2023年巨人ドラフト予想


昨季5年ぶりにBクラスの4位となった巨人が今季も同じく4位と球団初の 2年続けてBクラスとなった。原監督が任期1年を残し、退任し、阿部新監督が誕生。今季4位となった理由と新体制を迎える来季、及び今後への課題を考えながら2023年ドラフト指名予想をしていく。

チーム順位 4位
打率 1位 .252
得点 3位 523
本塁打1位 164
防御率5位 3.39
失点 4位 507
四球数5位 401
失策 1位 54

昨年打率.242の6位から1位の.252になった。1分も向上し、打てるようになった。

昨年20本塁打以上が5人いたが、ポランコを放出、ウォーカーが不調となり、20本以上は坂本と岡本の2人のみとなった。しかし、164本と昨年より1本上乗せし、リーグトップ。
丸は不調になりながら18本、大城過去最高の16本、中田は怪我しがちだが15本、新外国人のブリンソンは11本、今年大ブレークした秋広10本と本塁打を量産。
特に岡本はWBCから好調を維持し、欠点であった好不調の波を少なくし、41本でホームラン王に輝いた。

坂本が怪我で離脱中に門脇、中山が台頭し、開幕からフルで一軍帯同ができたのは収穫。
特にドラフト4位ルーキー門脇がサードを守り、岡本をファーストに回したこと、坂本の復帰後は門脇がショート、坂本サードにしたことは今年のハイライトだった。
来年の新体制ではサード坂本、ショート門脇は固まったに違いない。勤続疲労が見えてきた坂本にとってサードで守備負担を軽くし、打撃に注力できることは大きなプラスに働くはずだ。

またドラフト1位ルーキー浅野、2年目岡田、現役ドラフトで加入のオコエが出場機会を得たこと、第二捕手の岸田がスタメン出場が増えたことは来年に向けたいい材料となった。

一昨年は12球団最少だった失策数が昨年倍増したが、今年はリーグ1位になったことは大きな改善点。

投手陣の防御率、与四球数は昨年から良化したが、リーグ下位の成績。
戸郷に加え、山﨑が初の二桁勝利を挙げ、ローテーションを支えた。
エースの菅野は期待に応えられたとは言い難い。
グリフィン、メンデスの新外国人は先発として役割を果たしたが、開幕投手のビーディは先発での勝利がなく、シーズン途中に中継ぎへ配置転換された。
横川は前半戦、赤星は後半戦に活躍したが、先発投手のやり繰りは難しかった。

リリーフでは大勢が故障離脱し、中川が抑えを務めたが、中川に繋ぐまでに苦労したケースが多かった。
高梨がチーム最多の55登板と奮闘した。
2年目の菊地(50登板)、ドラフト3位ルーキー田中(30登板)、同じく5位船迫(36登板)ら若いリリーフが台頭した。
新外国人のロペスが誤算で、途中にバルドナード、トレードで鈴木を加入させ、層を厚くしたが、大きな改善には繋がらなかった。

ただ、若い投手が出始め、2軍にも多く好素材が成長しているので、来年以降に期待したい。

課題点としては
昨年に続き、現有戦力を突き上げられ、世代交代を迫ることができる若手野手不足が挙げられる。
また、外国人に頼っている先発投手陣と力不足の救援陣の層の薄さを補う必要がある。

今年のドラフト候補には投手に豊富な逸材が揃っている。
即戦力投手と近未来の投手陣の中心になれる投手を指名したい。

指名予想は次の通り

大学即戦力投手が充実しているが、大阪桐蔭の前田を指名したい。
勿論、大学の即戦力投手は来年すぐ活躍できる選手が多い。
しかし、来年でなく将来的に1番活躍できるのは前田だ。
1年生から主軸で投げてきた経験、ボールのキレと緩急を駆使する投球術は今ドラフトでも随一。
何よりU-18代表で負けられない試合の韓国、アメリカ、決勝の台湾戦に全て勝利に導いたメンタリティはプレッシャーの多い巨人が求めているもの。
関西地区担当のスカウトが現地に行って見ていたので、指名の可能性は高い。
近未来の投手陣を戸郷と山﨑と共に担ってくれるはずだ。

前田一本釣りの可能性があるが、外れ一位としては大学即戦力投手から選択するはず。
先発左腕が足りない為、細野(東洋大)、武内(國學院大)は人気が高い為、外れには古謝(桐蔭横浜大)を指名したい。もしくは、右で下村(青学大)や西舘(中央大)もある。

ドラフト2位では岡本の将来メジャー挑戦を見据えて、打力のある野手を狙いたい。広瀬(慶應大)、明瀬(鹿児島城西)、真鍋(広陵)、武田(山形中央)、横山(上田西)か。

ドラフト3位では即戦力投手を指名したい。
高(大商大)、村田、石原(明治大)、滝田(星槎道都大)、真野(同志社大)、森田(Honda鈴鹿)、松本(トヨタ自動車)

ドラフト4位では山瀬と競わせられる捕手を指名したい。
堀(報徳学園)、鈴木叶(常葉大菊川)、有馬(関西大)、萩原(流通経済大)

ドラフト5位では将来性豊かな投手を選びたい。
杉山(横浜)、坂井(滝川二)、早坂(幕張総合)、日當(東海大菅生)が取れれば更に若手投手陣は面白い。

指名人数は支配下5〜6名、育成は7〜8名予定となっている。投手を中心に指名してくると思われる。
FA補強に頼らないチーム作りをしてチーム再建を目指してもらいたい。

ドラフト予想
1位前田
外れ古謝、下村
2位広瀬
3位真野
4位堀
5位日當

以上

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