2021年巨人最終ドラフト予想

2021年巨人指名予想

リーグ2連覇中の巨人が3位と優勝からは遠ざかる。その理由と今後への課題を考えながら2021年ドラフト指名予想をしていく。

チーム順位　3位
打率　5位　.244
得点　3位　512
本塁打1位　158
防御率4位　3.60
四球数6位　442
失策　1位　43
(10月9日時点)

岡本の本塁打と打点のリーグ二冠王としてチームを引っ張っているが、坂本は序盤に骨折し離脱、丸もコロナの後遺症からか不調が続いた。頼みの綱の新助っ人外国人のスモーク、テームズ、ハイネマンは早々に帰国となり、全くチームに貢献できなかった。
その中でウィーラーは得点圏打率1位と勝負強さを見せた。
松原と吉川の成長、亀井、中島、ウィーラーのベテラン勢の支えがあったことで、主軸の坂本、丸をカバーした。
梶谷のFA加入、中田のトレードで打線に厚みが増したかと思ったが、怪我と不調でチームの力になれなかった。
結果的に岡本頼みになっていたことで、打線のつながりがなく、打率がリーグ5位と低迷した。

そして、今年は投手陣の防御率リーグ4位で、四球数もリーグワーストとピリッとしなかった。
エース菅野の不調、サンチェスとメルセデスの故障、山口復帰も2勝止まりとエース級がフル回転とはいかなかったことが厳しいチーム状況を反映している。

若い戸郷とリーグ最多11勝の高橋がなんとかチームを支えたのは収穫。

救援陣は勤続疲労から不調が相次ぎ、余裕がなかった。その中でビエイラが成長し、外国人新記録の32試合連続無失点と結果を出し、守護神になった。
畠も後半からいいリリーフと成長し、目処が立った。

先発が長く投げれるエース級がいない、且つ早く継投する監督の采配もあって、救援陣に負担がかかり、勝ってる試合も救援陣が粘らず引き分け、及び負けが多い。

課題点としては
第一にも第二にも投手陣を補強したい。
昨年平内、山﨑、伊藤、山本を、一昨年は堀田とドラフトでは上位でも下位でも投手を指名したが、プロの壁や怪我でチームに貢献できていないことが、今年の順位にいる理由の１つでもある。

今年飛躍を期待された直江、横川も初勝利を勝ち取ることができなかった。

更に今年のオフでは菅野のメジャー挑戦の可能性を鑑み、エース候補を是が非でも獲得したい。

野手陣の課題は次世代の柱となれる選手を積極的に獲得したい。
岡本の脇を固める次世代野手の層は薄い。

高卒ルーキードラフト5位秋広はオープン戦では結果を残したが、開幕は迎えられなかった。リーグ終盤では一軍で1打席の機会を得られた為、今後に期待。
秋広は2軍で8本塁打を打つなど、順調すぎるルーキーイヤーを過ごした。
そしてドラフト3位の中山も前半は骨折したが、復帰後2軍で3割を打つ活躍し、能力を示した。
そして2、3軍を交互に移動するが、3年目山下も控えているので、左バッターは粒揃いだが右バッターは湯浅、菊田、増田陸と質が足りない。

指名予想は次の通り
大塚球団副代表は10月5日に1位と2位は投手でいきたいと明言した。
ドラフト1位は
高校BIG3の小園(市和歌山)、森木(高知)、風間(ノースアジア大明桜)か即戦力左腕の隅田(西日本工業大)、社会人No. 1投手の右腕、廣畑(三菱自動車倉敷オーシャンズ)が候補になる。

菅野の次世代エースということで、高卒3人の中から選ぶと思うが、2年前奥川を指名したように高卒ながら完成度が高い点で似ているタイプの小園に入札するはずだ。

外れた場合は右腕であれば廣畑か達(天理高)、左腕は森(三菱重工west)、山田(JR東日本)、佐藤(筑波大)、山下(法政大)が有力。

ドラフト2位でも投手。候補と挙がるのが赤星(日本大)、三浦(法政大)、鈴木(創価大)、椋木(東北福祉大)、北山(京都産業大)、黒原(関学大)だ。

ドラフト3位では
右の強打者を取りたいところだが、吉野(昌平高)、有薗(千葉学芸高)、正木(慶応大)、ブライト健太(上武大)は他球団に指名されている可能性が大きい為、小園のバッテリーの松川(市和歌山)、右ではないが左の前川のようなポテンシャル高い長距離砲を獲得する思う。

ドラフト4位には将来性豊かな投手を指名したい。候補は深沢(専大松戸)、市川(関東第一)、花田(広島新庄)、竹山(享栄)、黒田(八戸工大一高)、京本(明豊)、左腕では秋山(二松学舎大附)、羽田(八王子)、松浦(大阪桐蔭)、石田(東海大相模)だ。

ドラフト5位、6位には再び長距離砲になれそうな素材を狙いたい。
池田(大阪桐蔭)、前田(三島南)、渡邉(高野山高)、中山(白鷗大)、鵜飼(駒澤大)、大友(帝京大)が獲得できるとよい。

その他にも育成で10名程度獲得する予定のようなので、競争を促せる素材を多く集めるだろう。

明日のドラフトが楽しみだ。

以上