりするときに発生する、あらかじめ設定された利率のこと
利回りー運用で得られた利益の合計を投資元本(投資したお金)で割ったもの

・福利のパワー
「複利」は、運用によって得られたことを再び投資に回すこと。運用後半になると複利のパワーが大きくなる

②投資信託とは?

投資信託にかかる手数料
購入時手数料(買うときにかかる手数料)
ノーロードと呼ばれるところがおすすめ
運用管理費用(投資信託を持っている間にかかる費用)
毎日かかる手数料なので、運用期間が長くなればその分大きな影響があるため、特に注意して安いものを選ぶ
③信託財産留保額(投資信託を売るときにかかる手数料)
「投資信託を解約する時にかかる手数料」。やむを得ないコスト。

・「分配金」は、値上がり益(投資で得られた利益)からそのまま引かれてしまうため、複利のパワーが薄くなってしまう。そのため、分配金がないものを選ぶべきである

投資信託の中身
株式
企業にお金を出資する代わりに、企業の一部を保有すること。会社の好不調に影響を受けやすいため、「ハイリスク・ハイリターン」である。
②債券
債券の発行者に対してお金を貸してあげる。見返りとして「利子(クーポン)」がもらえ、満期が来たら元本を返してもらう。
信用力がない債券ほど、皆お金を貸したがらないので金利が高くなる。
銀行預金と似ているが、満期が来る前に債券を発行した国や会社がつぶれてしまったときには、元本割れする。

「新興国株式」は株式の中でもリスクは高くなるが、高いリターンにも期待できる

投資信託説明書を読むときのポイント
単位型・追加型
単位型は募集期間が限られている投信のため、積み立てには向かない。そのため、追加購入できる「追加型」のファンドを選ぶ

為替ヘッジは「なし」にして、円安になったときに利益が出るようにする(「あり」にすると、外国の資産なのに円で保有することになり、通貨の分散投資ができなくなってしまう)

運用実績について
①基準価格、純資産の推移
お金が入り続けているファンドは運営しやすいため、純資産額が上がり続けているものを選ぶ
②分配金の推移
分配金は運用利益の一部なので、受け取らないコースを選ぶべき

③投資信託の種類について

①初級:全てお任せバランスファンド
株式や債券などいくつかの投資対象に、あらかじめ決められた割合で資産配分がなされているファンド。細かく考える必要がないため、楽な投資方法。

②中級:自分で組み合わせるインデックスファンド
インデックスファンド(平均点の運用成績を目指すファンド)を複数選んで、自らの目標とする資産配分に近づけるように組み合わせる。


③上級:ETFを使ったリレー投資
中級+運用超すつを下げるためにETFを使って運用したり、高いリターンを目指すためにアクティブファンドを使って運用したりする。
知識も手間もかかるため、全員が目指す必要はない

〇バランスファンドについて
・資産配分のバランスが取れているファンド
メリット
あらかじめ資産配分が決められており、自動的にリバランス(配分に偏りが出た場合に、大きくなった配分を売り、小さくなったものを買い入れてバランスを整える)される
デメリット
運用管理費用がやや高くなる傾向がある、理想とする配分のファンドが存在しないこともある

どれを選べば自分の理想に近い運用をしてくれるかという視点を持ってファンドを選ぶべき。また、選んだファンドをコツコツと毎月積み立てること、継続することはもっと大切。

〇インデックスファンドについて
バランスファンドは、インデックスファンドをいくつか組み合わせて構成される。そのインデックスファンドを自分で組み合わせるのが狙い。
リバランスを自分で行う必要があるため、資産の管理を面倒に思わずにやれる方に向いている

・20~30代の方は、積立期間が長く、給料も入るため、債権を少なくして株式を多くするような「攻めの運用」ができる。
リタイヤを意識する50~60代の方は、債権の比率を多くして資産を減らすリスクを少なくする「守りの運用」が必要。

④積立投資の流れ

積立投資の流れ
目標設定

資産配分を決める

積み立てるファンドを決める(投資家ブロガーや投信企業のHP)

購入窓口を決める(先に積み立てるファンドを決めて、後から窓口を選ぶといい。買いたいファンドを買えない、または手数料的にも不利な条件で買わざるを得ないかもしれないため)

ファンドの注文を出す

運用状況の確認をする(リバランス)

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