掘り掘り

天理教の話。苦手な人はスルー

154 神が連れて帰るのや

 教祖の仰せに、
 「巡査の来るのは、神が連れて帰るのや。警察へ行くのも、神が連れて行くのや。」

 「この所に喧しく止めに来るのは、結構なる宝を土中に埋めてあるのを、掘り出しに来るようなものである。」

「巡査が止めに来るのやない。神が連れて帰るのである。」
と。

巡査も真面目に親の話を聞きにくる我が子で、別の所にて仔細に何度も、書記してまで聞く。
熱心。信心した巡査もいる。

教祖にとってはわからぬ子の所に泊まり、言って行って示すいい機会だったのかもしれない。

ところで、私は山野の薬草を見つけるのを趣味とする。
物によっては根のひげを損なわず掘り出すのに苦労する。
土地の持ち主に許可を得る。(採れる場合)
周りの硬かったり粘性の高い土を崩し、土ごと採る。水に浸して解けるのを待つ。土を山に返す。
ざっくり掘る時は荒い事をするし、養分を抱え込んでいるからすすぐと根を切ってしまう。生育する貴重な土壌を損傷してもいけないから、必ず全部は取らず分けてもらう。できるだけ元通りに復元する。
掘る方も気を使う。。

手にしただけで植物のエネルギーが伝わるようで、傷病に効く分を自分が横取りしないよう陰干ししたり、保存出来るよう工夫する。

官憲の取り調べも、このような昔の薬草師が持っていた業と類似していたのかもしれないと思うのだ。

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